HEIWA DREAM.1 ライト級グランプリ2008 開幕戦
第5試合 ライト級(70kg以下)トーナメント1回戦
1R10分、2R5分
判定3-0
試合前
五輪金メダリストの格闘エリート・永田克彦がロシアの強豪を迎え撃つ。プロデビュー以降、その潜在能力を絶賛されながら大きな結果が残せていない永田は「崖っぷちの闘いになる」と悲壮な決意。自信をつけているという打撃戦も辞さないという。対するウマハノフはCAGE FORCEライト級トーナメント優勝などの実績を持ち、日本デビュー以来、豪快な投げとパウンドで見る者を震撼させてきた。レスリングvsサンボの“他流試合”としても注目の一戦だ。
試合結果詳細
兄・裕志をセコンドにつけた永田は、ゴングが鳴ると左右にステップしつつパンチの牽制。ウマハノフは強烈なローキックを放つ。互いに間合いをはかりあう展開の中、ウマハノフがカウンターで右アッパーをヒット。だが永田はタイミングよくタックルを決め、テイクダウンに成功。パウンドを連打する永田に対し、ウマハノフは状態を左右に動かしてディフェンス。腕十字を狙いつつ、足で突き放す。立ち上がった永田に、一瞬の隙を突いてウマハノフがタックル成功。だが永田は立ち上がるとそのまま押し倒し、パウンドを見舞う。
2R、ハイキックから片足タックルを仕掛けたウマハノフだが、永田はこれをこらえ、逆に上になる。足でディフェンスするウマハノフだが、永田は隙をうかがいながらパウンド。さらにサイドポジションを奪う。さらにガブッた体勢からヒザを放つ永田。スタンドからパンチを放ち、今度はウマハノフがテイクダウン。ハーフからパンチを打っていくが、永田はしっかりと組み付いてまたも上に。最後の力を振り絞ってパウンドを打つと、場内の一部からは永田コールも。勝負は判定に持ち込まれ、ジャッジ三者とも永田を支持。難敵相手に勝利を飾った永田は、兄とともに敬礼ポーズ!