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第7試合 ミドル級(84kg以下)トーナメント2回戦


OLYMPIA DREAM.4 ミドル級グランプリ2008 2ndROUND

第7試合 ミドル級(84kg以下)トーナメント2回戦

1R10分、2R5分

VS2R 5:00
判定 3-0

試合前

笹原EPが「アルバレスvsハンセンのような、スタンディング・オベーションが起こる試合を」と語ったカード。それがホナウド・ジャカレイvsジェイソン“メイヘム”ミラー戦だ。芸術的なグラウンド・テクニックを誇る柔術世界王者ジャカレイに対し、メイヘムも極めの強さで知られる選手。今大会ベストバウトの期待がかかる一戦は、両者のパフォーマンスにも注目だ。

メイヘムは前回同様ダンサーを引き連れ、なぜか札束をバラ巻きながら登場。ジャカレイはもちろん“ワニ”パフォーマンス。

試合結果詳細

1R、ジャカレイが左右ストレートのラッシュ。もつれ合いながら組み合うと、ジャカレイがテイクダウンに成功する。パスガードにも成功したジャカレイはマウントを奪取するも、その瞬間にメイヘムが体勢を入れ替えて上に。メイヘムはヒールホールドを仕掛けられても笑顔で“グー!”のポーズを見せる。スタンドでは左右のパンチをヒットさせるメイヘム。

スタンドから再度テイクダウンしたのはジャカレイ。またも体勢を入れ替えるメイヘムに三角を仕掛けるなど、スリリングな展開が続く。

さらにジャカレイは足関節技から上になり、メイヘムの動きに合わせてバック、そしてチョークへ。これを脱出されるも、今度はマウントからパンチ、さらにバックをキープしてパンチを連打していく。大ピンチに陥ったメイヘムだが、スルリと抜け出すとハーフマウントに。脱出しようとするジャカレイにパンチを見舞い、ヒザ蹴りからフロントチョークも仕掛ける。ノンストップの攻防に、場内は大拍手。

2R、メイヘムはパンチからヒザ。ジャカレイもパンチを返し、差し合いに持ち込む。ブレイク後、ジャカレイのタックルから逃れようとしたメイヘムは思わず場外へ。しつこくタックルを狙うジャカレイだが、またもブレイク。パンチの攻防ではメイヘムが上回る。メイヘムはロー、ハイキックも効果的。残り1分あまりのところで、ジャカレイがついにテイクダウン成功。パンチ、ヒザを見せる。さらにマウントも奪ったジャカレイは、そこからバック→チョーク狙い。脱出したメイヘムが上になったところで、試合終了のゴングが鳴った。

ジャッジの採点は3-0。苦しみながらも寝技師の実力を見せたジャカレイが、恒例のワニのパフォーマンスとともに勝ち名乗りを挙げた。