OLYMPIA DREAM.6 ミドル級グランプリ2008 決勝戦
試合前
7月大会に続き、秋山成勲が連続参戦。対戦相手は正道会館の外岡真徳に決定した。外岡は正道会館の全日本大会で計5度の優勝歴(4階級制覇)を持つ空手界きっての強豪。キック、総合の試合も経験しており、カード決定会見ではこの一戦を「ケンカ」と表現している。一方、秋山は記者会見でハリトーノフ、ミルコというヘビー級ファイターとの対戦をアピール。今後の方向性も含め、その出方が大いに気になるところだ。
試合結果詳細
青コーナー、外岡がリングに上がり、入場テーマが鳴りやんだ瞬間から場内は大ブーイング。しかし秋山は表情一つ変えず。
秋山は今回も道衣を着て試合開始。ジワジワと圧力をかけてくる秋山に対し、外岡はジャブ、ローキック。さらに距離を詰めて右フックを強振する。落ち着いて様子を見ていた秋山は、組みつくと払い腰の形でテイクダウン、サイドポジションを奪う。上体をしっかり抑え込んだ状態から、秋山はパウンド。外岡も粘りを見せるが、秋山はマウントへ移行すると腕十字を狙いつつ、外岡の動きに合わせてバックへ回り、さらに十字を狙う。これを脱出して立ち上がった外岡だが、秋山はすぐに組みついて再度テイクダウン。しっかりと腕を固め、腕十字でタップを奪ってみせた。
マイクを握った秋山は、外岡に感謝の言葉を述べると、「年末、自分、吉田秀彦とやりたいです。自分の夢であり、越えなくてはいけない壁です。吉田先輩、後輩の挑戦、受けてくれますよね」と吉田秀彦に対戦を要求した。