FieLDS Dynamite!!
試合前
K-1甲子園準決勝のもう一つは、優勝候補のHIROYAが登場する。HIROYAは、園田顕悟、平塚大士を破って勝ち上がってきたが、タイでも試合をしてキャリアを積んできているため、かなりの成長が見込める。蹴りでトレーナーのアバラを折ったという噂もあり、HIROYAが断トツの存在かもしれない。そのHIROYAに待ったをかけるのは、嶋田翔太。嶋田は、山口裕人、村越凌を下し、実力者の片鱗を見せつけた。父親との親子鷹でHIROYA対策をしっかりと立てて、今回の試合に臨む。番狂わせがあるのかも含めて、見所のある試合となりそうだ。
試合結果詳細
1R、左右に揺れながら、独特のリズムをとる嶋田。フックを放ち、ローキックで様子をみる。ジリジリと間合いを詰めるHIROYAは、ローキックを返し、インロー、フックとつなげた。嶋田は、回りながらフックを放つ。HIROYAは、前蹴りを放ち、フックを見舞う。嶋田も前蹴りをヒットさせた。HIROYAはローキックを当てながら、鋭い右フックを飛ばす。嶋田は動いてかわし、左右のフックを繰り出していく。嶋田のヒザ蹴りがヒットして、ラウンドが終了。大きな差はないか。
1R採点:10:10(三者とも)
2R、嶋田はジャブを放ちながらローキック。HIROYAは右ローキック、フックを放っていく。HIROYAは左から右フックにつなげ、さらに左ボディをヒットさせる。さらに右フックで襲い掛かるHIROYA。嶋田はローキックからヒザ蹴りにつなげる。HIROYAは、これをかわして左ボディ。そして右ストレートで、嶋田の動きを止めにかかる。お互いに足を止めて打ち合う場面もあり、かなりのハイレベルの攻防が見られた。
2R採点:10:9(HIROYA)、10:9(HIROYA)、10:10
3R、ややHIROYAが一歩リードとなったこの試合だが、まだどうなるかは分からない。HIROYAは右ローキック、ストレートで攻めるが嶋田は引かない。後ろ回し蹴りを繰り出す嶋田。HIROYAは、右ローキック、フックと手を休めない。左ボディをヒットさせるHIROYA。前半で飛ばし過ぎたのか、ボディが効いてきたのか、やや嶋田の手数が減っていく。HIROYAは、左右のフックを顔面とボディに打ち分ける。嶋田も負けずに打ち返すが、決定打は与えられず。あっという間に試合終了のゴングが鳴り、HIROYAが辛うじて判定勝ちを収めて、決勝戦へ進出した。
3R合計:30(HIROYA):29(三者とも)