OLYMPIA DREAM.8 ウェルター級グランプリ2009 開幕戦
試合前
ついに幕を開けるウェルター級GP1回戦。ブラジル出身で柔術界では“怪童”と呼ばれているガウヴァオンのその寝技テクニックは多くの格闘家に認められ、あのヴァンダレイ・シウバの柔術コーチを務めた経験も。一方のアレッシオは、キックボクシングをバックボーンに、UFCやKOTCなど様々な舞台でキャリアを重ねるMMAマスターだ。
試合結果詳細
1R、パンチとローでけん制するアレッシオにガウヴァオンも左ハイを繰り出す。打撃が未知数のガウヴァオンだが、対応は問題ない様子。しばらくスタンドの攻防が続くが、ガウヴァオンが引き込みからグラウンドへと移行する。バックを取ったガウヴァオンはそのまま立ち上がり、スタンドでアレッシオの太もも裏にヒザ蹴りを入れていく。アレッシオはアームロックを取りにいくが、ガウヴァオンはふたたびグラウンドへ戻し、バックからチョークを狙う。両足で完全に胴をロックし、バックから強烈な右パンチをアレッシオの顔面に入れていく。このパンチを嫌がるアレッシオの隙をついてガウヴァオンは腕十字にトライ。懸命にディフェンスするアレッシオは頭部へのヒザ蹴りを入れて抵抗を試みるが、この腕十字がガッチリと極まり、アレッシオはあえなくタップ。試合後、マイクを持ったガウヴァオンは、「日本に来れて幸せです。手ごわい相手でしたが、みなさん私のスタイルを気に入ってもらえたと思います。アリガト！」と挨拶し、会場からの声援を浴びた。
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