HEIWA DREAM.10 ウェルター級グランプリ2009決勝戦
試合前
極真空手仕込みの独特な空手スタイルで無敗のままDEEPライト級王者となった菊野克紀がDREAM初参戦! ブラジルの超攻撃的ストライカー、アンドレ・ジダと一騎打ちだ! 菊野の師匠である“世界のTK”高阪剛氏は「秘策がある。勝負は3分以内でしょう」と自信満々。ローキックとミドルキックの中間軌道で放たれる必殺の“三日月蹴り”で打倒ジダを目指す!!
試合結果詳細
1R、空手独特のかまえからはやくも三日月蹴りを繰り出す菊野。ジダは右ストレートをヒットさせる。菊野は軽い笑みを浮かべながら、着実に間合いを詰めていく。またしても三日月蹴りを入れる菊野。ジダは戸惑い気味の様子か、手数が少ない。ここでレフェリーは試合をストップし、両者に「自分から攻めるように」と口頭注意をする。試合再開後、菊野は左右のパンチから三発目の三日月蹴りを放ち、これで態勢を崩したジダをグラウンドへと追いかけ、バックからパウンドを打ち下ろす。完全に戦闘不能に陥ったジダに、レフェリーは試合をストップ。菊野が短時間での完勝をおさめた。
試合後、マイクを持った菊野は「はじめまして、世界のTKの弟子、ALLIANCEの、そしてDEEPライト級チャンピオンの菊野克紀です。まず、こんなにたくさんの方々の前で試合をできることが幸せです。ありがとうございます! この場を作ってくれたスタッフの方々、稽古をつけてくれた方々、そしてジダ選手、本当にありがとうございました! これからは僕が武道の技と心でDREAMを、格闘技界を盛り上げたいと思っています!」とアピールし、観客から大歓声を浴びた。