DREAM.14
試合前
2000年5月、“伝説の90分”から10年──。東京ドームで叔父ホイスが敗れる瞬間を目の当たりにした当時14歳の少年、ハレック・グレイシーが10年越しのリベンジマッチに挑む! ハレックの父ホリオンはケージを創造した男。今回がリングではなくケージで行われるのもまた運命なのか!? 桜庭和志vsグレイシー一族【第2章】、開幕!!
試合結果詳細
1R、じわじわと前に出る桜庭に対し、いきなりパンチで前に出たハレック。足を滑らせた桜庭に対し、ハレックがバックを奪取。だが、桜庭はバックを取られた状態からアームロックから腕十字の態勢へ! その態勢からハレックの顔面へパンチを放つ桜庭。なんとかこれを脱したハレックはサイドポジションへ。そこからハレックはヒザ蹴りを桜庭の顔面に放つと、桜庭はハーフに。またもハレックはサイドを奪いチャンスを窺うが、ここで1R終了のゴング。
2R、桜庭が左のインロー。さらに、前蹴りで前に出るハレックに対し、桜庭はボディブローだ。タックルからグラウンドに持ち込んだハレックは、バックからパウンドを落とす。ニー・オン・ザ・ベリーから落とすパウンドが何度も桜庭の顔面を捕らえる。ハレックが十字を狙い掛けたところで2R終了。ハレックの目尻から出血が見える。
3R、じりじりと前に出る桜庭に対し、後退するハレック。ハレックの右ハイは桜庭のガードの上。桜庭は前に出てパンチを顔面、ボディへと打ち分ける。そして、ボディの連打だ。スタンドの展開を嫌がったのか、組みに行くハレックをいなし、パンチを出す桜庭。強烈なローキックに体が流れるハレック。カウンターのタックルでテイクダウンを奪ったハレックに対し、桜庭はガードポジションからアームロックを狙う。桜庭はアームロックを狙いつつ上のポジションに移行するが、これを脱したハレックは逆に腕十字の態勢へ。桜庭の腕が抜けたところで試合終了のゴング。判定3-0でハレックが勝利を収めた。