DREAM.16
試合前
大会前日に急遽決まったこのカード。「ギリギリのオファーを受けてくれた川口選手にリスペクトする」と語るトンプソンに対し、川口は「自分は年中無休、24時間、格闘家をやっているので急なオファーも関係ない」と呼応。HYPERウルトラMEGAパンクとDEEPメガトン級王者が第1試合で大激突!!
試合結果詳細
1R、先に仕掛けたのは川口。トンプソンのお株を奪うパンチのラッシュで、トンプソンをコーナーに押し込み、脇を差しにいく。さらにふたたび距離をとりながらローキックとパンチを入れていく川口だが、トンプソンも前に出て迎撃。川口の頭を抱えてのヒザ蹴りにいく。しかしこれを引き離した川口は、スタンドでまたもパンチのラッシュ。クリーンヒットにトンプソンが何度もぐらつく。そして右フックがクリーンヒットすると、トンプソンは尻餅をつくようにダウン。グラウンドに追いかけた川口はパウンドを落としていくが、ここは攻め切れずブレイク。なおも前へと出て行く川口の左右のストレートがトンプソンの顔面にクリーンヒット。しかし、ここも攻め込みきれず。息を吹き返したトンプソンは、片足タックルからのテイクダウンに成功し、ハーフガードの体勢から、側頭部、ボディにパウンドを落としていく。しかし、この局面をしのいだ川口は、スタンドでの打ち合いにトンプソンを誘う。しかし、ここでまたもやトンプソンが片足タックルからのテイクダウンに成功。だが、決め手に欠くパウンドを落としながら、1R終了のゴング。
2R、スタミナの消耗が激しい両者だが、早々からパンチの打ち合いに。1Rに続き、首相撲からのヒザ蹴りを入れていくトンプソンに、川口は左右のローキックで応戦する。ここでトンプソンは3度目の片足タックルでテイクダウンに成功すると、パウンドのラッシュに。川口も下からパンチを返していくが、さらにマウントポジションを奪取したトンプソンは、より正確なパウンドを川口の顔面に打ち込んでいく。パンチを嫌がった川口が体勢を崩したところで、トンプソンは肩固めにいくが、これは完全には決まらず、試合終了のゴング。判定は2-1で川口が勝利をおさめた。この判定にトンプソンは不満顔でリングを後にした。
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