Dynamite!! ~勇気のチカラ2010~
試合前
元プロ野球横浜ベイスターズ4番、古木克明が格闘家デビュー! 対するはK-1 MAXで小比類巻貴之に勝利したこともあるアンディ・オロゴンだ。さいたまスーパーアリーナで特大アーチを放てるか? かつてドラフト1位指名されたポテンシャルやいかに!?
試合結果詳細
1R、左前蹴りからパンチのラッシュで奇襲攻撃に出たのは古木。キャリアにまさるオロゴンはこれを冷静に対処し、首相撲からのヒザ蹴りを古木のボディに打ち込んでいく。古木は片足タックルからのテイクダウンを試みるが、オロゴンの右ストレートが正面からクリーンヒットし、ぐらつく。そのままパンチで追いかけたオロゴンのパンチラッシュにあわやKOかと思われたが、なんとか態勢を整えようとする古木。ここでオロゴンは組みつきからのテイクダウンへ。だが、グラウンドでは古木が上をとり、マウントポジションからパウンドをオロゴンの顔面に打ち落としていく。しかしKOにまではいたらず、1R終了のゴング。
2R、開始早々から両者首相撲からのヒザ蹴りの応酬に。古木は組みつきからのテイクダウンにいくが、オロゴンに態勢を入れ替えられグラウンドで下の態勢になる。しかし、ここで古木は下からオロゴンの左腕をアームロックに捕らえる。完全にクラッチしたが、オロゴンはタップせず。さらに絞る古木だったが、腕が抜けたためアームロックをあきらめ、ハーフガードの態勢に。そこからマウントへと移行しようとするも、オロゴンに体を入れ替えられ下になってしまうが、ここで下からの三角絞めに入る。しかし、ここで2Rが終了。
3R、オロゴンは下がりながらカウンターのパンチ狙いに出たため、互いにクリーンヒットのないスタンドの攻防が続く。前に出ていく古木だが、コーナーでの膠着状態となるため、そのたびにレフェリーからブレイクが命じられる。なおも積極的に前へと出続ける古木だが、残り時間1分を過ぎたところで、オロゴンの右ハイ、そして右フックがクリーンヒット。あわやKO寸前まで追い込まれたが、試合終了のゴングに助けられる。
判定は3-0でオロゴンの勝利。しかし古木の健闘ぶりが光った。