DREAM.17
試合前
吉田道場の若大将・中村和裕が、約1年2ヵ月ぶりのDREAM参戦。昨年はUFCで3勝を挙げた強豪、ジェラルド・ハリスと一騎打ち。「全身全霊、背水の陣で試合に臨みたい」と意気込む中村に対し、ハリスは「スラムでKOする」と豪語。ミドル級実力者同士の一戦。勝つのはどっちだ!?
試合結果詳細
1R、ハードパンチャーのハリスが左右のストレートをヒットさせると、中村も右ローを当てていく。飛び込んで組みつきにいった中村だが、ハリスが態勢を入れ替えて右ヒザを中村のボディにヒットさせる。右ハイをヒットさせた中村に対し、ハリスはなおも右ヒザを当てていく。ハリスの変則的な構えと打撃に対し中村が対応しきれず、互いに様子見の状態で1Rが終了。
2R、組みつきから右ヒザ、ボディへのパンチを入れてくるハリスの足をはらった中村がテイクダウンを成功させるが、ハリスはすぐに立ち上がりグラウンドへの展開を許さず。積極的に組みつきにいくハリスは幾度となくボディへのパンチ、ヒザ蹴りを入れていくが有効打はなし。逆に両足タックルでテイクダウンを成功させたハリスだったが、ここで2Rが終了。
3R、左のボディフックで先制の中村は、前へ前へと出ていきハリスにプレッシャーをかけていく。対するハリスは打撃からの組みつきで中村をコーナーに押し込み、テイクダウンを狙うという展開。両者、決定打のないままスタミナを消耗していき、正確さを欠く打撃の攻防を繰り広げたのち、最後はスタンド中央でハリスが持ち上げタックルを決めたところで試合終了のゴング。判定は2-1でハリスが勝利をおさめた。