ホーム>HEIWA DREAM.1 ライト級グランプリ2008 開幕戦>

第6試合 ライト級(70kg以下)トーナメント1回戦


HEIWA DREAM.1 ライト級グランプリ2008 開幕戦

第6試合 ライト級(70kg以下)トーナメント1回戦

1R10分、2R5分

VS2R 5:00
判定3-0

試合前

大晦日の『やれんのか!』で青木真也を苦しめたチョン・ブギョンがライト級GPにエントリー、石田光洋と対戦する。ブギョンの武器は、寝技師・青木をも極めかけた腕十字。今回も「相手がどんな技で攻めてきても、どんどん仕掛けていく」とアグレッシブな姿勢を見せる。一方の石田は大晦日に総合無敗だったギルバート・メレンデスから勝利を挙げ、絶好調でGPを迎える。ただしブギョンに対しては「やりようによってはメレンデスよりやりにくい」と警戒モード。石田がパウンドでKOするか、ブギョンが十字を極めるか、好対照な個性を持つ選手同士の激突だ。

試合結果詳細

1R、圧力をかけてくるブギョンに、石田は右ストレート、ローキック。左右に回りながらミドルキックも放っていく。距離をつめてきたブギョンにタックルでテイクダウンした石田は、ガードポジションを取るブギョンにバスター。いったんスタンドに戻るが、その直後、またも石田が上に。ここでブギョンが十字を仕掛けるが、石田は脱出。だが、ブギョンはその後もヒジを極めにかかるなど、アグレッシブに攻撃。石田が立ち上がってブレイクとなる。スタンドでは石田が的確にローキックを決めるが、グラウンドになるとブギョンが下からの仕掛け。緊張感のある展開が続く。ブレイク後、スタンドで試合が再開すると、石田は足を使いながら距離を取り、ローキック。しかしブギョンはまたも下から十字。常に石田が上になるが、なかなか主導権を奪いきれない。

2R、まずは石田が左ミドル。さらにタックルでテイクダウンするが、ここでもブギョンが十字狙い。石田はこれを耐え、パウンドを落としていく。その後、グラウンドで膠着状態となり、両者にイエローカードが提示される。再開後はまたも石田がテイクダウン。パスガードを許さないブギョンに、石田は立ち上がって足に蹴りを入れる。ラスト1分、上になった石田はパウンドを放つも、ブギョンも三角絞めを狙いながら下からパンチを放つ。この状態で試合終了のゴング。打撃で石田、寝技でブギョンという微妙な展開の判定は、ダメージが決め手となってか石田が3-0で勝利。だが石田に笑顔はなく、勝利者賞のメダルもすぐに外すと走ってリングを後にしたのだった。