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第8試合 ライト級(70kg以下)トーナメント2回戦


HEIWA DREAM.3 ライト級グランプリ2008 2ndROUND

第8試合 ライト級(70kg以下)トーナメント2回戦

1R10分、2R5分

VS2R 1:39
チョークスリーパー

試合前

今大会のメインは宇野薫VS石田光洋。主催者推薦で二回戦からの登場となった宇野に対し、石田が会見で批判したこともあって因縁含みの一戦だ。2年前には、修斗で対戦が予定されながら実現しなかったという過去もある。とはいえ、お互いその実力は認めており、石田も試合前日には「二人にしかできない熱い闘いをしましょう」とエールを送っている。一方の宇野は「自分らしくいきたい」といつものペース。日本人対決、PRIDE対HERO'Sなど、様々な意味で興味深い闘いといえるだろう。

試合結果詳細

石田は険しい表情で、『やれんのか!』のロゴ入りウェアで入場。一方の宇野も、いつになく厳しい表情だ。

両者、軽く拳を合わせて試合スタート。お互い遠い間合いからローキックで牽制する中、石田の蹴りが金的に当たってしまう。再開後、宇野の右アッパー、右フックがヒットし、石田が鼻から出血。タックルを宇野がこらえたところでドクターチェックが入る。今度は石田がパンチをヒットさせ、タックルへ。だが宇野はここもこらえる。宇野は右フック、アッパーを放つが、石田もパンチを連打。パンチで前に出る宇野は、タックルも切ってコーナーに押し込む。だが、ここでパンチを連打していったのは石田。さらにパンチの攻防の中、石田がタックルでテイクダウンに成功する。宇野はハーフガードからアームロックを狙い、石田の腕十字も切り返してスタンドへ。石田はパンチを食らいながらも、タックルでテイクダウン。ラスト1分のところでバックを奪った石田はチョークを狙うが、宇野はしっかりディフェンスし、回転して上に。

2R、石田がタックル。これは切られるものの、その瞬間にパンチとローを繰り出していく。さらにローキックのカウンターでタックルを仕掛け、さらにバックを奪う。だが宇野は一瞬で切り返しバックを取ると、すかさずチョーク。石田がタップすると、宇野は拳を突き上げながら絶叫。石田のセコンドについた川尻は、宇野と握手をかわしつつ、鋭い顔つきで睨みつける。

笑顔に戻った宇野は、マイクを握ると「HERO'S代表の宇野薫です。今日は母の日で、お母さんにいいプレゼントができました。石田選手も強かったです。石田選手、ありがとうございました」と挨拶した。