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第7試合 フェザー級グランプリ1回戦


HEIWA DREAM.7 フェザー級グランプリ2009 開幕戦

第7試合 フェザー級グランプリ1回戦

VS2R 5:00
判定3-0

試合前

「これまで、いろんな団体で闘ってきたフェザー級の選手がため込んだエネルギーが爆発すると思います」。そう語った前田吉朗。自身もパンクラス、DEEP、WECのフェザー級トップ戦線で活躍してきただけに、今回の大舞台への思い入れは強い。対するミカ・ミラーはアメリカン・トップチームが送り込んできたグラップラー。183cmとフェザー級では破格の身長を誇り、長い手足を利した関節技を得意とすることから、一部で“アメリカの青木”という異名も。前田の打撃とミラーのサブミッション。“一発”がある選手同志の対戦だけに、スリリングな試合になるのは間違いない。

試合結果詳細

ミラーのコスチュームは黒のロングスパッツ。“極め”を強く意識しての選択か。試合が始まるとミラーは右ミドルを放つが、長身だけに前田の顔面に届く勢い。対する前田はロー、ボディブローと下から崩しにかかる。前田はタックルを放つが、これは勢いあまって場外へ。ミラーはヒザ蹴りから組みつくが、前田はテイクダウン。ラバーガードも外してサイドポジションを奪う。ミラーはハーフに戻してディフェンス、再びラバーガードでチャンスをうかがっていく。前田はバスターも見舞うが、ミラーはジワジワと変形の三角絞めへ。しかしここは展開が見られず、ブレイクとなる。スタンドで再開すると、前田は右ストレートに合わせたタックルでテイクダウン。ミラーは下からアームロックを狙う。これは抜け出した前田だが、ミラーはまたしてもラバーガードからオモプラッタ。さらに足を取りにいくミラー。前田は体重を浴びせながらパンチを落としていくが、ミラーはヒールホールドを極めにかかる。前田にとっては相手の手足の長さに苦しむ展開。

2R、右ロー、カウンターのパンチを当てる前田だが、ミラーは組みついて引き込み、グラウンドへ。またもラバーガードの体勢となるミラーだが、前田は立ち上がってスタンド戦を要求。ここでもミラーは右ストレート、ヒザとリーチを活かした攻めを見せる。前田はカウンターのタックルでテイクダウンするが、ミラーはしつこく絡みついて攻めさせない。そしてミラーが十字の体勢に入ったところで試合終了。苦しい展開となったが、パンチが攻勢点となって前田の判定勝利となった。

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