- 2008年7月2日
「一人の男として試合をしたいと思いました」
柴田の『DREAM.5』出場が決定! 『FIGHT FESTIVAL』で秋山への挑戦を表明!!- 7月2日(水)、都内・赤坂サカス内 Sacas広場にて、『K-1 WORLD MAX & DREAM Present AKASAKA FIGHT FESTIVAL』が開催された。この日のゲストは、船木誠勝&柴田勝頼。イベントで、柴田の7・21『HEIWA DREAM.5 ライト級グランプリ2008 決勝戦』(大阪城ホール)出場決定が発表された。
同イベント3日目となるこの日のゲストは、船木と柴田のARMS師弟コンビ。ともに新日本プロレス出身ということで、テレビ朝日の新日本プロレス中継『ワールドプロレスリング』のテーマが流れる中、イベントは開始された。この日のイベント内容は、ファン参加型のプロレスクイズ&プロレスイントロクイズ。大のプロレスファンであるTBSの初田啓介アナウンサーが司会を務める中、「新日本プロレスの旗揚げメンバーは?」や「ジャイアント馬場が最初にNWA王座を奪取したときの相手と決まり手は?」などなど、マニアックなプロレスクイズショーが展開された。これには柴田も思わず「これはなんのイベントですか?(笑)」と聞いてしまうほど。DREAMとはまったく関係ない内容となったが、会場は異様な盛り上がりを見せていた。
また、船木と柴田は、昨日1日にも行われたスペシャル企画、シャドーボクシングNO.1決定戦に挑戦。この日の第一部に行われたK-1 MAXイベントでも同企画は行われ、大宮司進が530回を叩き出し暫定1位となったが、なんと柴田はそれを越える551回! しかし船木はそれをも上回る720回を叩き出し、同イベント3日目を終え暫定1位に躍り出たのだった。
そして、イベントも終盤に差し掛かったところで初田アナより、柴田の『DREAM.5』出場決定が発表された。誰と対戦したいかと質問を受けると、柴田は「自分はそういうことを言える立場ではないですけど、『DREAM.5』に出場が決まっている選手で、相手がまだ決まっていない選手がいますよね。秋山選手……秋山選手とやりたいです!」と秋山成勲を指名!! 会場からは柴田コールが巻き起こり、柴田は「もてる力、全力を出して頑張ります!」と意気込みを語った。
イベント終了後に行われた柴田の囲み取材でも、秋山への挑戦表明についてに質問が集中。改めて秋山戦を望む真意を尋ねられると、「一人の男として試合をしたいと思いました。負け越しているオレが言える言葉じゃないですけど、今、このタイミングで試合がしたい。秋山選手は強いと思います。こんなこと言える立場ではない。それは承知しています。ただ、一歩踏み出す勇気は必要だと思いました」と語った。現在はコンディションも良く、スパー漬けの毎日を送っており、「やればやるほど、総合は奥深いと実感しています。強化する部分? 全部ですけど、前回出場してグラウンドでのヒザがあることの違いを感じたので、常にそれを想定して練習しています。闘える機会があるなら、ドンドン闘っていきたい」と柴田。秋山と闘った場合の勝算について聞かれると、「やる前から負けること考えるヤツいるかよ(笑)」とアントニオ猪木の名セリフを引き合いに出し不敵な笑みを浮かべていた。
この柴田の挑戦表明を受け、笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーも前向きに調整していく意向。「柴田選手は『言う立場じゃない』ということをおっしゃっていましたけど、自分はそうは思いません。自分から言うことはいいことだと思います。言えるチャンスというか、やりたいと思ったら積極的に言うことはすごくいいことだと思いますし、そういう気持ちはむしろ嬉しい。今までの戦績から見れば当然“秋山選手有利”みたいな感じになると思うんですけど、自分はそうは思いませんね。柴田選手はDREAMのリングを経験していますけど、秋山選手はDREAMを経験していない。この“1回やっている”という差は、思っている以上にでかいと思いますからね。決まれば興味深いカードになるんじゃないかと思います。この後、いろいろ調整したいと思います」と語っていた。
イベントで柴田コールを受けたことについて、「ジーンときました。力になりますね。それに応えないといけない」と拳を握った柴田。果たして、秋山との対戦は実現するのか?
柴田の『DREAM.5』出場が発表されたこの日の『K-1 WORLD MAX & DREAM Present AKASAKA FIGHT FESTIVAL』。明日3日は、宇野薫&所英男が登場だ!!
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