- 2008年7月18日
KIDと対戦予定だったジョセフ・ベナビデスが来日
KID欠場に「とても残念です。ガッカリしています……」- 7月18日(金)、7・21『HEIWA DREAM.5 ライト級グランプリ2008 決勝戦』(大阪城ホール)で山本“KID”徳郁との対戦が予定されていたジョセフ・ベナビデスが来日。大阪府内・ホテル大阪ベイタワーにて囲み会見を行った。
ベナビデスは、ジムメイトである現WECフェザー級王者、ユライヤ・フェイバーを帯同し報道陣の前に登場。KID欠場発表記者会見前に行われたため、報道陣はもちろんベナビデス陣営もKID欠場の報は届かない中、囲み会見は行われた。
「一言で言うと、オールラウンドプレイヤー。スタンドもグラウンドもなんでも得意だよ。試合前にプランを立てるというよりも、試合の流れを見て瞬間的に訪れるチャンスをモノにするタイプだ」と自らを評したベナビデスは、プロ戦績7戦全勝、アマ戦績5戦全勝の強豪。隣に座るフェイバーも「ジョセフはどちらかというと寡黙なタイプなので、代わりにボクが補足するね(笑)。ジョセフは間違いなくこの階級のトップ選手。ボクとジョセフが所属するジムにはUFCで活躍する選手も練習に訪れるんだけど、その選手たちをスパーリングで負かすことも多い。アマでもプロになってからも判定勝利はなく、全勝すべてが一本かKO勝利なんだ。とにかく立っても寝ても優れた技術を持つファイターだよ」と、WEC王者もお墨付きのファイターだ。
KIDの印象について聞かれるとベナビデスは、「KIDは尊敬するファイター。自分がプロになる前もなった今でも彼の試合には注目していた。偉大なファイターと闘えて光栄だね」と、世界にもその名を轟かせるKIDとの対戦に喜びを隠しきれない様子。「サクラメントで毎日トレーニングしているんだけど、相手がKIDだからといって特別の練習はしてこなかった。1R10分・2R5分に対応するための練習はしたけど、それ以外はいつもどおりの練習だよ。ボクのジムにはKIDと同じくらいのサイズの選手がたくさんいるから、普段どおりの練習で十分なんだ」とKID戦勝利に自信を見せると、ユライヤも「ジョセフが勝てるかって? 面白い質問をするね(笑)。もちろんだよ! 勝つチャンスはたくさんある。まあ、見ててよ。とにかく、リングのいたるところで竜巻が起きるような、スピーディで激しい試合になると思うよ」とベナビデス勝利を信じて疑わないコメントを残していた。
ベナビデスが狙うのは、DREAMフェザー級チャンピオンの座。「絶対にチャンピオンになりたい。いずれはフェザー級トーナメントも開催されるんじゃないかという噂を耳にしたけど、それが実現されることを考えると今からワクワクするね」とフェザー級王座獲りに強い意欲を見せた。
ここで囲み会見は終了。その後、報道陣にKID欠場の報が伝えられたが、スケジュールの都合により再度ベナビデスの囲み会見を行うことはできず、DREAMスタッフよりベナビデスのコメントが発表された。
「とても残念です。ガッカリしています……。KIDとの試合について、口で言うのではなく、試合で自分を見てもらいたかった。そのチャンスがなくなってしまったようです……」(ジョセフ・ベナビデス)
KID欠場発表記者会見で発表されたとおり、KID欠場によりベナビデスのカード自体がなくなるか、あるいは対戦相手を変更して行うかは調整中とのことだ。
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