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2008年11月4日

「ZSTで大暴れして勝って、大晦日参戦、そして所戦をアピールしたいです」
永田克彦インタビュー

11・23『ZST.18 〜旗揚げ6周年記念大会〜』(ディファ有明)でZST初参戦を果たす永田克彦にインタビュー。今回の一戦に懸ける意気込みを語ってもらった。【取材日:2008年10月31日】

■「リングの上で結果と内容を築き上げていくしかないないです」

──11・23『ZST.18』での小谷直之戦が決定しました。今の心境から教えていただけますか。
永田 前回の試合(『DREAM.4』ライト級グランプリ2回戦・青木真也戦)が終わってから早く試合がしたいと思っていたので、決まって嬉しいですね。元々、ZSTというイベントに対して興味がありましたし、とにかく試合がしたいと思っていたときのオファーだったので、すごくタイミングがよかったと思います。
──前回の試合から5ヵ月経っていますもんね。
永田 そうですね。十分に充電もしましたし、前回の反省を活かしての練習もしてきましたので、溜まってきたエネルギーをそろそろ爆発させたいと思います。
──「前回の反省」という言葉が出ましたが、6月の青木戦の感想を教えていただけますか。
永田 正直、実力が足りなかったですね。相手のほうが強かったです。でも……やっぱりムカつきますね(笑)。
──それは何に対してですか?
永田 負けたことに対してもそうですし、負けた相手に対してもそうですし……。でも、今のボクがどう言おうが負け犬の遠吠えですから、リングの上で結果と内容を築き上げていくしかないないです。
──青木戦で得た一番の教訓は?
永田 もう一度、原点である組み技に立ち返ってみようと思いました。自分の良さというのはレスリングの倒す倒されないの技術ですから、もう一度、そこを強化しようと思いました。

■「青木選手を上回るような存在になるのが、今の一番のモチベーションです」

──ZSTの印象を教えてください。
永田 雰囲気が華やかですよね。コテコテの格闘技イベントに比べて、見やすく面白くしているなという印象があります。
──ZSTルールは、グラウンド状態の相手の顔面への打撃の禁止やクローズドガードの禁止など、独特のルールです。
永田 ルールで許されていることをやればいいんじゃないかなって感じですね。特に動きが制限されるとかも感じませんし、はい。
──対戦相手の小谷直之選手の印象は?
永田 力強いという感じがありますね。寝技が得意そうだなと。
──寝技を警戒と。
永田 そうですね……特にフットチョークには気を付けたいと思います!(笑)。二度とあんな技喰らいたくないんで、はい(笑)。
──青木戦というのは非常に大きな影響を与えたようですね。
永田 あのときに味わった悔しさというのが、今の糧になっているのは間違いないです。あの悔しさを忘れずに、青木選手を上回るような存在になるのが、今の一番のモチベーションです。あの一戦でますます格闘技にのめり込んだというか、やってやろうという気持ちがより強くなりましたね。
──今回の小谷戦では永田選手のどこをアピールしたいと思っていますか?
永田 先程言いましたがレスリングに立ち戻った部分があるので、レスリング特有の投げであったり体の強さをZSTのファンにアピールしたいですね。そして、ZSTをぶっ潰したいと思います!
──記者会見では今回の試合に勝って大晦日(『FieLDS Dynamite!!』)というような話も出ました。
永田 格闘技界にとって大晦日は最大のビッグイベントですからね。やっぱり出たいですよ。今回大暴れして勝って、大晦日参戦、そして2回対戦が流れている相手との対戦をアピールしたいです。
──「2回対戦が流れている相手」というのは所英男選手のことですね。
永田 ええ、今回のZSTで勝って所選手とやったら面白いんじゃないかと思うんですよ。だから、今回はアピールの場なんで、DREAMのファンや関係者にも見に来てほしいですね。
──所選手の印象というのは?
永田 ボクと正反対だなという印象です。独特の動きとかファンに与える印象とか、ボクにないものを持っているなという感じですね。
──なるほど。そして来年は……。
永田 DREAMですね! DREAMライト級の中心まで一歩一歩這い上がっていって、トップ選手たちに食い込んでいって存在感をアピールしたいです。
──今回の一戦が大晦日、来年へとつながっていくという意味では、掛かるプレッシャーも大きいかと思うのですが?
永田 それがですね、全然プレッシャーはないんですよ(笑)。相手をナメてるわけじゃないですけど、ZST勢には2回勝ってるし、思いっきりノビノビやって、大晦日、来年につなげればと。そんな感じですね。
──来年の3月にはお子様が誕生されますし、今後に関してはこれまで以上に気合いも入るんじゃないですか?
永田 そのとおりですね!!

──おぉ、力強い!(笑)。ちょっと話が逸れますけど、やはりお子様にもレスリングをやらせたいと思いますか?
永田 そうですね(笑)。レスリングやらせてオリンピックで金メダル獲らせたいなと思います。でも、本人の意志もあるし適応もあるし難しいでしょうけど、希望は未来の金メダリストです。
──永田二世にも期待ですね! それでは最後にファンへメッセージをお願いします。
永田 今度こそは期待を裏切らずに、永田克彦の凄さをZSTのリングで見せつけたいと思います。皆さん応援よろしくお願いします!