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■「今回いい試合をして、来年のフェザー級トーナメントにつなげたい」

──『FieLDS Dynamite!! ～勇気のチカラ 2008～』への出場が決定しました。今の心境から教えてください。
所　4年も連続で大晦日という大舞台で出られてすごい嬉しいです。
──所選手にとって大晦日で試合をするという意味は？
所　それはもう、格闘技界において限られた人しか出られない舞台ですからね。「すごいことだなぁ……」って毎年ビックリしています。今回は、前回試合に負けたあとなので、「出ていいのかなぁ……」って気持ちがすごくあったんですけど、ありがたいことに何回かオファーをいただいて、本当に光栄です。
──前回というのは、『DREAM.6』での山本篤戦ですね。
所　あそこで勝つと負けるのでは全然違っていたので……あの負けはデカかったなと思います。まさか負けるとは思わなかったので、ショックというか、悔しかったです。気持ち的にはそんなに変わらないですけど、（山本“）KID（”徳郁）さんとやるのはちょっと遠のいたなぁという。
──やはり今後の目標というのはKID戦ですか？
所　そうですね。DREAMのフェザー級でやっていくなら、そこにはKIDさんがいるわけですから。闘えるまで諦めないで頑張っていきたいと思います。
──まだ大晦日がありますが、所選手にとって今年一年はどんな年でしたか？
所　HERO'SとPRIDEが合体して、最初の頃はとまどったんですけど、階級を落としてこの階級で頑張ろうという気持ちに切り替わったので、選手としては充実していたと思います。
──来年の目標は？
所　来年はフェザー級のトーナメントをやるという噂を聞いていますので、今回いい試合をして、来年のトーナメントにつなげたいと思います。そして、トーナメントに出られるんだったら優勝目指して頑張りたいです。

■「Uインターとリングスのファン同士の闘い」

──今回の相手はU-FILE CAMPの中村大介選手に決定しましたが、最初にオファーをもらったときの気持ちというのは？
所　「ワァ～～～オ！」って思いましたね（笑）。大好きな選手なんで、「おぉぉぉ……」って思いました。中村さんは来年、青木（真也）さんとかと張り合う選手になると思うので闘えることになって光栄です。
──中村選手とは面識はあるんですよね？
所　そうですね。会って一緒にご飯食べに行ったこともありましたし、試合も何回も観ていますし。「仲がいい人」という部類に入ると思います。
──中村選手の印象というのは？
所　正直……よく分からないです（笑）。変わってますよね、ブログとか見てても。なんか変わってます。自転車で蒲田まで行って公園でずっと寝ていて蚊にくわれまくったりとか（笑）。でも、私生活ではそんな感じですけど、選手としては物凄く尊敬しています。
──具体的に尊敬する部分とは？
所　どの場面でも試合を終わらせる力を持ってますし、どの試合も全部面白いですからね。
──一緒に練習したことがあるそうですね。
所　もう2年くらい前ですけどね。とにかく動き続けて、組むと疲れるイメージがあります。とにかくよく動く選手です。基本的に打撃も寝技もできて、ポジションを気にせず試合を進めるイメージがあります。
──動きまくってアグレッシブに闘う姿勢は所選手と似ている感じがするのですが？
所　ボクの師匠……といったらおこがましいんですけど、師匠に当たる人（山本喧一）が田村（潔司）さんの後輩なので、元を辿れば技術というか、それはちょっと似ているなという気はします。
──技術が似ているというのは、自分にとって闘いやすいですか？
所　やってみないと分からないですけど、噛み合えばいいなと思います。中村さんはすごい選手なので、ある意味ボクの集大成、全部をぶつけるつもりで頑張りたいと思います。やるからにはもちろん勝つという気持ちですけど、とにかく今回は全部を出し切れる試合になればなと思います。
──今回の試合のテーマは？
所　中村さんはUインターファンで、ずっと田村さんの下でやってきたんですけど、ボクはリングスファンで、リングスを観て格闘技を始めて、今リングスのスタッフがやっているイベントで試合をさせてもらっているんですけど、Uインターとリングスのファン同士の闘いですかね（笑）。
──Uの血を引き継ぐ者同士の対決と。
所　中村さんは田村さんの下でずっとやってきて血を引き継いでいると思うんですけど、ボクはそうでもないです……。いい試合になるように頑張りたいです、はい。
──最後に改めて、『FieLDS Dynamite!! ～勇気のチカラ 2008～』中村大介戦に臨む意気込みを聞かせてください。
所　『Dynamite!!』は『紅白』に対抗する格闘技の祭典なので、その祭典の力になれるように頑張りたいと思います。

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