- 2008年12月24日
坂口兄弟vsオロゴン兄弟が大晦日に実現!?
柴田は“勇気のチカラ”で打倒マッハを目指す!!- 12月24日(水)、都内・八芳園にて記者会見が行なわれ、『FieLDS Dynamite!! 〜勇気のチカラ 2008〜』(さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードが発表された。
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発表されたカードは、【DREAMルール】桜井“マッハ”速人vs柴田勝頼、【DREAMルール】坂口征夫vsアンディ・オロゴンの2試合。記者会見には、谷川貞治FEG代表、笹原圭一DREAMイベント・プロデューサー、そして『FieLDS Dynamite!! 〜勇気のチカラ 2008〜』への出場が決定した柴田、坂口、オロゴンが出席。大晦日決戦に向けての抱負を語った。
かつてプロレスラーとして活躍した“世界の荒鷲”坂口征二さんの長男で、俳優の坂口憲二さんを弟に持つ総合格闘家、坂口征夫が大晦日『FieLDS Dynamite!!』に参戦! かたやタレントのボビー・オロゴンを兄に持つアンディ・オロゴンと激突だ! 会見場の後方から父・征二さんが見守る中、坂口は「普段はパンクラスで総合をさせていただいております。10月の試合に勝つことができて、大晦日をアピールさせていただいたんですけど、参戦という形になって大変光栄に思っております。できるだけのことをやって頑張りたいと思います」と意気込み。坂口は今年10月の五十里祐一戦にKO勝利した後、大晦日参戦をアピール。今回それが叶った状況だが、「嬉しさと緊張の両方があります。今までどおり頑張っていきたいです」とその心境を吐露。対戦相手のアンディについては、「ストライカー。今、パンクラスの現チャンピオンもストライカーなので、先々そういうことにも役立つように頑張りたいと思います」と語っていた。大会当日は、弟の憲二さんがセコンドに付く予定とのこと。家族のサポートを受け、打倒アンディを目指す所存だ。一方のアンディは、「まず、『Dynamite!!』に参加できたことを光栄に思っています。そして坂口選手、急なオファーを受けてくれたことを感謝します。試合まで1週間しかないんで、とにかく『Dynamite!!』に合ったような試合をしたいと思います。大晦日はみんな、楽しくて、熱くて、面白い試合を観たいと思うので、その3つが揃った試合をしたいと思います」と意欲。坂口兄弟に対し、アンディにも兄ボビーがセコンドに付く予定とのことだ。
また、マッハとの対戦が決定した柴田は開口一番、「今回のテーマは、ズバリ“勇気のチカラ”です!!」と高らかに宣言! 相手のマッハは日本を代表する総合格闘の一人だが、「相手云々よりも、自分の2008年を締めくくるつもりで挑みたいと思います!」と語っていた。なお、普段柴田はミドル級、マッハはウェルター級で闘っているため、この試合は「ウェルター級ワンマッチ」と銘打たれているが契約体重が設けられるとのこと。柴田にとっては短期間での減量を強いられることとなるが、「10キロ近く減量することになり、今、それとも闘っています。調整しつつ、徐々にいい感じに落としていけると思います」と問題のないことを強調していた。
一週間後に迫った『FieLDS Dynamite!! 〜勇気のチカラ 2008〜』だが、谷川代表によると、予定追加カードはあと2試合とのこと。「残り2試合は、ミノワマン選手、アリスター・オーフレイム選手絡みのカード。明日明後日には発表できると思います」と語っていた。
以下、会見終了後に行なわれた坂口親子、アンディ、柴田の囲み会見の模様。
【坂口征夫&坂口征二さんの囲み会見】
──今まで征夫選手の試合を生で観られたことがないそうですが、大会当日は会場に?
征二 ちょっと行く心境にならなくてね、親の気持ちというのかな。今回もテレビで観ます。
──なかなか対戦相手が決まらずイライラしたと聞いていますが?
征夫 そうですね。当初、自分も対戦を希望していて噂に上がっていた選手が、どういう話になったか分かりませんけど、自分の中では「逃げた」としか思っていないです。その選手と一番試合をしたかったんですけど、その選手が流れてしまって、イライラしながら見えない相手とずっと練習してたという感じでした。ただ、自分の場合は、誰が来ても目の前の相手を殴ればいいだけなんで、はい。それよりも「出場できないんじゃないかな……?」という気持ちのほうが強かったので、それは今、相手が決まったことに対してすごく嬉しいです。
──アンディ選手の印象は?
征夫 手足が長くて、日本人にはないバネと力を持っていると思います。今まで闘ったことのないタイプの選手ですので、蓋を開けるまで分からないです。
──征夫選手はいつも「試合は喧嘩のつもりで」とおっしゃっていますが、アンディ選手とは今のところなんの遺恨もない相手ですね。
征夫 ないですね。ただ、自分、いつも動物ってすごいなって思っていて、アンディ選手はその野生の動物に近い感覚を持っている選手だと思うんですよ。そういう部分では“人間vs動物”じゃないですけど、そういうつもりで試合に臨みたいと思います。
──その動物に例えると?
征夫 チーター。
──憲二さんとは入場も?
征夫 はい、入場も一緒に付いてもらいます。お客さんには違う部分でも盛り上がってくれればいいなと思います。あとは、お客さんが盛り上がるような殴り合いをできればなと思っています。
【アンディ・オロゴンの囲み会見】
──坂口選手を直接見た印象は?
アンディ 元々知らない人だったので、本人に申し訳ないですけど、まったく印象はないです(笑)。
──隣にお父さんがいらしてましたが?
アンディ 偉大なレスラーだったと聞いていたんで、そういう雰囲気もありましたし、足のサイズがデカかったですね(笑)。でも、ウチのお父さんもあのくらいデカいです。
──まだ坂口選手の試合はご覧になっていませんか?
アンディ まだ見てないですね。時間がない中で作戦とかを考えても実行できるか分からないので、とにかく今までやってきたことを信じて、「もし、町中で喧嘩を売られたら?」という気持ちでやりたいです。
──坂口選手がアンディ選手を動物に例えたら「チーター」と言っていましたが、逆に坂口選手を動物に例えると?
アンディ ニホンザル。金髪だから(笑)。
──お父さんは?
アンディ ゴリラ(笑)。
【柴田勝頼の囲み会見】
──相手はマッハ選手ですが、相手として意識されたことはありましたか?
柴田 まったく意識してなかったですね。だから、「相手はマッハ選手」と言われたときにビックリしました。階級も違いますし、まったく頭になかったです。でも、「やりたい」と思いました。
──マッハ選手の印象は?
柴田 隙がないというか、安定した闘いをしますよね。立ってよし寝てよし、日本が誇る世界のファイターです。
──会見の冒頭に「今回のテーマは“勇気のチカラ”」とおっしゃっていましたが?
柴田 今、いろんなものと闘っていて、弱い自分と闘うことに踏み出す勇気というか、踏み出せばその一歩が道になるというか。観ている人に勇気を与えられるような試合をしたいです。
──何キロから体重を落としているんですか?
柴田 90キロを越えていたんですけど、今は85くらいです。ここからなかなか落ちないので、そこも勝負です。
──マッハ対策というのは?
柴田 対策というか、大晦日なんで「百八つビンタ」ならぬ「百八つパンチ」をぶち込みたいと思います。
──今、練習はどこでやっているんですか?
柴田 ラフター7です。
──桜庭選手から何かアドバイスは?
柴田 ちょこちょこといただいています。
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