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2009年2月8日

DREAMフェザー級グランプリ出場権を獲得するのはどっちだ!?
昇侍&Dj taikiインタビュー

3・8『HEIWA DREAM.7 フェザー級グランプリ2009開幕戦』(さいたまスーパーアリーナ)より開幕するフェザー級グランプリ2009への出場権を懸け、2・10『新春!DEEP&CMAファン感謝祭』(後楽園ホール)で激突する昇侍とDj taiki。今回の一戦、そしてフェザー級GP出場に向けての意気込みを両選手に聞いた。【取材日:2009年2月5日】

■昇侍インタビュー「DREAMで優勝するためにすべてを犠牲にするつもりです」

──2・10『新春!DEEP&CMAファン感謝祭』後楽園ホールにて行われる一戦に勝てば、DREAMフェザー級GP出場です。
昇侍 10日にDj taikiと試合して勝ったほうがフェザー級GPに出場できるということですけど、僕は去年からずっとDREAMのフェザー級GPに出ることを目標にして、そこで優勝することにすべてを懸けてやってきましたので、自分の中では2月10日が1回戦だという気持ちです。周りの選手より1試合多く試合するだけという感じですね。2月10日はDREAMに出るつもりで闘うだけです。
──昨年はDREAMにも出場しましたが、昇侍選手にとってどんな一年でしたか?
昇侍 ちょうど一年前にパンクラスでチャンピオンになって、その後DREAMにも出場させていただいたんですけど、チャンピオンになってからはあまり成績を残せなかったので、自分の中で慢心だったりとか浮かれていた部分があったと思います。自分の心の中にできる隙、試合に臨む姿勢、モチベーションについて見直すいい一年になったと思います。
──慢心があった?
昇侍 デビューして2年経たずにチャンピオンになれたので、正直、「こんな感じでやっていけば、DREAMに出ても勝てるな」というのがあったと思います。そういう自分を見直して、普段の生活も見直していこうと。一団体でチャンピオンになってもそこから上に行くことは、ましてや世界の実力者が揃うDREAMで一番になることはできないなと気付かされた一年でした。今年はもうプライベートも捨てて、DREAMで優勝するためにすべてを犠牲にするつもりです。
──今年のDREAMはフェザー級が一つの軸として行われていきます。DREAMフェザー級の魅力とはなんだと思いますか?
昇侍 ヘビー級とかだと外国人選手のほうがどうしても体格的にも勝ってしまうと思うんですけど、中量級、軽量級は日本人選手が活躍できる階級ですからね。競技人口も多いですし。ライト級では青木選手や川尻選手が活躍していますけど、フェザー級もたくさんの日本人選手が活躍できる階級だと思います。今回出るメンバーを見ても、十分に世界を取れる選手ばかりですからね。もちろん、僕もその中の一人になれると信じています。
──この階級は“KID階級”とも呼ばれています。今回のGPに出場するかまだ分かりませんが、KID選手についてはどう思いますか?
昇侍 やっぱりこのクラスで世界最強と言っても過言ではない選手だと思います。やっぱり倒したい存在ですよね。「やりたい」じゃなくて「倒したい」存在です。KID選手のおかげで、DREAMというメジャーイベントにもフェザー級ができて、僕たちにもチャンスが回ってきた。これは間違いないことだと思うんですけど、でも、そこでKID選手がまた勝っちゃうと盛り上がらないと思いますからね。
──闘うとなったら倒す自信はあると。
昇侍 ありますね。打撃なら負けないと思います。ただ、僕らみたいなのが言ったところで、「なんなの?」って感じだと思いますからね。まあ、勝ち上がって結果さえ残していけば、自然と対戦する相手になってくると思います。
──今回のフェザー級GPには所英男選手もエントリーします。
昇侍 そうですね。2月10日の相手(Dj taiki)も一緒にやってきた仲間なんですけど、所選手も一緒に練習する仲ですからね。もし闘うとなったらやりにくい部分はあるでしょうけど、「やる」と「やられる」では大きな違いですから、もしやるとなったら絶対に勝ちたいです。でもまあ、まずは2月10日ですね。
──今はDj taiki戦に集中していると。
昇侍 はい。絶対に勝ちたいと思います。

■Dj taikiインタビュー「自信があるからこそ、DREAMに出たいという気持ちをずっと持っていた」

──2・10『新春!DEEP&CMAファン感謝祭』の昇侍戦に勝利すれば、DREAMフェザー級GP出場です。
Dj そうですね。今は10日の試合に集中しています。
──昇侍選手のフェザー級GP出場に向けてのモチベーションが相当高いことが窺えたんですけど、Dj taiki選手もかねてからDREAMには出たかった?
Dj もちろん! だから、相手は元・同門なんですけど、10日の試合を受けたんです。
──DREAMにはどのようなイメージがありますか?
Dj 日本でトップのメジャー団体ですよね。総合格闘技をやっている人間だったら誰しもが出たいと思います。
──そのDREAMでフェザー級が本格始動します。
Dj 日本人格闘家の中では一番層の厚い階級なので、技術や基本が出来ていない選手は出てこられないと思います。
──記者会見では錚々たるメンバーが出席しましたが、闘ってみたい相手はいますか?
Dj やっぱりKID選手とは対戦したいですね。あとはまあ……特に思い浮かばないです。
──現在決定しているフェザー級GP出場メンバーの中で、自分が一番優れていると思う部分はどこですか?
Dj パンチですね。今日(5日)聞いたメンバーの中では、僕が一番打撃がうまくて、僕が一番寝技がヘタだと思います。一番打撃に偏っていると思いますね。細かいパンチ、キレイなパンチ、速いパンチ。力がないんで、他の選手よりもキレイなフォーム、スピードがあるところを見てほしいです。
──今回のメンバーでは、打撃の得意な選手がたくさんいます。例えば、高谷裕之選手ですとか、出場が熱望されている山本“KID”徳郁選手であったりとか。
Dj もちろんその2人より打撃が強い自信はありますけど、寝技に行かれたらやられる自信もあります(笑)。負けた試合は全部、抑え込まれて判定負けですからね。
──寝技への対応に不安があると?
Dj 練習はしているんですけど、センスがないんですよ(苦笑)。でも、僕にとっての寝技は、“打撃のための寝技”という感じですからね。いかに打撃を活かすかというか。寝技のためだけの練習はしていません。
──トップファイターばかりが、今回のフェザー級GPに集います。その中で勝ち上がっていく自信は?
Dj もちろんあります。自信があるからこそ、出たいという気持ちをずっと持っていました。でもまずは10日の試合に勝って、トーナメントに出ることが第一目標ですね。一歩一歩行くしかないですから。最終目標はチャンピオンになることですけど、今は目の前のことしか考えられないですからね。ただ、ここまで来たらメジャーに出たいです、はい。