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2009年5月23日

ホセ・カンセコ来日!! ホンマン狩りに自信!!
「隙を見てタックルを仕掛け、グラウンドに持ち込みたい」

5月23日(土)、5・26『OLYMPIA DREAM.9 フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND』(横浜アリーナ)で行われる「スーパーハルクトーナメント~世界超人選手権~」1回戦でチェ・ホンマンと対戦するホセ・カンセコが来日。成田空港で囲み会見を行った。

1986年に行われた日米野球以来、2度目の来日となったカンセコは、「ちょっと蒸し暑いけど、久しぶりに日本に来られて嬉しいよ」と笑顔を見せると、「2ヵ月前にオファーをもらってから、みっちりとトレーニングしてきた。いい具合に仕上がっていると思うよ」とコメント。そして、「以前からMMAには興味があったんだ。MMAのデビュー戦を、“MMA発祥の国”日本で行うことができて光栄に思っている」とMMA初挑戦に臨む今の心境を語った。

トレーニングは3〜4つのジムで並行して行い、「技術を磨くトレーニング、スタミナを付けるトレーニング、満遍なく行ってきたよ。特に、DREAMは1R10分なので、小高い丘を登り降りしたり、持久力を付けるトレーニングに力を入れてきた」とスタミナ強化に重点を置いてきた模様。「野球のトレーニングより遥に大変だ」と苦笑いを浮かべていた。

対戦相手であるチェ・ホンマンについては、「長身でパワーがあるファイター」とその印象を語ると、「彼の打撃はパワフルだから、距離を取りつつローキック。そして、隙を見てタックルを仕掛け、グラウンドに持ち込みたい。長身のスパーリングパートナーを見つけるのが大変だったよ(苦笑)」とホンマン対策も十分に行ってきたことを明かした。しかし、MMA初挑戦の相手が実力者であるホンマンということで、ややナーバスになっていることも吐露。「試合当日は緊張すると思うが、ゴングが鳴って数分後には平常心になっているだろう。あまりナーバスにならず、自信を持って闘いたい」と、そこは世界のトップアスリートが集うアメリカの四大メジャースポーツの一つ、MLBで培ったメンタル面の強さを発揮する所存だ。

44歳という年齢、そして相手が自分よりも遥に体の大きなホンマンということで、周囲から心配する声が挙がっていることも告白したカンセコ。「いろんな人から『アー・ユー・クレイジー?』と言われたよ(笑)。ただ、当然だが、僕は負けるつもりで日本に来たわけではない。しっかりディフェンスして、タイミングを見て攻撃を仕掛ける。そして、いい結果を導きたい」と、“勝利”で周囲を黙らせる意気込みだ。

また、同トーナメントに出場するボブ・サップがカンセコ戦を熱望していることを伝え聞くと、「NFLから格闘家に転身したボブ・サップには敬意を表す。僕は彼のファンだし、そんな彼に『闘いたい』と言われるのは嬉しいことだよ。でも、その前にホンマンを倒さないといけない。今はホンマンのことしか頭にないよ」と、今はホンマン戦に集中している姿勢を見せていた。

囲み会見を終えると、美人マネージャーを引き連れ、全長およそ8メートルのリムジン(クライスラー300c)に颯爽と乗り込んだカンセコ。その姿はまさに、トップアスリートのそれだ。本塁打王2回、打点王1回、そして史上初の「40-40(40本塁打40盗塁)」を達成した、80年代を代表する元・MLBプレーヤー。第二のアスリート人生を歩み始めたカンセコに待ち受けているのは、果たして……!?