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2009年5月25日

決戦はいよいよ明日!! 新宿に約5,000人のファンが集結!!
『DREAM.9』公開計量・記者会見

5月25日(月)、都内・新宿ステーションスクエアにて、5・26『OLYMPIA DREAM.9 フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND』(横浜アリーナ)の公開計量・記者会見が行われた。会見には同大会出場全選手が出席。試合への意気込みを語った。
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関東での大会では初めての試みとなった公開計量。選手たちが鍛え抜いた肉体を披露すると、新宿ステーションスクエアに集った約5,000人のファンからは大きな歓声が巻き起こった。計量は全選手が一発でパス。フェザー級ファイターたちの引き締まった体に、川尻達也やJ.Z.カルバンの鋼のような体、そしてスーパーハルクトーナメント出場ファイターたちの肉体が披露される度にどよめきが起こるなど、大きな盛り上がりを見せた。

計量後の公開記者会見では、全選手が明日の一戦に向けての意気込みを語った。注目はやはり、約1年半ぶりの復帰戦を果たす山本“KID”徳郁。62.2キロで計量をパスしたKIDは「1年ちょいぶりの試合なんで、凄い待ちきれない思いなんですけど、前よりも強くなっているんで、明日は見に来るのもいいし、テレビで観るのもいいし、目ぇ離さないで見といてください」と意気込むと、間近で見た対戦相手のジョー・ウォーレンについて「『オレのほうが強いな』って思っちゃいました(笑)」とズバリ言い切った。そのウォーレンは計量を62.6キロでパス。終始リラックスした様子で、「素晴らしいチャンピオンであるKID選手をやっつけるチャンスをいただいて感謝しています」とKID狩りに意欲を見せた。

また、異様な緊張感を漂わせていたのが、川尻達也とJ.Z.カルバンだ。両者ともに70キロジャストで計量をパスすると、握手を求めたカルバンに対し、川尻はそれを拒否。握手を拒否した理由について川尻は「もちろん尊敬する凄い選手ですけど、今から明日の試合が終わるまでは全力で叩き潰す相手だと思っているので、試合が終わるまでは握手も何もする気はありません」と述べると、「情熱を持って、格闘技愛ですべてを出し切りたいと思います」と闘志を漲らせていた。一方、握手を拒否されたカルバンは、「別に気にしていません。『考え方が違うんだな』と思いました」と苦笑い。「明日は自分の力、そして家族愛、愛の強さを見せたいと思います」と静かに闘志を燃やしていた。

そして、こちらも注目を浴びているスーパーハルクトーナメントに出場の元メジャーリーガー、ホセ・カンセコは、「正直言って、怖いです」と対戦相手であるチェ・ホンマンと対峙した感想を述べると、「明日はMMA版の満塁ホームランを打って見せます。そして、45歳の男が何をできるかを見せてあげます」と高らかに宣言していた。

ライブで見るもよし、TBSで見るもよし、PPVで見るもよし! 「格闘技がお好きな方はもちろん楽しんでいただけますし、格闘技にあまり触れたことのない方も見ていただければ格闘技の素晴らしさを満喫していただける」(笹原EP)豪華カードがズラリと並んだ『DREAM.9』! 絶対に見逃すな!!

以下、会見中の全選手のコメント&計量結果、及びホセ・カンセコの囲み会見の模様。

【『DREAM.9』出場全選手のコメント&計量結果】

◎第1試合/スーパーハルクトーナメント1回戦
■ボブ・サップ(145.0キロ)
「フハハハハ! 明日はビーストがミノワマンをKOでやっつけるぜ!!」
■ミノワマン(89.0キロ)
「あまりもう、話すことはないです。ボブ・サップを倒すだけです」

◎第2試合/スーパーハルクトーナメント1回戦
■ホセ・カンセコ(115.0キロ)
「明日はMMA版の満塁ホームランを打って見せます。そして、45歳の男が何をできるかを見せてあげます。(対戦相手を見ていかがですか?)ボブ・サップ選手より大きい人に会ったのは初めてです。正直言って、怖いです。対戦相手は巨大です。そして、自分は45歳のルーキーです。ですから、これはチャレンジになります。でも、今まで野球でもいろいろなチャレンジをしてきました。そして、野球ではいい成績を残して成功してきました。明日はいい試合ができることを期待しています」
■チェ・ホンマン(150.0キロ)
「コンニチワ、チェ・ホンマンデス。レンシュウイッパイ、モンダイナイデス。アシタワ、イッショウケンメイガンバリマス」

◎第3試合/スーパーハルクトーナメント1回戦
■ヤン“ザ・ジャイアント”ノルキヤ(160.0キロ)
「自分がスーパーハルクトーナメントのチャンピオンになるつもりですので、まず1回戦のソクジュ選手をKOします」
■ソクジュ(102.0キロ)
「まさか自分がKOされるわけがありません(笑)。いい試合をしますので、楽しみにしていてください」

◎第4試合/スーパーハルクトーナメント1回戦
■マーク・ハント(130.0キロ)
「オハヨー! ゲンキデスカー! 凄い試合をしますので楽しみにしていてください」
■ゲガール・ムサシ(99.0キロ)
「明日は皆さんが興奮するような最高の試合をします」

◎第5試合/ライト級ワンマッチ
■川尻達也(70.0キロ)
「明日、ハルクトーナメント、きっと面白い試合になると思います。フェザー級GP、鎬を削り合う素晴らしい試合になると思います。ミドル級タイトルマッチはもちろん、ハイレベルな凄い面白い試合になると思います。ただ、僕もその試合に負けないように、情熱を持って、リングですべてを出し切りたいと思います。僕は格闘技愛ですべてを出し切りたいと思います。ぜひ会場に遊びに来てください!(握手を拒否した気持ちは?)もちろん尊敬する凄い選手ですけど、今から明日の試合が終わるまでは全力で叩き潰す相手だと思っているので、試合が終わるまでは握手も何もする気はありません」
■J.Z.カルバン(70.0キロ)
「DREAMで試合をするのは久しぶりなので、とてもワクワクしています。明日は自分の力、そして家族愛、愛の強さを見せたいと思います。(握手を拒否された気持ちは?)別に気にしていません。『考え方が違うんだな』と思いました。川尻選手は今、自分のことをリスペクトしていると言ってくれましたが、明日の試合が終わったあとに、さらに本当にリスペクトしてもらいたいと思います」

◎第6試合/フェザー級GP2回戦
■エイブル・カラム(62.7キロ)
「日本に戻ってこられて本当に嬉しいです。日本の皆さんのエネルギー、総合格闘技に対する愛が大好きです。私も明日、全力を尽くし、自分のエネルギー、ハートを込めて、素晴らしい闘いをします」
■所英男(62.7キロ)
「僕はトーナメントの1回戦で負けて一度終わってる身なので、思い切った試合をして、自分自身もDJ(taiki)さんにも納得してもらえる試合をしたいと思います」

◎第7試合/フェザー級GP2回戦
■前田吉朗(63.0キロ)
「明日、高谷選手とやるんですが、多分、皆さんが見たいものと僕がしたいことは一致していると思います。判定はなく、完全決着で行くんで、よろしくお願いします」
■高谷裕之(62.8キロ)
「明日は凄い熱い試合になると思うんで、期待していてください」

◎第8試合/フェザー級GP2回戦
■ビビアーノ・フェルナンデス(62.8キロ)
「またDREAMで闘えるチャンスがもらえて感謝しています。明日は私のすべてを見せます」
■今成正和(63.0キロ)
「明日は凄いいいものを見せるんで、ぜひご来場お願いします」

◎第9試合/フェザー級GP2回戦
■ジョー・ウォーレン(62.6キロ)
「自分は今、集中しています。暴力的とも言えるほどに集中しています。なぜここにいるのか? それはもちろん、チャンピオンベルトを獲るためです。そして、素晴らしいチャンピオンであるKID選手をやっつけるチャンスをいただいて感謝しています。皆さん、どうぞ楽しみにしていてください」
■山本“KID”徳郁(62.2キロ)
「1年ちょいぶりの試合なんで、凄い待ちきれない思いなんですけど、前よりも強くなっているんで、明日は見に来るのもいいし、テレビで見るのもいいし、目ぇ離さないで見といてください。よろしく!(計量でウォーレン選手を見て、どういった感想を持ちましたか?)『オレのほうが強いな』って思っちゃいました(笑)。ほんとです」

◎第10試合/ DREAMミドル級王座決定戦
■ジェイソン“メイヘム”ミラー(84.0キロ)
「コンバンワ! コケル! ガッツ! ヨコハマアリーナ!! TBS!! ミテネ!!!!」
■ホナウド・ジャカレイ(83.7キロ)
「明日、ジェイソンは勝てません。明日は注目してください。物凄い試合になるでしょう」

【ホセ・カンセコの囲み会見の模様】
――試合を前日に控えて今の心境は?
カンセコ 非常に興奮しています。さっきも言ったように総合格闘技ではルーキーで45歳の男ですから、これは生まれて初めての体験になります。総合格闘技自体は長い間練習していますが、これだけの大会規模で、80〜100ポンドも違うあんなに巨大な選手と闘うのは初めてです。でも、総合格闘技が生まれた国で試合ができることは名誉だと思っていますし、ファンのみなさんに喜んでもらえるような試合をしたいと思います。45歳のルーキーに何ができるか? みなさんの目で見てもらいたいと思います。「スーパーハルクトーナメント」に出ることができて、本当に名誉なことだと思っています。
――チェ・ホンマン選手以外にも、ボブ・サップ選手やヤン“ザ・ジャイアント”ノルキヤ選手のような体の大きい選手がいますけど、あの中に入ってみてどのように感じましたか?
カンセコ 会ってみたら、みなさん本当にいい人たちです。心から選手のことをリスペクトしています。
――メジャーリーグデビュー前日と、今回の総合格闘技デビュー前日とでは、どちらのほうが緊張されていますか?
カンセコ 最初のメジャーリーグの試合のときには、ワシントンのタコマからボルチモアまで飛んで行って、ついてわずか1時間半で「今日は出るぞ」と言われ、ピンチヒッターで出ました。たった1打席しかありませんでしたけど、アドレナリンが出てきて非常に興奮しました。何事にも初めてのときというのはありますけど、自分のメジャー初体験はそういうものでした。
――今回も同じくらいアドレナリンが出てますか?
カンセコ 日本に到着した時点でアドレナリンが出っぱなしです。そして、周りのみなさんも本当によくしてくれていますし、明日いよいよリングに上がってゴングが鳴ったら、カラダじゅうからアドレナリンが出てくるでしょうし、自分をコントロールするのが大変だと思います。
――ホンマン選手はピッチャーで例えるとどういうタイプですか?
カンセコ ランディ・ジョンソン。身長も6フィート10インチで高いですし、それからなかなか打てないスライダーを投げますからね。それから、対面すると打者を怖気つかせる雰囲気がありますので。
――ランディ・ジョンソンと対戦されたときはいかがだったんですか?
カンセコ あまり打てなかったですね(笑)。彼が若い頃に、彼を得意としていたバッターはあまりいなかったと思います。歳を取ったけど、今でも強力なピッチャーだと思います。時速102マイルのストレートを投げられました。
――会見中、サップ選手とお話しされていましたが、どんな話をされていたんですか?
カンセコ サップ選手は経験豊富なので、いろいろ話を聞いてました。明日はこういう流れになるとか、こうやってアドレナリンをコントロールするんだよとかいろいろ教えてくれて、とにかくリングに上がったら自分が一番得意とすることを精一杯やればいいんだと言ってくれました。