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2009年8月25日

「他の日はいいけど、10月6日は絶対に負けたくないです」
所英男インタビュー

10・6『HEIWA DREAM.11 フェザー級グランプリ2009決勝戦』(横浜アリーナ)で行われるDREAMフェザー級GP決勝ラウンドに臨む所英男にインタビュー。決勝ラウンドに臨む意気込みを語ってもらった。【取材日:2009年7月30日】

■「タイプ的に苦手なんだろうなという気はします」

──DREAMフェザー級GP決勝ラウンドの組み合わせが決まりました。
所 7月中に決まって欲しかったんでよかったです。……いや、あんま早く決まりすぎるのもドキドキする時間が長いですからね。意外と1ヵ月くらい前のほうがいいかもしれません(苦笑)。
──どっちなんですか!?(笑)。準決勝の相手は高谷裕之選手になりました。
所 高谷さんのような打撃の強い選手に2回負けていますからね。山本篤戦とDJ.taiki戦と。だからやっぱりタイプ的に苦手なんだろうなという気はします。それに高谷さんはタックル切るのも凄く上手ですからね。寝技の展開にはならないで打撃でやられる……そういう試合にならないようにしたいと思います。試合なんで何が起きるか分からないんで、とにかく思いっきり動き回るしかないです。実力もあって名前もある選手なので、そういう強い選手に勝てたら自信になりますし、またこれから格闘技やっていけるなという自信になると思います。
──試合までにどういったことを強化する予定ですか?
所 スタミナはもちろんですけど、ダメなところを今、細かく修正しているので、そういうところを試合までに修正できればなと思っています。あとは前田(日明)さんや野木(丈司)トレーナーを信じて頑張るだけです。
──高谷選手と言えば、煽りVでも紹介されていた高谷軍団の熱烈な応援がありますよね。
所 仲間を一生懸命応援していて、熱い感じですよね。高谷さんが羨ましいです。仲間から応援してもらえるのは羨ましいですね。
──所選手の応援団、所軍団も負けないんじゃないですか?
所 いやぁ、所軍団は奥出(雅之)君しかいないですからね(苦笑)。所軍団は“小兵二軍団”と呼ばれていますから。

■「僕も燃えます! 勝ちます!」

──もう一つの準決勝は、ビビアーノ・フェルナンデスvsジョー・ウォーレン。決勝戦に進めば、そのどちらかと対戦することになります。
所 両方ともレベル高いですよね。ビビアーノは相手によって闘い方を変えているのが凄いと思います。ジョー・ウォーレンは誰が相手でもああいう感じで行くと思うんですけど、ビビアーノはどういう感じで来るのか想像付かないんで、闘うとしたらやっかいな相手だろうなと思います、はい。だけどまあ、決勝のことはあんまり考えてないです。
──高谷戦に集中すると。
所 そうですね。決勝のことは考えないですけど、「自分が決勝に行くんだ!」という強い気持ちを持って試合に臨むことが大事だと思っています。自分を信じられなくなったら終わると思うので、気持ちを強く持つ。試合後に、DJさんとの試合の後のような気持ちにならないように、勝っても負けても胸を張って会場を出られるような試合をしたいです。
──記者会見では日本人対決はやりづらいということをおっしゃっていました。
所 そうですね。3連敗しているのでちょっと苦手意識はあります。でも、あのベルトを巻くには、大変なことをドンドンやらないと巻けないですからね。頑張ります。
──高谷選手は日本人対決について「燃えられるからいい」と。所選手はなぜ苦手意識を持つようになったんですか?
所 分からないんですよねぇ、これがまた(苦笑)。なんでなんだろう? ……って、こういうことじゃダメなんですよね。僕も燃えます! 勝ちます!
──改めてDREAMフェザー級GP決勝ラウンドに臨む意気込みをお願いします。
所 何回も言うようですけど、一回終わっている身なんで、精一杯頑張るだけです、はい。高谷さん、凄い強い選手ですけど、他の日は負けてもいいですけど、10月6日は絶対に負けたくないです。ただ勝つだけじゃなく、いい試合をして勝ちたいですね、はい。