- 2009年9月9日
打倒コリアンモンスター! 『ミノワマン第14話“本能の巻”』!!
J.Z.カルバンと対戦の中村大介「正直ビビリますけど、変な自信もあります」- 9月9日(水)、都内・DEEPオフィシャルジムIMPACTにて記者会見が行われ、10・6『HEIWA DREAM.11 フェザー級グランプリ2009決勝戦』(横浜アリーナ)の追加対戦カードが発表された。
- 動画で見る
発表されたカードは、【スーパーハルクトーナメント準決勝】ミノワマン(日本/フリー)vsチェ・ホンマン(韓国/フリー)、【DREAMライト級ワンマッチ】J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム)vs中村大介(日本/U-FILE CAMP.com)の2試合。なお、スーパーハルクトーナメント準決勝に出場する予定だったゲガール・ムサシが、左肩の負傷により同トーナメントを欠場することも併せて発表された。
会見にはミノワマン、中村、笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーが出席。会見の冒頭、笹原EPはムサシ欠場について、「ムサシ選手は8月末に左肩を負傷し、オランダでトレーニングを開始したのですが、違和感があるということで医師に診てもらった結果、肩関節腱板症で全治1ヵ月と診断されました。全治1ヵ月ということで大会にはギリギリ間に合うのですが、当然、集中したトレーニングはできませんし、十分なパフォーマンスはできないということで辞退となりました」と説明。ソクジュの対戦相手は現在調整中で、「1回戦に出場した選手の中から考えて、うまくハマらなければそれ以外から選ぶことになると思います」とのことだ。残念ながらムサシはスーパーハルクトーナメント欠場となったが、DREAMとしては年内にその勇姿が見られるよう交渉していく模様。笹原EPは、「10・25『OLYMPIA DREAM.12』(大阪城ホール)に間に合うか、年末なら大丈夫か、怪我との相談になりますが、ムサシ選手と話をしていきたいと思います」と語っている。
同トーナメント準決勝でチェ・ホンマンと対戦することとなったミノワマンは、「今回の相手はチェ・ホンマン選手ということで、自分の中の夢が叶う試合になると思います。前回のボブ・サップ戦は“本物”を追求して、一瞬一瞬ですが、それを感じることができました。今回はそれを持続させつつ“本能”で闘いたいということで、今回のテーマは『ミノワマン第14話“本能の巻”』です!!」と意気込み。そしてミノワマンは、ホンマンの印象について「やはり大きい。生まれ持った超人的な大きさですよね。“生きている大木”という感じです」と語ると、「そういう選手とぶつかって、自分も超人に近づけたらいいなと思います。極端に大きなホンマン選手に対し、自分は標準的な大きさ。あと、パッと見た感じで『勝てる』『勝てない』と判断されるのもイヤなんです。そう判断されないように、小さくても勝つ可能性がある、そういう結果・内容を求めたい」と意欲を見せていた。
しかしながらミノワマンの言うとおり、身長で43センチ、体重で61キロとその体格差は歴然。ミノワマン本人も「かなり懐に入らないと顔面へのパンチは難しい」と表情を曇らせたが、「対策? あります。でも、ここでお答えすると情報が相手のほうにも行く可能性があるので、お答えできません」とホンマン攻略への糸口は掴んでいる様子だ。ホンマン対策については言及しなかったが、一部報道にあった、先日大相撲横綱の白鵬も所属する宮城野部屋に出稽古に行ったことについて問われると、「日本にもスーパーハルクな人たちがいました。大きな相手に当たる感触を掴めましたし、いい練習ができました」とコメント。横綱・白鵬からは「応援しています」とエールをもらい、気合い十分で打倒ホンマンに臨む所存だ。体格差を本能で吹き飛ばし、ミノワマンは勝利を掴むことはできるか!?
そして、『DREAM.11』ではライト級ワンマッチ、J.Z.カルバンvs中村大介も実現。笹原EPも「カルバン選手に中村選手が挑む図式になると思います。カルバン選手は簡単に越えられる壁ではありませんが、中村選手が勝てば、混沌としているライト級のベルト戦線に絡んでくることになると思います。一方のカルバン選手にとっては、ここで勝てば、青木(真也)選手、川尻(達也)選手へのリベンジのチャンスも見えてきます。噛み合う試合になると思います」と語っているように、好勝負必至の一戦だ。
この一戦のオファーが来たときは「『やるしかないな!』と思いました。本当にトップレベルの選手なので、嬉しかったというか、テンションが上がりました」という中村だが、試合が決定し「相手は物凄く強い選手だと思うんですけど、普通に頑張って、普通に練習して、普通に試合をすれば勝てると思って、頑張りたいと思います。自然体というか、あまり意気込みすぎたときはいい結果が出なかったので」と自然体で臨むことを強調。今年3月の『DREAM.7』での石田光洋戦で“自然体”であることの大事さを痛感したようで、「試合前に『あれをやろう』『これをやろう』と決めちゃっていたんですけど、それではダメでしたね。普通に試合に臨んで、練習でしたことが自然と出るようにしようと思いました」と語っていた。
カルバンの印象については「あまりじっくり見たことはないんですけど、パワー、圧力が凄いというイメージがあります」と語ると、「パワーに対して、こっちは柔らかく力を抜いて行きます。“柔よく剛を制す”というのをやってみたいですね」と意欲。「これまで闘ってきた中で(カルバンは)間違いなく一番強い相手なので、正直ビビリますけど、変な自信もあります。一本取りたいです。取るイメージですか? あったりなかったりです(笑)」と、脱力系の口調の中に自信を覗かせていた。先月28日にアメリカ・カンザス州で行われた『M-1 Breakthrough』ではフェリッド“ザ・ハリケーン”ケダーを相手にフルマークで判定勝ちを収め、いい流れで臨む大一番。勝利の女神が微笑むのは、果たして……??
また、笹原EPによると、『DREAM.11』はあと1〜2試合ほどワンマッチが追加され、全9〜10試合で行われる模様。出場の可能性のある選手については、大会ポスターに入っている川尻達也は「候補に入っています」、秋に試合を行うことを宣言している桜庭和志については「『DREAM.11』か『DREAM.12』に」とのことだ。
【『DREAM.11』追加決定対戦カード】
■スーパーハルクトーナメント準決勝
ミノワマン(日本/フリー)vsチェ・ホンマン(韓国/フリー)
■スーパーハルクトーナメント準決勝
ソクジュ(カメルーン/チーム・クエスト)vsX
■DREAMライト級ワンマッチ
J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム)中村大介(日本/ U-FILE CAMP.com)
【『DREAM.11』既出対戦カード】
■DREAMライト級タイトルマッチ
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー/王者)vs青木真也(日本/パラエストラ東京/挑戦者)
■DREAMフェザー級GP準決勝戦
高谷裕之(日本/高谷軍団)vs所英男(日本/チームZST)
■DREAMフェザー級GP準決勝戦
ジョー・ウォーレン(アメリカ/チーム・クエスト)vsビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/レボリューション・ファイトチーム)
■DREAMフェザー級GPリザーブファイト
DJ.taiki(日本vsフリー)vs宮田和幸(日本/Brave)
■DREAMフェザー級GP決勝戦
高谷裕之×所英男の勝者vsジョー・ウォーレン×ビビアーノ・フェルナンデスの勝者
mixiチェック Tweet