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2009年12月4日

「オレのことを怖がっている」
アリスターにブーイングの嵐!! K-1 WGP前日記者会見

12月4日(金)、都内ホテルにて12・5『FieLDS K-1 WORLD GP 2009 FINAL』(横浜アリーナ)の前日記者会見が行われ、同大会に出場するアリスター・オーフレイム、セルゲイ・ハリトーノフも出席。会見は、強気な発言を繰り返すアリスターに大ブーイングが飛ぶまくる、異様な熱気に包まれた。

まずは、トーナメントリザーブファイト、スーパーファイト出場選手が登壇し、それぞれ明日への意気込みをコメント。リザーブファイト第2試合でダニエル・ギタと対戦するハリトーノフは、時折笑みを浮かべるなどリラックスした様子で「今回、K-1に出場できてとても嬉しいです。私の持っている技をしっかりと見せたいです」と語っていた。

その後、トーナメントに出場する7名(※残り1名のジェロム・レ・バンナはフライトの都合で欠席)が登壇。それぞれ意気込みを語っていったが、アリスターのコメントが会場の空気を一変させた。最初こそ「トレーニングを積んで、100%の体を作り上げてきた。準備万端だよ」と当たり障りのない言葉を発したアリスターだったが、司会者から「K-1は簡単な競技」と発言したことがK-1ファイター内で波紋を呼んでいることについて問われると、「とにかく言えることは、オレは他のファイターにはできない闘いもできるってこと。挑戦してくるものがいれば、K-1だろうがMMAだろうが、キッチリKOしてオレの信条を見せつけたい。オレとしてはバダ・ハリと闘いたいなと思っているんだけど……彼はイヤなようだね」と強気のコメント。このアリスターの発言に対し、会見に立ち会ったK-1ファイターたちの所属するジム関係者から大ブーイングが飛ぶ中、挑発を受けたバダ・ハリはスクッと立ち上がると、「前回の彼との試合(昨年大晦日)の結果は、みんなが見たとおりだ。そして、彼がK-1の強豪ファイターに勝利したのもまた真実。もし、彼が口だけでなく、しっかり結果を出して挑戦してくるならば、受けて立ちたい。彼との再試合では、彼はもって3分だろう。オレのキックを受ける準備もしておいたほうがいい」と不気味なほど冷静な口ぶりで応戦した。

また、アリスターの言葉に反応したのはバダ・ハリだけではない。昨年のK-1 WGP王者、レミー・ボンヤスキーも「アリスターを止めることは、K-1王者、そしてK-1ファイター全員の責務。全員の力で彼を止めなくてはいけない。他流試合をパートタイムでやっている人間に、K-1のトロフィーを渡すわけにはいかない」と“ストップ・ザ・アリスター”を宣言だ。すると、このボンヤスキーのマイクが終わるやいなや、またもアリスターが壇上へ。だが、話し始めようとするアリスターに対し、「お前にはもう喋らせない!」とばかりにジム関係者からこれまで以上の大ブーイング。司会者の「Please,be quiet!(お静かに)」の声さえも掻き消さんばかりの勢いだ。薄ら笑いを浮かべつつブーイングが収まるのを待ったアリスターは、「いちいちオレの発言に反応するのは、オレのことを怖がっているからだろうね」と火に油を注ぐコメントを発すると、「特にレミーはオレのことを怖がっている。『全員の力で……』なんて、一人ではオレのことを倒す自信がないんだろ?」とボンヤスキーを挑発。これに対し、青筋を立てて壇上に上がったボンヤスキーは、「前回、僕との対戦でマットに沈んだのは君だったはずだ!」と両手を広げつつ語気を荒げた。

MMA、K-1の両方で頂点を目指すアリスター。K-1にとっては“史上最強の外敵”であることには間違いないだろう。まずはK-1の頂へ! アリスターの活躍に期待だ!!

『FieLDS K-1 WORLD GP 2009 FINAL』
◎日時:2009年12月5日(土) 16時開場 17時開始
◎会場:神奈川・横浜アリーナ
◎チケット料金(全席指定・消費税込み):VIP席=100,000円(特典つき)、SRS席=35,000円(特典つき)、RS席=22,000円、S席=13,000円、A席=6,000円
◎K-1オフィシャルホームページ(http://www.k-1.co.jp/jp/index.php)
【対戦カード】
■第10試合/トーナメント決勝戦(3分3R延長2R)
準決勝戦第1試合勝者vs準決勝戦第2試合勝者
■第9試合/スーパーファイト(3分3R延長1R)
京太郎(日本/チームドラゴン)vsタイロン・スポーン(スリナム/ブラックレーベルファイトクラブF.F.C.)  
■第8試合/トーナメント準決勝戦第2試合(3分3R延長1R)
準々決勝戦第3試合勝者vs準々決勝戦第4試合勝者
■第7試合/トーナメント準決勝戦第1試合(3分3R延長1R)
準々決勝戦第1試合勝者vs準々決勝戦第2試合勝者
■第6試合/リザーブファイト②(3分3R延長1R)
ダニエル・ギタ(ルーマニア/Kamakura Gym)vsセルゲイ・ハリトーノフ(ロシア/ゴールデングローリージム)
■第5試合/トーナメント準々決勝戦第4試合(3分3R延長1R)
エロール・ジマーマン(キュラソー島/ゴールデングローリージム)vsレミー・ボンヤスキー(オランダ/チーム・ボンヤスキー)
■第4試合/トーナメント準々決勝戦第3試合(3分3R延長1R)
ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X tream Team)vsセーム・シュルト(オランダ/正道会館)
■第3試合/トーナメント準々決勝戦第2試合(3分3R延長1R)
アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)vsエヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/極真会館)
■第2試合/トーナメント準々決勝戦第1試合(3分3R延長1R)
ルスラン・カラエフ(ロシア/フリー)vsバダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
■第1試合/リザーブファイト①(3分3R延長1R)
ピーター・アーツ(オランダ/チーム アーツ)vsグーカン・サキ(トルコ/チーム レベル)
■オープニングファイト③(3分3R)
ヤン・ソウクップ(日本/極真会館)vs高萩ツトム(日本/チームドラゴン)
■オープニングファイト②(3分3R)
シング“心”ジャディブ(インド/パワーオブドリーム)vs上原誠(日本/士魂村上塾)   
■オープニングファイト①/60キロ契約(3分3R)
寒川慶一(日本/S.F.K)vs梶原龍児(日本/チームドラゴン)