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発表されたカードは、メルヴィン・マヌーフvs三崎和雄の1試合。昨年行われたDREAMミドル級GPベスト4、DREAM、K-1を股に掛け活躍するマヌーフと、06年PRIDEウェルター級GP優勝、現在はSRCミドル級の日本人エースとして活躍する三崎が、大晦日に激突することとなった。これでDREAMvsSRCの全カードが決定。全9試合で雌雄を決する。

この日の会見には三崎が出席。司会者の呼びかけにより報道陣の前に姿を現した三崎は、報道陣、関係者に一礼し登壇すると、「当初、対戦を予定していた選手を想定して、随分前から戦略を立てトレーニングを積んでまいりました。しかし、数日前にこの選手との対戦がなくなったことを受け、一度は今回の試合を見送ることに決めました。しかし、再度マヌーフ選手とのオファーを受け非常に悩みましたが、自分は格闘家であり、目の前に闘う相手がおり、その対戦を求められるのであれば闘うべきだと自分なりに判断し、出場することを決意しました」と今回のマヌーフ戦を受けた経緯を説明。「残り少ない時間ではありますが、できることをすべてやり、悔いのないようリングに立ちたいと思います」と試合に向けての抱負を語った。マヌーフについては、「一言で言えば、“ヤバい選手”ですね。フィジカル的にも優れたものを持っていますし、非常に強いパンチを持っている」と評価。今回の一戦は、DREAMvsSRCの対抗戦として行われることについては、「DREAMと言っても、今まで一緒にやってきた仲間でもあります。でも自分は今、戦極を舞台にして試合をしていますから、チーム一丸となって全勝を狙って、潰しにいきたいと思います」と打倒DREAMに意欲を見せていた。

先月8日付けでそれまで所属していたGRABAKAを離れフリーとなった三崎は現在、多くの総合格闘家も練習に励む、東京・足立区のパワーオブドリームでトレーニングを積んでいるとのこと。「ここ数年、（パワーオブドリームの）古川（誠一）会長と二人三脚でずっとトレーニングをしていましたので、特に何か環境が変わったことはなく練習をしています」と練習には支障を来していないことを強調すると、今回の一戦がフリー転向後、初の試合となることについては「リングに上がるまではチーム、仲間たちのサポートがありますが、リングに上がったときは1対1の男同士の闘いだと思っています。今回も、GRABAKAを辞めた云々関係なく、マヌーフ選手との真っ向勝負だという気持ちでいます」とその心境を語っていた。

対するマヌーフは、谷川貞治FEG代表によると「マヌーフ選手は“DREAM愛”が強く、『ずっと一緒に練習しているジョルジ・サンチアゴ以外なら誰とでも闘うから、ぜひ対抗戦に出させてくれ』と言っていました。今回の試合が決まって嬉しく思っていると思います」とのこと。DREAM代表として気合い十分の状態で大晦日のリングに立つ。

07年大晦日の『やれんのか！』では秋山成勲との一戦で会場を大爆発させた三崎。対するマヌーフも、昨年大晦日の『FieLDS Dynamite!!』では前日オファーにも関わらずマーク・ハントを相手に秒殺KO劇を見せている。今年の大晦日を盛り上げるのは、果たして……？

なお、この日のカード発表で現在17試合が決定している『FieLDS Dynamite!!』だが、谷川代表によるとスーパーファイトが1試合追加される可能性があり、全18試合で行われる予定。そのスーパーファイトには、前DREAMミドル級チャンピオンのゲガール・ムサシが出場する可能性があることも示唆していた。また、対抗戦のルール、試合順に関しては、大会前日30日に発表される模様だ。

以下、三崎のコメント及び質疑応答の模様。

■三崎和雄のコメント
「まず、この戦極vsDREAMの対抗戦への指名をいただき、非常に光栄に思うとともに、とても緊張しています。当初、対戦を予定していた選手を想定して、随分前から戦略を立てトレーニングを積んでまいりました。しかし、数日前にこの選手との対戦がなくなったことを受け、一度は今回の試合を見送ることに決めました。しかし、再度マヌーフ選手とのオファーを受け非常に悩みました。まったく異なるタイプの選手であり、何よりも自分自身のモチベーションが一度切れてしまいましたので非常に悩みましたが、自分は格闘家であり、目の前に闘う相手がおり、その対戦を求められるのであれば闘うべきだと自分なりに判断し、出場することを決意しました。残り少ない時間ではありますが、できることをすべてやり、悔いのないようリングに立ちたいと思います」

■質疑応答の模様
──GRABAKAから離れフリーになっての初戦ですが、そのへんの意気込みを聞かせてください。
三崎　今、言われて「あっ、そうか」と思いましたけども、いつもリングに上がるまではチーム、仲間たちのサポートがありますが、リングに上がったときは1対1の男同士の闘いだと思っていますので、今回もGRABAKAを辞めた云々関係なく、マヌーフ選手との真っ向勝負だという気持ちでいます。
──マヌーフ選手にはどのような印象を持っていますか？
三崎　一言で言えば、“ヤバい選手”ですね。フィジカル的にも優れたものを持っていますし、非常に強いパンチを持っているし、どう戦略を立てていくかはこれから考えようと思っています。
──戦極代表としてDREAMにはどのような対抗意識を持っていますか？
三崎　DREAMと言っても、今まで一緒にやってきた仲間でもありますから、そういった対抗意識というのは正直、なかったんですけども、でも自分は今、戦極を舞台にして試合をしていますから、これはチーム一丸となって全勝を狙って、潰しにいきたいと思います。
──前回の試合の後に無期限出場停止処分となって、それが解けて、大晦日に復帰ということになりましたが、そのことについて三崎選手はどのようにお考えでしょうか？
三崎　コミッション委員のほうから「無期限出場停止解除」という決定をいただきましたので、それに従い、今回の出場というところまで来ましたので、ボクのほうからは特にないです。
──現在の練習環境について教えてください。
三崎　現在は足立区にあるパワーオブドリーム、古川（誠一）会長の元でトレーニングを積んでいます。GRABAKAは退団しましたが、ここ数年、古川会長と二人三脚でずっとトレーニングをしていましたので、特に何か環境が変わったことはなく練習をしています。

【『FieLDS Dynamite!! ～勇気のチカラ2009～』決定対戦カード】
■DREAMvsSRC対抗戦
メルヴィン・マヌーフ（オランダ/ショー・タイム）vs三崎和雄（日本/フリー）

【『FieLDS Dynamite!! ～勇気のチカラ2009～』既報対戦カード】
■DREAMvsSRC対抗戦
山本“KID”徳郁（日本/KRAZY BEE）vs金原正徳（日本/パラエストラ八王子/チームZST）
■DREAMvsSRC対抗戦
所英男（日本/チームZST）vsマルロン・サンドロ（ブラジル/ノヴァ・ウニオン）
■DREAMvsSRC対抗戦
高谷裕之（日本/高谷軍団）vs小見川道大（日本/吉田道場）
■DREAMvsSRC対抗戦
川尻達也（日本/T-BLOOD）vs横田一則（日本/GRABAKA）
■DREAMvsSRC対抗戦
青木真也（日本/パラエストラ東京）vs廣田瑞人（日本/フリー）
■DREAMvsSRC対抗戦
桜井“マッハ”速人（日本/マッハ道場）vs郷野聡寛（日本/GRABAKA）
■DREAMvsSRC対抗戦
柴田勝頼（日本/LAUGHTER7）vs泉浩（日本/プレシオス）
■DREAMvsSRC対抗戦
アリスター・オーフレイム（オランダ/ゴールデン・グローリー）vs藤田和之（日本/藤田事務所）
■スーパーハルクトーナメント〜世界超人選手権〜 決勝戦
ミノワマン（日本/フリー）vsソクジュ（カメルーン/チーム・クエスト）
■SRCヘビー級ワンマッチ
吉田秀彦（日本/吉田道場）vs石井慧（日本）
■魔裟斗引退試合/K-1ルール（3分5R延長1R）
魔裟斗（日本/シルバーウルフ）vsアンディ・サワー（オランダ/シュートボクシング オランダ）
■K-1ヘビー級ワンマッチ
西島洋介（日本/AK）vsレイ・セフォー（ニュージーランド/レイ・セフォー ファイト アカデミー）
■K-1甲子園準決勝戦/K-1甲子園ルール
HIROYA（セントジョーンズインターナショナルハイスクール/3年）vs野杁正明（至学館高等学校/1年）
■K-1甲子園準決勝戦/K-1甲子園ルール
嶋田翔太（私立西武台高校/3年）vs石田勝希（初芝立命館高等学校/2年）
■K-1甲子園決勝戦/K-1甲子園ルール
HIROYA×野杁正明の勝者vs嶋田翔太×石田勝希の勝者
■K-1甲子園リザーブファイト/K-1甲子園ルール
藤鬥嘩裟（勇志国際高校/2年）vs日下部竜也（愛知県立豊田高校/2年）

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