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■「DREAM？　そんなにガツンと響くほどの印象はないです」

──12・31『FieLDS Dynamite!!〜勇気のチカラ2009〜』（さいたまスーパーアリーナ）での対戦相手が高谷裕之選手に決定しました。
小見川　そうですね。まあ、決まって良かったです。
──当初、大晦日は有明コロシアムで金原正徳選手の保持する戦極フェザー級王座に挑戦する予定でした。
小見川　やっぱり最初はチャンピオンシップが決まってたんで「エ〜ッ」と思ったんですけど、それなりに自分で解決して、そっちのほうに頭を持っていきました。こういう形になっちゃったんで、チャンピオンシップは後からでも。ファイターである以上は、出された試合をこなすだけなんで、はい。でも、対抗戦が決まって、対戦相手も高谷選手なんで、DREAMフェザー級の日本人選手の中では一番強いし、願ったり叶ったりですね。
──今回の一戦はDREAMvsSRCの対抗戦として行われます。
小見川　戦極のフェザー級は、僕の中では世界で一番強いと思っているんですよ。DREAMとかいろんな団体が世界にありますけど、その中でもあのトーナメント（戦極フェザー級GP）では選りすぐりの外人たちを集めたんで、トーナメントでは負けてしまったんですけど結果は出してきたので、戦極の代表として高谷選手を叩き潰したいです。
──DREAMの印象について聞かせてください。
小見川　そんなにガツンと響くほどの印象はないです。正直言って、「一番強いヤツをフィーチャーしていけばいいのにな」って思いますけどね。オレは“強さ追求”なんで。
──高谷選手の印象についてはいかがですか？
小見川　非常に気合いの入った、どちらかと言うと、オレの大好物。よだれが出るほど。オレは、強い選手だったりとか、狂ってるというか、そういう面で「コイツとやってみたいな」っていうのがあるんです。闘争本能が湧き出てくるというか。KID選手とか所選手もいますけど、その中でもオレは高谷選手が一番強い選手だと思っているので、その頭を叩き潰したいですね。
──どんな闘いになると思われますか？
小見川 『Dynamite!!』って言うくらいなんで、爆発するぐらい打ち合うんじゃないですか。
──戦極は吉田秀彦で始まって、小見川道大を生みました。小見川選手自身も、現在はSRCと名称を変えましたが、戦極への愛着は大きいと思うのですが？
小見川　戦極は好きです。戦極でオレの居場所を見つけたっていう感じですから。戦極で強くなったっていうのもあるし、海外のいい選手も来てそれを倒してきたっていう自信もあるので、戦極には本当に感謝してるし、自分の描いているとおりにできるところだなと思っています。
──吉田選手、小見川選手は先日、今年の大晦日が『Dynamite!!』との合同開催となった現状に対して苛立ちを露わにしていたじゃないですか。あれはどういうお気持ちだったんですか？
小見川　あのときはまだ試合も決まってなかったですからね。11月が最後の試合（『戦極〜第十一陣〜』日沖発戦）なんですけど、自分ではあまり納得のいかない闘いだったんで、戦極で発してる「くそったれ！」という言葉どおり、自分にツバを吐いたんですけど、その完結編として大晦日に最終回を持ってこようと思ってたので、それがまだ決まらないということで、その苛立ちですね。
──言いにくいことかもしれないですけど、吉田選手の苛立ちというのは近くで見ていてどうですか？
小見川　そういうオーラは伝わってきますけど、あんまり言葉にしないですよね。オレも吉田先輩も、そういう話題は一切しないし。ただ、苛立ってるなっていう感じは伝わってきます。
──その苛立ちというのは……？
小見川　「待ってろ」みたいな感じでしたね。「100％でやるから」みたいな。

■「すべての面において圧倒したいです」

──高谷選手は、“喧嘩番長”の異名のとおり、若い頃は喧嘩に明け暮れた過去を持っています。で、小見川選手も昔は相当悪かったっていうことを、噂として聞いてるんですけど……？
小見川　オレは柔道の中で悪かっただけですよ。普段の生活は……どうだったかわかんないですけど（笑）。
──「柔道の中」って、柔道の選手はみんな強いですよね。その中には重量級とかもいろいろいるわけで。喧嘩早かったんですか？
小見川　喧嘩早いというか、高校のときは柔道も喧嘩も強かったし、大学に入ってからも1年のオレが4年までをほとんどシメたんで。
──国際武道大学で！
小見川　だから、先輩方は何も言えなかったんですよね。高校の時、先輩から使いっ走りとかでイジメられて、それにオレがむかついちゃって、試合のときにその先輩と当たったんですけど、オレのほうが強いから勝ったら、もう次の日から何も言われないんですよ。「ああ、こういう世界なんだ」って思いましたね。
──そんな小見川選手と高谷選手の試合は非常に楽しみなんですが、会見では「当日は激しく打ち合いましょう」ということをおっしゃっていました。やはり最後は打撃で仕留めたいと？
小見川　やってみないとわかんないですけどね、勝負事は。まあ、すべての面において圧倒したいです。
──改めて高谷戦に向けての意気込みを聞かせてください。
小見川　高谷選手はオレの大好物なんで、高谷戦が決まってからよだれが垂れてしょうがないんです。大晦日にキッチリ勝って、いい年を迎えたいと思いますんで、応援よろしくお願いします。

【『FieLDS Dynamite!! ～勇気のチカラ2009～』対戦カード】
■DREAMvsSRC対抗戦
山本“KID”徳郁(日本/KRAZY BEE)vs金原正徳(日本/パラエストラ八王子/チームZST)
■DREAMvsSRC対抗戦
所英男(日本/チームZST)vsマルロン･サンドロ(ブラジル/ノヴァ･ウニオン)
■DREAMvsSRC対抗戦
高谷裕之(日本/高谷軍団)vs小見川道大(日本/吉田道場)
■DREAMvsSRC対抗戦
川尻達也(日本/T-BLOOD)vs横田一則(日本/GRABAKA)
■DREAMvsSRC対抗戦
青木真也(日本/パラエストラ東京)vs廣田瑞人(日本/フリー)
■DREAMvsSRC対抗戦
桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)vs郷野聡寛(日本/GRABAKA)
■DREAMvsSRC対抗戦
メルヴィン･マヌーフ(オランダ/ショー･タイム)vs三崎和雄(日本/フリー)
■DREAMvsSRC対抗戦
柴田勝頼(日本/LAUGHTER7)vs泉浩(日本/プレシオス)
■DREAMvsSRC対抗戦
アリスター･オーフレイム(オランダ/ゴールデン･グローリー)vs藤田和之(日本/藤田事務所)
■スーパーハルクトーナメント〜世界超人選手権〜 決勝戦
ミノワマン(日本/フリー)vsソクジュ(カメルーン/チーム･クエスト)
■雷電杯
吉田秀彦(日本/吉田道場)vs石井慧(日本/アイダッシュ)
■魔裟斗引退試合/K-1ルール(3分5R延長1R)
魔裟斗(日本/シルバーウルフ)vsアンディ･サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ)
■K-1ヘビー級ワンマッチ
西島洋介(日本/AK)vsレイ･セフォー(ニュージーランド/レイ･セフォー ファイト アカデミー)
■K-1甲子園準決勝戦/K-1甲子園ルール
HIROYA(セントジョーンズインターナショナルハイスクール/3年)vs野杁正明(至学館高等学校/1年)
■K-1甲子園準決勝戦/K-1甲子園ルール
嶋田翔太(私立西武台高校/3年)vs石田勝希(初芝立命館高等学校/2年)
■K-1甲子園決勝戦/K-1甲子園ルール
HIROYA×野杁正明の勝者vs嶋田翔太×石田勝希の勝者
■K-1甲子園リザーブファイト/K-1甲子園ルール
藤鬥嘩裟(勇志国際高校/2年)vs日下部竜也(愛知県立豊田高校/2年)

関連選手：

青木　真也、アリスター・オーフレイム、アンディ・オロゴン、アントニオ・バヌエロス、アンドリュース・ナカハラ、アンドレ・ジダ、池本　誠知、石井　慧、石田　光洋、泉　浩、今成　正和、イマニー・リー、ヴィラミー・シケリム、宇野　薫、エイブル・カラム、エディ・アルバレス、エメリヤーエンコ・ヒョードル、大沢　ケンジ、大塚　隆史、大山　峻護、小見川　道大、金原　正徳、川口　雄介、川尻　達也、カール・アモーゾ、菊野　克紀、キコ・ロペス、北岡　悟、キム・ジョンマン、京太郎、ギルバート・メレンデス、KJ・ヌーン、ゲガール・ムサシ、ゲーリー・グッドリッジ、コール・エスコベド、桜井“マッハ”速人、桜庭　和志、柴田　勝頼、昇侍、白井　祐矢、ジェイク・オブライエン、J.Z.カルバン、ジェイソン・ハイ、ジェイソン“メイヘム”ミラー、ジェラルド・ハリス、ジェロム・レ・バンナ、ジェームス・トンプソン、ジミー・アンブリッツ、ジョシュ・トムソン、ジョシュ・バーネット、ジョン・ヨンサム、ジョー・ウォーレン、鈴川　真一、ソクジュ、高谷　裕之、ダレン・ウエノヤマ、チェイス・ビービ、長南　亮、DJ.taiki、所　英男、トレヴァー・プラングリー、ドリュー・フィケット、中村　和裕、中村　大介、中村　優作、長島☆自演乙☆雄一郎、西浦“ウィッキー”聡生、ニック・ディアス、ハレック・グレイシー、バル・ハーン、パーキー、廣田　瑞人、弘中　邦佳、ビビアーノ・フェルナンデス、福田　力、藤原　敬典、古木　克明、ブルーノ・カルバーリョ、ホドルフォ・マルケス・ディニス、ボブ・サップ、前田　吉朗、松本　晃市郎、マリウス・ザロムスキー、マーカス・アウレリオ、三崎　和雄、水野　竜也、光岡　映二、ミノワマン、宮田　和幸、メルヴィン・マヌーフ、山崎　剛、大和　哲也、山本　篤、山本“KID”徳郁、ヤン・カブラル、ユサップ・サーデュラエフ、ヨアキム・ハンセン、横田　一則、リオン　武、ロブ・マックロー、渡辺　一久

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