- 2010年3月17日
菊野が強烈ミット打ち! 長南はハンマートレを披露!
『DREAM.13』出場の長南亮、菊野克紀が揃って公開練習- 3月17日(水)、都内・ALLIANCE-SQUAREにて、3・22『DREAM.13』(横浜アリーナ)に出場する長南亮、菊野克紀が公開練習を行った。
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DREAM初参戦、ウェルター級ワンマッチでアンドリュース・ナカハラと対戦する長南はこの日、5分1Rのスパーリングを公開した。前半の2分半は同じTeam M.A.D.所属の白井祐矢と、後半の2分半は同じくTeam M.A.D.の中西良行が相手を務めスパーを行ったのだが、長南はスタンドでもグラウンドでも常に攻め続け圧倒。好調をアピールするとともに、底知れぬスタミナをうかがわせる内容のスパーを披露した。さらに、その後はハンマーを使ってのパウンド練習。これはマットの上にハンマーを振り下ろし続けるというシンプルなものだが、「パウンドを打つ感じに似ているんです。アメリカでやっていた練習なんですけど、そこに持論も加えて、正座して打ったり、足をスイッチさせて打ったりしています。ハンマーの重さは5.5キロ。背筋を鍛えるならもっと重たいほうがいいですけど、このくらいがちょうどいいんです。効果は出ていて、前に白井がパウンドで勝ったときも、この練習を多く取り入れていました」とのこと。この日は20発ほどを振り下ろしたが、「普段は練習の締めに100発近くやっています」と語っていた。
今回の対戦相手であるナカハラは、現在2連勝中と波に乗るファイター。ナカハラが勝利したユン・ドンシク戦、大山峻護戦について、長南は「ユンはモチベーション的に問題があったんじゃないかと。気迫も感じられなかったですし。大山(峻護)さんは自爆だと思うので、あまり参考にならなかったですね」と分析すると、「『打撃で打ち合う』と言っていますが、あくまで総合ですから。ビビらず打ち合って、テイクダウンに行けるときは行く。打倒極、偏らずに闘う。要は、MMAを見せたいということですね」と相手の出方をうかがって臨機応変に臨む姿勢を見せていた。今回の一戦に際し「“凱旋”、そして“爆発”」とテーマを掲げた長南は、「大晦日の試合が流れたりしたので、今はちょっと落ち着いていますけど、フラストレーションが溜まりましたからね。試合になったら一気に爆発させたいです」と気合い十分。「ベルト? まずは今回勝たないと先の話はできません。もちろんストライクフォースとの交流とかになればアメリカにリベンジしたいという気持ちもありますけど、今はアンドリュースのことしか考えていません。まずは与えられたものに全力を尽くします」と意気込みを語っていた。
一方、ライト級ワンマッチで弘中邦佳と対戦する菊野はミット打ちを披露。中段、上段、三日月、後廻しと、多彩且つ強力な蹴り技を次々とミットに叩き込んでいった。改めてその蹴りの迫力を報道陣にアピールした菊野は、先日15日の公開練習で弘中が今回の一戦に向け十分な蹴り技対策をしていることについて触れ、「コシティ使ってやっていましたよね(笑)。まあ、喰らってみないと分からないと思います。僕は急所を狙っていくので、いくら腹筋を鍛えても、急所とは鍛えられないから急所ですから。弘中選手は『数センチズレたら効かない』と言っていましたけど、それは本当です。でも、僕はその数センチを狙う練習をしています。蹴りの対策をしているというのは気にならないです」とコメント。しかし、「自分の土俵である打撃で倒したいですし、自分の特色である空手、柔道といった武道で倒したいという気持ちはありますが、長南さんが言ったように、これはMMA。グラウンドになってもチャンスがあれば勝負しますし、勝つための最善を尽くします」と得意の打撃に固執することなく、柔軟な姿勢で弘中戦に臨む所存だ。また、弘中が青木真也、川尻達也に次いで菊野はナンバー3の位置にあると発言していたことを受けても、「そう言っていただけるのは嬉しいですけど、前回負けていますし、まだDREAMで1勝しかしていません。それは勝ってから言いたいです」と驕るところはなし。「生き残りを懸けた試合です」と闘志を漲らせていた。
長南vsナカハラ、菊野vs弘中ともに、緊張感漂う好勝負となることは必至。一瞬たりともその攻防から目を離すな!!
【『DREAM.13』対戦カード】
■DREAMフェザー級タイトルマッチ
ビビアーノ・フェルナンデス(王者/ブラジル/レボリューション・ファイトチーム)vsヨアキム・ハンセン(挑戦者/ノルウェー/フロントライン・アカデミー)
■DREAMフェザー級ワンマッチ
前田吉朗(日本/パンクラス稲垣組)vsコール・エスコベド(アメリカ/Pacific Martial Arts)
■DREAMライト級ワンマッチ
菊野克紀(日本/ALLIANCE)vs弘中邦佳(日本/マスタージャパン)
■DREAMライト級ワンマッチ
KJ・ヌーン(アメリカ/シティ・ボクシング)vsアンドレ・ジダ(ブラジル/EVOLUCAO-THAI)
■DREAMウェルター級ワンマッチ
長南亮(日本/Team M.A.D.)vsアンドリュース・ナカハラ(ブラジル/極真会館)
■DREAM無差別級ワンマッチ
ミノワマン(日本/フリー)vsジミー・アンブリッツ(アメリカ/トッド・メディーナ・フリースタイル柔術アカデミー)
■DREAMヘビー級ワンマッチ
ジョシュ・バーネット(アメリカ)vsX
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