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■ミノワマン「最後の瞬間は鬼になれたと思います」

──ケージでの試合の感想は？
ミノワマン　リングより広く感じました。でも、金網の向こうのお客さんの雰囲気がいつもと同じでしたので、いつものさいたまスーパーアリーナだと思いましたので、金網に関してはすぐに自分自身受け入れることができました。
──スタンディング・リアル・フィストがやりづらそうでしたけど。
ミノワマン　金網だとお客さんとの距離が遠い感じがしますので、リングよりはちょっとやりづらいですけど、後ろに下がってお客さんの視界が入る感じだったので、なんとかお客さんと共感しあえる距離に立てたかと思います。
──相手の印象はどうでしたか？
ミノワマン　もう、最初のパンチ、ワン・ツー・スリーが凄く速くて、何発かおでこに当たったんですけど、これがスーパーヘビー級のボクサーのパンチなんだと思って、予想以上に気持ちと心がびっくりしました。
──いつもの足関節ではなくチョークでのフィニッシュでしたが？
ミノワマン　足関節は研究されている感じがしまして、それで腕、マウントを取って、チョークっていう……足関節以外の技に途中で変更しました。
──試合前のプランとは違っていたんですか？
ミノワマン　そうですね。パンチで勝負したいというか、パンチで打撃をスーパーヘビー級のプロボクサーに当てたいという欲がありましたので。でも、蹴りもパンチもタックルも間合いがしっかりしてましたので、ちょっと予想以上で、まだまだ自分の修行が足りないなと思いました。
──金網の鬼になれましたか？
ミノワマン　相手の右の手首にタトゥーで「鬼」って書いてありましたので、やはりこれだって。向こうは右腕が鬼だと思いますので、自分はプロレスラーの原点、プロレスラーが仕掛けるデスマッチの金網の鬼を出しきれたらいいなと思いましたが、最後の瞬間は鬼になれたと思います。
──タトゥーは漢字で「鬼」って書かれていたんですか？
ミノワマン　はい。漢字で「鬼」って書いてありました。ボクの心をくすぐるようなタトゥーでしたね。
──今回もオープニングでの試合でしたけど、次も？
ミノワマン　大会に関しては主催者側に「第1試合でやれ」と言われればやりますし、第2試合、中盤、後半でもどのステージでも受けてやりたいと思います。ただ、ファイターの人はみんな同じだと思うんですが、一回はメインイベントで勝負してみたいですね。あとはどんな格闘技、リング、どんなステージでも闘う方向性でミノワマンの夢を作り上げていきたいと思います。

■イマニー・リー「作戦に失敗してしまいました」

──試合を終えた感想をお願いします。
リー　今日の試合に関しては、ミノワマン選手に関してはいい試合、私にとってはいい試合ではなかったということです。ミノワマン選手はパンチでくるんじゃないかと予想していたんですけど、そうすると私のスピードが落ちると思っていたんでしょう。でも、実際には私のスピードも落ちなかったので、そのままミノワマン選手は足のほうにいったわけです。足のほうにいったところで自分のコントロールができず、作戦に失敗してしまいました。ミノワマン選手は素晴らしいし、尊敬しています。本当に素晴らしいチャンピオンです。日本の人も文化も尊敬しているし、大好きですので、このようなチャンスがあるならまたミノワマン選手とも闘ってみたいし、日本で試合をしてみたいです。
──DREAMのケージと他のケージの違いは？
リー　第一に広かったです。唯一、自分が嫌だと思ったのは下のマットが滑りやすいことでした。全般的にはこっちのほうが良かったですけど、滑るのに慣れませんでした。でも、本当に素晴らしい経験だったと思います。
──試合のプランはどういったものだったのでしょうか？
リー　まずミノワマン選手はレッグロックが上手で、やってくると思っていたので、前に出て動いてみようと思っていました。だから、パンチのコンビネーションをやってみたんですけど、これは予定通りでした。そこでミノワマン選手を下がらせて闘おうと思っていたんですけど、先程も言いましたようにマットが滑りやすくて足でグリップが上手くできなかったんです。要はパンチで前に出ていってミノワマン選手を引きつけてキャッチして、ミノワマン選手の動きを中和してやろうと思っていたんですけど、できなかったということです。ただ、自分はMMAに関しては新人です。2年しかやっていません。学ぶことはたくさんありますし、またこのような形で日本に来て試合をやってみたいと思います。
（コメント後、コメントブースにいた人間全員と握手をして立ち去る）

■大沢ケンジ「61のトップに勝てて良かったです」

──試合の感想は？
大沢　最高ですね。いや、前田くんは凄い強いと思っていたし、昔からやることになりそうだなと思っていて。前田くんは60kgとか61kgの選手と思っていて、高谷くんとかこの前の選手も自分の階級じゃない選手に負けたと思っていたんで、61のトップに勝てて良かったです。
──判定に関しては？
大沢　自分は打撃で押してたので、3-0だと思っていたんですけど、このところ金網を背負って負けていたので、またそういうことかな思っていました。打撃では勝っていたなと思ったんですけど、金網を背負ったのは印象悪かったかな？
──ボディは効きましたか？ ヒザとか？
大沢　いや、バランスを崩しただけで、ボクには入っていなかったですね。ボクの右ボディが手応えあったんですけど。でも、このところ負けていて、効いていると思っても前に出る勇気が出ませんでしたね。
──解説の青木選手は金網の攻防でブレイク待ちなんじゃないかと言っていたんですけど。
大沢　さすがですねって感じです（笑）。はい、休んでました。でも、思いのほか、ブレイクされなかったですね。
──勝ったことで次っていうのが見えてくると思うんですけど。
大沢　まあ、ボクはまず生き残っていくことが大事だと思っているので、60か61でやれる選手とやりたいですね。コツコツと60か61の階級を作ってくれって訴えていきます。
──具体的にやりたい選手は？
大沢　勝てる選手とやりたいですね（笑）。
──WECのケージと比べて、DREAMのケージはどうでした？
大沢　サイズは一緒ぐらいだと思っていたんですけど、金網じゃなくてネットが柔らかいので多少バランスが取りづらいですね。
──立ちやすさは？
大沢　立ちにくいかな？

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