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■鈴川真一「こんな形で終わってしまって残念です」

──ボブ・サップ選手の棄権という形に終わってしまいましたが？
鈴川　がんばってきたのにこんな形で終わってしまって残念です。
──いつ中止の連絡をもらったのですか？
鈴川　3時半とかです。
──中止の理由はどういうふうに聞いていますか？
鈴川　びびったということでしょうね。プロレスなめられないようにがんばってきたのに結局これですから、本当にがっかりしています。今後、IGFにも上げられないっていう話になると思いますよ。
──鈴川選手にとっても大事なデビュー戦でしたが？
鈴川　楽しみにしていたので残念です。次またチャンスがあればこういうリングにあがりたいです。
──サップ選手がIGFに戻ってきたら対戦はありますか？
鈴川　もう相手にしないですよ。追いかける意味がないですから。
──アントニオ猪木EPからは何か話ありましたか？
鈴川　まだ話してないです。
──今言いたい一言は？
鈴川　バカヤローって言いたいです。僕の周りも怒ってますよ。
──友達はどのぐらい来ているのでしょうか？
鈴川　300人くらい来ていて、外で待たせてます。みんなブーブー言っていますよ。
──来年に向けては？
鈴川　来年2月のIGFの大会に向けてがんばっていきます。

■アンディ・オロゴン「吸収力が違うというか、凄い」

──試合の感想をお願いします。
オロゴン　勝ったは勝ったんですけど、まず試合前に古木さんのビデオももらったことも、練習を見たこともなかったけど、思ったよりも強くて、気持ちがあって、自分の中では当然リングに上がってくる人だから、多少できる人でしょうとは思っていましたけど、あそこまで根性がある人だとは思わなかったので驚いています。ありがとうっていうことですね。15分闘ってくれて、今年初めての試合で楽しかったです。
──今後は？
オロゴン　来年やれたらもっと練習して、体重キープできたら70キロで出させてもらいたいですね。
──やはりK-1のほうで？
オロゴン　K-1ですね。総合の練習もしているんですけど、今日見た通り全くできていないっていうか。今日の試合はマイナスになっていた。スタンディングで試合をすればいいのに、寝技でチョコチョコ自分がね。起き上がってやれば、ポイントをもっと稼げたと思うんですけど。
──古木選手は技術的にはどうだった？
オロゴン　総合的にまだ始まったばかりなのに、吸収力が違うというか、凄いなと思って。パンチで言ったら、彼のパンチは最高。なぜならば、自分よりもテクニックのある人には、ああいうやり方でしかいけないですよ。テクニックでカバーしようとしても、下がるしかなかったです。今後ボクも使いたいと思いましたね。ボクより上の人には根性で。試合やってみて、勉強になりました。彼が突っ込んでくるところにカウンターを合わせようと思ったんですけど、想像以上の突っ込みだったんで。結局、突っ込まれて掴まれて、って感じだったんで、思った以上に凄い試合でしたね。思った以上に、10倍ぐらい強かった。
──左腕を極められかけたが？
オロゴン　全く入ってないですけど。ここ6ヵ月間、寝技を練習していたんですけど、極められている時に自分が逃げようとするとタイミングで逆にやられちゃう。そこで踏ん張って逃げようと思っていたので、ちょうどそういうタイミングを狙って脱出したんですけど。上で休んでいるのを感じていたんで、休んでいるなら自分も休もうと思っていて、特に入りそうだったとかはないですね。

■古木克明「良かったよって言われても、悔しい気持ちのほうが強い」

──試合の感想からお願いします。
古木　楽しかったです。それだけかな。あとは負けるのは悔しいですね。いくらデビュー戦とはいえ、悔しいです。
──野球の試合後ではもらわないような傷も受けましたけど。
古木　そうですよね。本当にそうだと思います。どうだろう？　感想はこれで終わって良かったという。これだけの傷で。
──野球選手は動体視力が優れていますが、アンディ選手のパンチの軌道は見えましたか？
古木　そうですね。最後の（パンチ）は自分の軸を崩さずに自分の間で殴りにいけていたら。そこは反省点ですね。
──前に出ていく戦術をどうして選択したのでしょうか？
古木　なんて言えばいいんだろう。前に出たわけじゃないけど、出方が悪かったですね。でも、気持ちは正直折れそうにはなりましたけど、本当に『Dynamite!!』、大晦日に出たということ、遠くからも観戦に来ていただいた方もいたし、テレビ放送でもお茶の間の皆様にもそういう姿を見せたかったし、SMASHのメンバーも背中を押してくれたから、あそこまで頑張れたと思います。
──いままで練習でした中の何パーセントぐらいを見せられましたか？　あと試合中で鮮明に覚えている場面は？
古木　覚えています。腕を獲りいった時に声援も凄い聞こえたし、覚えています。結構覚えてんですよね。どこを殴られたかも覚えているし、攻めにいったのも覚えています。もっと出したかったですね。1年間、ずっとやってきたことをもう少し出したかったです。
──収穫は？
古木　全てです。本当に全てです。まだまだ足りないところはあるし、ちゃんと総合をやっている選手だったら、腕を獲りにいった時に決められただろうし、まだまだ自分の未経験なところがありましたし。
──傷は縫ったんですか？
古木　縫いました。何針かはわからないですけど、縫いました。上二箇所と下二箇所と鼻。鼻は折れていたんじゃなくて、切れてしまったんですね。
──今後は？
古木　足りないところはたくさんあるし、足さなきゃいけないところ、経験しなきゃいけないところもあります。それを踏まえて1月はちょっと休ませてもらって、考えたいですね。急に『Dynamite!!』でしたし、考えなおして次に備えたいと思います。
──リングサイドで高岡蒼甫さんと宮崎あおいさんがいましたが、何か声をかけられましたか？
古木　「良かったよ」って言ってくれました。蒼甫にはね、ずっと試合前の不安感、不安な気持ち、そういうところをずっと「頑張れ、頑張れ」って背中を押してくれていたんで、試合が終わって「良かったよ」って言ってもらえて嬉しかったです。
──試合の前と終えた後で自信は変わりましたか？
古木　どうですかね？　ファンの皆様の声援なり、ファンの目線からはどうなんでしょう？　そこはどういう声援がくるかわからないですけど、ボクが判断することではないと思います。「辞めといたほうがいいよ」っていうのなら考えます。
──打撃成績で言うと何打数何安打？　
古木　ボクのパンチは当たっていたなかったんで、まだまだですね。野球は3割で凄いバッターですけど、格闘技で3割じゃダメですからね。
──試合後に小路さんからは？
古木　小路さんも「良かったよ」って言ってくれたんですけど、実際に負けたんでね。「良かったよ」って言われても、自分自身悔しい気持ちのほうが強かったですし、勝たないといけないんで。悔しかったです。
──TAJIRI選手の曲でTAJIRI選手と一緒の入場でしたが？
古木　どうですかね？　良かったですか？　ボクは曲も人任せだったんで、全然考えてなくて、ちょっとわからなかったです。でも、WWEで活躍していたTAJIRIさんの曲を使わせてもらって、それは嬉しいですよね。むちゃくちゃ嬉しかったです。

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