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2011年5月30日

FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP -2011バンタム級日本トーナメント-』さいたまSA大会
出場ファイターの試合後のコメント PART.3

熱戦が続いたFIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP -2011バンタム級日本トーナメント-』(さいたまスーパーアリーナ)。激闘を終えたファイター達の試合後のコメントをお届けする。
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■リオン武「ヨアキムと宇野さんが勝ったんで、そのどちらかとやりたいですね」

──見事な勝利でしたが、いまの心境をお願いします。
リオン KO勝ちは気持ちいいですね。KO狙ってましたから、気持ちいいです。
──試合の感想はいかがですか?
リオン 思っていた通りの試合でした。序盤、ちょっと様子を見て、俺のパンチの距離に合うまで、照準合うまで時間がかかるので、序盤は照準を合わせようと。合わせているうちに一発もらっちゃったんですけど、合ったら倒せるんで。作戦どおりの試合でした。
──松本選手の印象は?
リオン 才能のある選手ですね。体が強いし、パンチが重かったです。あと変則的だし。見えづらかった。まだ25歳なんで、経験積んで、2年後には凄く強い選手になると思いますよ。
──フィニッシュは?
リオン ボディ、アッパーが来ると思っていたんですけど、いいやと思って。俺の右が合いそうだなと思って、これは倒せるなと思いましたね。
──前回の試合から試合間隔がなかったですけど、実際に動いてみていかがでしたか?
リオン 減量も楽でした。試合間隔がなかったんで、特に緊張感もなく、普通に今日を迎えられて。普通に会場に来て、普通にリングに上がれましたね。メンタル的には楽でした。
──DREAMのリングでリベンジできたという感覚は?
リオン 去年、つまんない試合をしたんで、このままつまんないヤツとも思われたくなかったんで、お客さんに対してもいい試合できたと思います。
──今後は?
リオン ヨアキムと宇野さんが勝ったんで、そのどちらかとやりたいですね。で、勝って、タイトルマッチに少しでも近づければと思います。

■松本晃市朗「ヤバイなという感覚はありました」

──試合を終えて現在の心境は?
松本 すっきりしましたね。こんな気持ちじゃダメかもしれないですけど、今は清々しいです。
──清々しいというのは?
松本 全力でやって出た結果なので。それは受け止めるしかないので。
──戦前は距離の潰しあいとおっしゃっていましたが、実際に闘ってみていかがでしたか?
松本 思ったよりはプレッシャーはなかったですね。もっと前に来ると思っていたんですけど。前に出ても相手は手を出さなかったですし、最後まで自分の思ったとおりにできたんですけどね。
──最後のパンチは見えていましたか?
松本 見えていたというか、完全に効いていたんですけど、ただ、そのパンチが入る前からヤバイなという感覚はあったんですよね。合わせようとしてきていたんで。フックを打っているときは大丈夫だったんですけど。最後にボディを打ったんですけど、その前からちょっと危ないなっていう感じはしていたんです。ボディっていうのはガードが空いてる状態なので。でも、行かないとと思って無理矢理行ったら。
──今後については?
松本 ゆっくりして考えたいです。今はあまり思い浮かばないですけど。
──今田耕司さんに報告は?
松本 してないです。ちょっと報告しづらくて、まだしていません。
──試合前にはボディ打ちの練習を?
松本 そうですね。今回はボディを狙っていて。最初から危ない感じはしていたんですよ。ちょっと怖いなというのがあってなかなか入れなくて、何発かすごい危ないと思いながら行ったんですけどね。相手が上手いだけです。ちょっと入れなかったですね。

■宇野薫「自分との闘いでした」

──試合を終えて現在の心境は?
宇野 結果を出せてホッとしています。それが一番です。試合前にウィッキー選手が世代交代とかいろんなことを言われていたと思うんですけど、別にその件に関しては気にはしていませんでした。どちらかと言うと、自分との闘いでした。結果が出てないということに関しての自分との闘いでした。ですので、結果が出てホッとしていますね。
──試合内容については?
宇野 内容的、技術的にはまだ。終わった後にコーチ陣と話をしてまだ修正できるところはあるということで、しっかり修正してまた次に繋げたいと思いました。
──引退を考えていたとおっしゃっていましたが、辞められないと思った最大の理由は?
宇野 この3年間、結果を出せなくて、何度も引退という文字が出てきたんですけど、そのたびに自分のなかで納得できない部分があったので、もう一度という気持ちで、ただそれだけでやっていました。それに対して各コーチ、特に出稽古させてもらっている方々には本当に感謝しています。結果を出せないときにも練習をさせてくださって、そういう部分でどうしても結果を出したかったというか。引退をしないで続けられたんだと思います。
──ベルトへの興味は?
宇野 まず結果を出さないことには発言権はないと思っていましたので、まだそこまでは行ってないんですけど、何かを目標にすることは大事だと思います。負け越しているので着実に結果を残していくというか、結果を残していけばそういうことに繋がっていくと思ってます。
──試合後にお子様をリング上にあげられていましたが。
宇野 今回の入場は花道じゃなくて客席から入場という形で、たまたま入場したときに僕が横を通ったら子供がいたので、妻や子供を見たときに「ちゃんとやらなきゃ」っていう気持ちになりましたね。本当はリングに上げることはどうかと、ずっと前から思っていたんですけど、そのぐらい嬉しかったというか。子供たちの前でいい姿を見せたいということを凄く感じまして、今回入れさせていただきました。