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2011年7月13日

笹原EPの7・16『DREAM JAPAN GP FINAL』見どころ解説⑧【川尻vsフィケット/光岡vsカルバーリョ】

笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーの7・16FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP FINAL -2011バンタム級日本トーナメント決勝戦-』(有明コロシアム)見どころ解説、パート8! 今回は、ライト級級ワンマッチ2試合、川尻達也vsドリュー・フィケットと光岡映二vsブルーノ・カルバーリョだ!

【DREAMライト級ワンマッチ/川尻達也vsドリュー・フィケット】

──川尻選手の対戦相手は当初、ヴィラミー・シケリム選手に決まっていましたが、シケリム選手が練習中に右拳を負傷し今大会を欠場。直前で対戦相手がフィケット選手に変わったわけですが、記者会見での川尻選手からは相手が変更して動じている様子というのはまったく感じませんでした。
笹原 そうでしたね。ピリピリしているわけではなく、もちろん集中が切れているワケでもなく、本当にいい感じの状態に見えました。対戦相手の変更は今回の川尻選手にとってはあまり関係ないというか、相手どうこうではなく、今回はいかに川尻達也を見せられるかに専心しているんだと思います。川尻選手の中では、普通に仕上げて、気持ちもしっかり作って闘えば、大概の相手には勝てるというのがあると思うんですね。それは、ジョシュ・トムソン選手にも勝っているし、J.Z.カルバン選手にも勝っていることから来る自信。今年4月のストライクフォースでのギルバート・メレンデス戦の敗戦を経て、その自信を今回の一戦で再確認する意味合いが強いのでしょう。
──ドリュー・フィケット選手はキャリア41勝をあげている強豪です。
笹原 「ナイトライダー」という異名が付いているんですけど、なんで「ナイトライダー」なのか調べてみたらですね、試合直前か試合直後になぜか「ナイトライダーーー!!!!」と叫ぶらしいです。なぜなのかは分かりませんが(笑)。ただ、戦績は物凄いですよ。41勝14敗。41勝のうち7割以上が一本。なかでもチョーク系の技が得意な選手です。昨年9月にSHINE FIGHTで行われたワンデートーナメントでは、3戦すべてをチョークで勝利。決勝で当たった選手は、相手は2戦連続でチョークで勝っているんですから、当然チョークを警戒していたと思うのですが、それでも首を取って勝ってしまうという。一時期、低迷していたときもあったんですけど、SHINEで優勝して完全復活。UFCで活躍して連勝した時期もありましたし、本当に強い選手です。川尻選手からすると、どこまで打撃のプレッシャーを掛けられるかでしょう。そこで先手を取れれば、テイクダウンは上手なので、倒して上になってという、川尻選手得意の展開に持ち込めます。逆にプレッシャーを掛けられて、安易にタックルに行くと首を取られるかもしれません。会見で川尻選手は「シケリムより強い相手が来たんじゃないか?」と言っていましたが、私もそう思います。注目のライト級ワンマッチです。

【DREAMライト級ワンマッチ/光岡映二vsブルーノ・カルバーリョ】

──光岡選手についてはどう評価されていますか?
笹原 強い選手ですよね。ムラのない、安定した力を発揮できる選手だと思います。PRE-PRIDE出身で、KING OF THE CAGEでデビュー。PRIDE武士道に出場したこともあります。格闘技ファンに知られる存在となったのは、やはりSRCライト級での活躍ですよね。光岡選手はDREAMと同時期に誕生したSRCで闘う選手でしたけど、デビュー戦の頃から見ている選手なので、闘う場所は違っていても気になる選手でしたし、頑張ってほしいなと思って見ていました。そして今回、S4の一人が遂にDREAM参戦となるわけです。
──SRCライト級で活躍した北岡悟選手、廣田瑞人選手、横田一則選手とともに「S4(戦極4人衆)」と呼ばれていました。
笹原 階級を下げる選手が増えて、DREAMライト級の人材が薄くなっている中で言うと、横田選手は階級を下げましたが、S4の選手がいい刺激をもたらしてくれればと期待しています。
──カルバーリョ選手はかねてからDREAMが注目していた選手ということですが。
笹原 かつてのヴァンダレイ・シウバ選手を彷彿とさせる、打撃でガツガツ挑んでくるブルファイターです。海外の格闘技サイト『Sherdog』に掲載された「2011年注目すべきブラジル人ファイター10人」の一人にも選ばれています。となると光岡選手はテイクダウンを狙うと思うのですが、カルバーリョ選手もそれは分かっているでしょう。これは川尻選手が言っていたんですけど、「今はパウンドを打てない時代だ」というんですね。今はテイクダウンして倒したら、下の選手はガードに入るんじゃなくて立とうとする。立とうとする選手をさらに寝かせるためには、体を密着させて固めないといけないので、そうするとパウンドの距離にならない。相手がガードにならない限りはパウンドアウトしづらい時代だ、と。「そうなった状態からいかに強いパウンドを打つかというのは、まだ僕の中で見つかっていない」と川尻選手は言っていたんですけど、テイクダウンの巧い光岡選手に対し、おそらくカルバーリョ選手も倒されたら立ってくると思います。カルバーリョ選手がいかに立つか、光岡選手がいかに立たせないか、そこの攻防がポイントになると思います。そして、立とうとするカルバーリョ選手に対して、光岡選手はどうフィニッシュへと持ち込むのか? あと、光岡選手にとって4月のDEEPでの試合は約一年半ぶりの実戦で、パウンドアウトで勝利したのですが、ブランクからかあまりいつものキレを感じませんでした。やはり一年半のブランクは長いと思いますし、それをどこまで戻せているかもポイント。100%の光岡映二じゃないと、カルバーリョ選手は突出した打撃力を持っているので、ひょっとすると秒殺の可能性もあるんじゃないかと……。どちらが勝つにせよ、ここでの勝利は、青木真也、川尻達也、菊野克紀に肉薄する大きなアピールになると思います。

【FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP FINAL -2011バンタム級日本トーナメント決勝戦-』対戦カード】
■DREAMバンタム級(-61キロ)日本トーナメント決勝戦
所英男(日本/リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)vs今成正和(日本/チーム・ローケン)
■DREAMバンタム級(-61キロ)日本トーナメント3位決定戦
大沢ケンジ(日本/和術慧舟會 HEARTS)vs藤原敬典(秋本道場ジャングルジャンクション/チームZST)
■DREAMフェザー級(-65キロ)タイトルマッチ
高谷裕之(王者/日本/高谷軍団)vs宮田和幸(挑戦者/日本/BRAVE)
■DREAMライトヘビー級(-93キロ)タイトルマッチ
ゲガール・ムサシ(王者/オランダ/チーム・ムサシ)vs泉浩(挑戦者/日本/プレシオス)
■DREAMライト級(-70キロ)ワンマッチ
川尻達也(日本/T-BLOOD)vsドリュー・フィケット(アメリカ/Team Scrub)
■DREAMライト級(-70キロ)ワンマッチ
光岡映二(日本/フリー)vsブルーノ・カルバーリョ(ブラジル/CM SYSTEM)
■DREAMウェルター級(−76キロ)ワンマッチ
マリウス・ザロムスキー(リトアニア/LONDON SHOOT FIGHTERS/MMA Bushido)vs桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)
■DREAMライトヘビー級(-93キロ)ワンマッチ
水野竜也(日本/フリー)vsトレヴァー・プラングリー(南アフリカ/American Kickboxing Academy)
■DREAMヘビー級(+93キロ)ワンマッチ
トッド・ダフィー(アメリカ/グラッジ・トレーニング・センター)vsニック・ガストン(アメリカ/8 8 Striking System(エイトプラスエイト・ストライキング・システム))

★★★7・16『DREAM JAPAN GP FINAL』、チケット絶賛発売中!!★★★
FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP FINAL -2011バンタム級日本トーナメント決勝戦-』
◎日時/2011年7月16日(土)開場16:00 開始17:00(予定)
◎場所/有明コロシアム
◎主催/(株)FEG、(株)リアルエンターテインメント
◎チケット料金/全席指定・消費税込
・VIP(ビップ)=100,000円【特典:専用入場ゲート・グッズ付】
・RRS(ロイヤルリングサイド)=22,000円
・スタンドS=10,000円
・スタンドA=5,000円
(※1歳より入場券が必要です)
◎チケット発売中!!

◎チケット発売所/
・DREAM webサイト(http://www.dreamofficial.com/
・DREAM携帯サイト(iモード Yahoo!ケータイ EZweb)
・イープラス(http://eplus.jp/battle/) ※パソコン&携帯
・チケットぴあ(電話0570-02-9999 <Pコード=594-790>)
・ローソンチケット(電話0570-084-003 <Lコード=38170>)
・CNプレイガイド(電話0570-08-9999)
・レッスル池袋店(電話03-3989-0056)(http://www.wrestle.jp/
・書泉ブックマート(電話03-3294-0011)(http://www.shosen.co.jp/
・フィットネスショップ格闘技(電話03-3265-4646)(http://www.fs-kakuto.com/
・チケット&トラベルT-1(電話03-5275-2778)(http://www.t-1.jp/tk/
・後楽園ホール(電話03-5800-9999)(http://www.tokyo-dome.co.jp/hall/
・公武堂(電話052-241-2511)(http://www.koubudo.co.jp/
・バトルロイヤル(電話03-3556-3223)(http://www.battleroyal.jp/
・Laughter7(電話03-6807-1770)(http://www.laughter7.com/
・新日本プロモーション(http://www.shinnichi-pro.co.jp/
◎お問合わせ/DREAM事務局03—5775—5065

★★★スカパー!、J:COM等で7・16『DREAM JAPAN GP FINAL』をPPV完全生中継!!★★★
【『DREAM JAPAN GP FINAL』スカパー!放送概要】
■スカパー!の「スカチャン162」で完全生中継!
①7月16日(土)17:00~@Ch.162(初回放送)
②7月16日(土)25:00~@Ch.179(再放送)
③7月19日(火)18:00~@Ch.180(再放送)
④7月20日(水)10:00~@Ch.162(再放送)
⑤7月23日(土)9:00~@Ch.180(再放送)
⑥7月25日(月)23:00~@Ch.173(再放送)
⑦7月27日(水)26:00~@Ch.172(最終回)
視聴料金:3,150円/番組(税込) ※各放送の視聴に対して毎回3,150円が掛かります。
■「スカチャン190HD」(ハイビジョン)でも完全生中継!
①7月16日(土)17:00~@Ch.190(初回放送)
②7月19日(火)18:00~@Ch.190(再放送)
③7月23日(土)9:00~@Ch.190(最終回)
視聴料金:3,150円/番組(税込) ※各放送の視聴に対して毎回3,150円が掛かります。
■スカパー!e2 もハイビジョン、「スカチャン800」(HD)で完全生中継!
①7月16日(土)17:00~@Ch.800(初回放送)
②7月19日(火)18:00~@Ch.800(再放送)
③7月23日(土)9:00~@Ch.800(最終回)
視聴料金:3,150円(税込) ※視聴チケットのお申し込みで3回ともご覧いただけます。
☆初回放送前日7/15(金)、視聴チケットの事前購入申し込みを受け付け中!
スカパー!ユーザーの方で、チューナーに電話線を接続されていない場合でも、電話やWEBから事前にPPV・PPSがお申込みいただけます。また、チューナーに電話線を接続されている方は、放送当日でも番組購入を申し込めます。
■全国規模のケーブルテレビ局「J:COM」で初めてDREAMを完全生中継!
①7月16日(土)17:00~@Ch.930(初回放送) ※スカチャン162
②7月20日(水)10:00~@Ch.930(最終回) ※スカチャン162
視聴料金:3,150円/番組(税込) ※各放送の視聴に対して毎回3,150円が掛かります。
■その他、スカパー!光、ケーブルテレビチャンネルの「エラボ」でも完全生中継!
詳しくは、スカチャンホームページをご覧ください。
www.sukachan.com/battle/