ホーム>

ニュース


2011年10月30日

勝利した長南、菊野が大晦日大会参戦をアピール!!
『DEEP CAGE IMPACT 2011 in TOKYO』試合結果

10月29日(土)、都内・ディファ有明にて、FIGHT FOR JAPAN『10th Anniversary DEEP CAGE IMPACT 2011 in TOKYO』が行われた。

1st ROUNDと2nd ROUNDの二部制で行われた同大会は、通常のDEEPルールとは異なり、ヒジ打ち、踏みつけ、サッカーボールキック、四点ヒザも解禁された特別ルールを採用。女子ルール1試合を除く22試合が、この過激なルールのもと行われた。

1st ROUNDの第9試合には中村大介が登場。CMA KOREAのアームバー・キムと対戦した。中村は1Rからストレートアームバー、アンクルホールドを仕掛け、さらに腕十字にもトライ。これはキムが中村の体を持ち上げ脱出したが、中村は2Rになるとジャブ、ローをヒットさせリズムを作ると、3Rにこの日2度目の腕十字。これががっちり極まり一本勝ちを収めた。勝利した中村はリング上で「格闘技を始めて10年になりますが、一度もベルトを巻いたことがないので、ベルトを狙いにいきたいと思います。コツコツ頑張っていきます」とDEEPライト級のベルト獲りを宣言。試合後には「腕十字を狙いすぎるのはよくないと思っていて、チャンスがあれば狙おうと思っていたんですけど、十字で勝てて嬉しいです。でも、キム選手はほんとタフでした。1Rの十字もバリバリって音が鳴っていたんですけどね。気持ちの強い選手でした」と試合の感想を語っていた。

そして1st ROUNDのメインイベントでは、前DEEPライト級王者の菊野克紀が、韓国ナンバーワンライト級ファイターの呼び声高い、“韓国の火の玉ボーイ”の異名を持つイ・グァンヒと一騎打ち。1R開始早々、イの左右のフックに対し菊野も応戦し、両者は激しい打ち合いを展開する。菊野は距離を取り左ハイを放つと、これがヒットしイはダウン。菊野はすかさず追撃に行くも、ここはイが立ち上がり窮地を脱す。さらに菊野は前蹴り、三日月蹴り、ミドルとイの腹に蹴りを集中させ体力を奪っていくと、1R終了間際に右フックをヒット。一瞬、間があった後、イは倒れこみ、レフェリーが試合をストップ。勝利した菊野は「大晦日、あるなら出たいです。強くなる自信があるので、あと2ヵ月で絶対にもっともっと強くなっていますので、よろしくお願いします!」と大晦日大会への出場をアピールした。

また、2nd ROUNDの第9試合では、今年行われたDREAMバンタム級日本トーナメントにもエントリーした前田吉朗と、6月の『DEEP54』で大塚隆史とDEEPバンタム級王座を争った中村“アイアン”浩士と激突。前田は試合を通じ度々、ケージを背負わされ、またバックに回られるなど、ケージ際のレスリングの攻防で劣勢に立つ。試合終了間際に前田はアンクルホールド、アイアンはアキレス腱固めの足関節の攻防を見せたがタイムアップ。判定2-0でアイアンが勝利した。

そして、2nd ROUNDのセミファイナルには、長南亮が登場。J-NETWORKミドル級王座を獲得するなどキックボクシングでも活躍した寒川直喜と対戦した。長南は序盤から寒川をケージに押し込むと、そこからテイクダウンしパウンド。さらにヒジも投下し、立ち上がり際にはサッカーボールキックと猛攻を見せる。2Rも同様に長南はテイクダウンに成功すると、ケージ際に押し込みヒジ打ち。3Rも終盤にテイクダウンからのパウンド&ヒジ打ちを見せた長南が、3-0で判定勝利を収めた。試合後、長南はマイクを握ると「格闘技界はこういう状況ですけど、DREAMが大晦日大会をやろうとしています。DREAM、やれんのか! 俺はやるつもりです! よろしくお願いします!」と語り、リングサイドに座るDREAM首脳陣に大晦日大会参戦をアピールした。

【FIGHT FOR JAPAN『10th Anniversary DEEP CAGE IMPACT 2011 in TOKYO』<1st ROUND>試合結果】
■第1試合/58.5kg以下(5分2R)
◯吉岡駿(IMPACT)[1R4分25秒、TKO ※スタンドパンチ]佐藤真実(和術慧舟會HEARTS)×
■第2試合/70.3kg以下(5分2R)
×小林裕(U-FILE CAMP登戸)[2R55秒、フロントチョーク]近藤秀人(マッハ道場)◯
■第3試合/62kg以下(5分2R)
◯宮川博孝(ALLIANCE)[1R2分52秒、KO]粕谷栄(木口道場)×
■第4試合/70.3kg以下(5分2R)
×LUIZ(禅道会)[1R4分27秒、TKO ※パウンド]大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ)◯
■第5試合/83.9kg以下(5分2R)
×長井憲治(U-FILE CAMP赤羽)[1R2分13秒、TKO ※パウンド]辰巳豪人(フリー)◯
■第6試合/70.3kg以下 ※女子特別ルール(肘無し、パウンド有り)(5分2R)
◯アマンダ・ルーカス(The Skrap Pack)[1R4分32秒、TKO ※ネックロック]HARI(FIGHT CHIX)×
■第7試合/62kg以下(5分2R)
△堀友彦(フリー)[判定0-0]原田ヨシキ(マッハ道場)△
■第8試合/65.8kg以下(5分2R)
◯昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)[判定3-0]鍵山雄介(総合格闘技道場コブラ会)×
■第9試合/70.3kg以下(5分3R)
◯中村大介(U-FILE CAMP)[3R3分19秒、腕十字]アームバー・キム(CMA KOREA)×
■第10試合/65.8kg以下(5分3R)
◯横田一則(フリー)[2R25秒、TKO ※タオル投入]戸井田カツヤ(和術慧舟會トイカツ道場)×
■第11試合/70.3kg以下(5分3R)
◯菊野克紀(ALLIANCE)[1R4分59秒、TKO]イ・グァンヒ(CMA KOREA)

【FIGHT FOR JAPAN『10th Anniversary DEEP CAGE IMPACT 2011 in TOKYO』<2nd ROUND>】
■第1試合/65.8kg以下(5分2R)
◯MIKE(AACC)[判定3-0]佐々木渉(Laughter7)×
■第2試合/58.5kg以下(5分2R)
△小林聖人(総合格闘技津田沼道場)[判定1-0]クレイジー・ヒル(バンゲリングベイ)△
■第3試合/93kg以下(5分2R)
×森川修次(チーム・クラウド)[1R1分45秒、TKO]悠羽輝(TEAM TACKLER)◯
■第4試合/83.9kg以下(5分2R)
◯坂下裕介(フリー)[判定2-0]飛鷺輝(X-FORCE)×
■第5試合/94kg以下(5分2R)
◯藤沼弘秀(SKアブソリュート)[判定3-0]篤志(BLUE DOG GYM)×
■第6試合/無差別(5分2R)
×誠悟(TEAM東京CLUTCH)[判定0-3]長谷川賢(BAD SECURITY)◯
■第7試合/93kg以下(5分2R)
×ベルナール・アッカ(フリー)[1R1分30秒、KO ※スタンドパンチ]井上俊介(吉田道場)◯
■第8試合/93kg以下(5分2R)
◯中西良行(TeamM.A.D)[2R32秒、TKO]増田裕介(AACC)×
■第9試合/77.1kg以下(5分2R)
◯白井祐矢(Team M.A.D)[判定3-0]渡辺良知(AACC)×
■第10試合/62kg以下(5分3R)
×前田吉朗(パンクラス稲垣組)[判定0-2]中村“アイアン”浩士(東京イエローマンズ)◯
■第11試合/77.1kg以下(5分3R)
◯長南亮(Team M.A.D)[判定3-0]寒川直喜(バンゲリングベイ・スピリット)×
■第12試合/65.8kg以下(5分3R)
×帯谷信弘(木口道場)[3R55秒、KO]チェ・ドゥホ(CMA KOREA)◯