- 2012年2月19日
前田吉朗がDEEPバンタム級王座に戴冠!!
『DEEP57 IMPACT 〜12年目の現実〜』試合結果- 2月18日(土)、都内・TDCホールにて、『DEEP57 IMPACT 〜12年目の現実〜』が開催された。
2012年のナンバーシリーズ一発目にして、1年4カ月ぶりとなるDEEPのビッグマッチ『DEEP57 IMPACT 〜12年目の現実〜』。同大会にはDREAM参戦経験のある選手が多数出場し、第11試合には王者・大塚隆史と挑戦者・前田吉朗によるDEEPバンタム級タイトルマッチも行われた。昨年のDREAMバンタム級日本トーナメントに参戦した同士によるこの試合は2R、パンチで大塚をぐらつかせた前田がマウントを奪ってパウンドを投下し、最後はチョークスリーパーで一本勝ち。前田が第3代王者となった。
そして、第9試合には中村大介が登場し、郷野聡寛と対戦した。前日の計量を900グラムオーバーし、郷野にイエローカード2枚が提示された状態からスタートしたこの試合。郷野がジャブから右ストレートを繰り出せば、中村もフリッカージャブ、ロー、ヒザ蹴りを返すなど、試合を通じ一進一退の打撃戦が展開された。3Rにはバランスを崩した郷野の上になった中村に腕十字のチャンスが到来。これは極めきれなかったが、中村が3-0の判定勝利を収めた。勝った中村は「今日は結果を重視して、内容的には理想とは違った試合をしてしまったんですけど、勝ててよかったです。昨年末にも言ったんですけど、DEEPのタイトルに挑戦させてほしいです」とマイク。この日のメインで廣田瑞人が池本誠知を破り防衛したDEEPライト級王座への挑戦をアピールした。
また、第7試合では、DJ.taikiと中村優作が激突した。日本バンタム級屈指のストライカー同士による一戦は、記者会見で語っていたとおり、DJが強化してきたというテイクダウンを要所で奪い、最後はマット・ヒューズ・ポジションからのパンチ連打でTKO勝ち。勝ったDJは試合後、「この勝利を宮下トモヤ選手に捧げます」と語り、練習仲間でもあった故・宮下トモヤ選手に勝利を捧げた。
そして、同大会では昨年大晦日に亡くなった宮下選手の追悼エキシビションマッチも行われた。このエキシビションには、生前の宮下選手と親しかった所英男、砂辺光久、山崎剛、松本晃市郎さん、そして宮下選手から指導を受けていた堀内佑馬くんが出場。堀内くんが宮下選手の必殺技であったギロチンチョークで所を攻めるなど、白熱したグラップリングマッチが展開された。その後、宮下選手の現役生活を振り返ったVTRも上映。最後は10カウントゴングが鳴らされ、選手、関係者、ファンの全員で宮下選手のご冥福を祈った。
【『DEEP57 IMPACT 〜12年目の現実〜』試合結果】
■フューチャーファイト第1試合/DEEPフェザー級(5分2R)
×友實竜也(IMPACT GYM)[判定2-0]蓮實光(パラエストラ松戸)◯
■フューチャーファイト第2試合/DEEPフライ級(5分2R)
×吉岡駿(IMPACT GYM)[2R1分7秒、TKO]海老原洋輔(パラエストラ松戸)◯
■第1試合/DEEPライトヘビー級(5分2R)
×ベルナール・アッカ(フリー)[1R3分35秒、チョークスリーパー]悠羽輝(TEAM TACKLER)◯
■第2試合/DEEPフライ級(5分2R)
◯小林聖人(総合格闘技津田沼道場)[1R9秒、KO]中村龍之(IMPACT GYM)×
■第3試合/87kg以下契約(5分2R)
△金原弘光(U.K.R.金原道場)[ドロー、判定1-0]松井大二郎(フリー)△
■第4試合/DEEPウェルター級(5分2R)
◯渡辺良知(AACC)[判定2-0]寒川直喜(バンゲリング・ベイ)×
■第5試合/DEEPメガトン級(無差別)(5分2R)
×誠悟(TEAM東京CLUTCH)[1R1分20秒、KO]藤沼弘秀(SKアブソリュート)◯
■第6試合/DEEPバンタム級(5分2R)
×戸井田カツヤ(和術慧舟會トイカツ道場)[1R1分13秒、TKO]釜谷真(TEAM TOURI)◯
■第7試合/DEEPバンタム級(5分2R)
◯DJ.taiki(フリー)[2R3分57秒、TKO]中村優作(総合格闘技スタジオSTYLE)×
■宮下トモヤ追悼エキシビションマッチ(グラップリング)
所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)、砂辺光久(TEAM reversal)、松本晃市郎[勝敗なし]山崎剛(GRABAKA)、堀内佑馬(TANG TANG FIGHTCLUB)
■第8試合/DEEPフェザー級(5分2R)
◯昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)[判定3-0]長倉立尚(吉田道場)×
■第9試合/DEEPライト級(5分3R)
×郷野聡寛(フリー)[判定3-0]中村大介(U-FILE CAMP)◯
■第10試合/DEEP女子無差別級王者決定戦(5分3R)
◯アマンダ・ルーカス(The Skrap Pack)[3R2分16秒、アームロック]堀田祐美子(REINA女子プロレス)×
※ルーカスが初代王者に。
■第11試合/DEEPバンタム級タイトルマッチ(5分3R)
×大塚隆史(王者/AACC)[2R3分13秒、チョークスリーパー]前田吉朗(挑戦者/パンクラス稲垣組)◯
※前田が第3代王者に。
■第12試合/DEEPフェザー級王者決定戦(5分3R)
◯横田一則(フリー)[判定5-0]門脇英基(和術慧舟會東京道場)×
※横田が第5代王者に。
■第13試合/DEEPメガトン級(無差別)タイトルマッチ(5分3R)
◯レヴァン・ラズマゼ(王者/フリー)[1R3分16秒、腕十字固め]野地竜太(挑戦者/TEAM GARO)×
※ラズマゼが初防衛に成功。
■第14試合/DEEPライト級タイトルマッチ(5分3R)
◯廣田瑞人(王者/CAVE)[判定5-0]池本誠知(挑戦者/総合格闘技スタジオSTYLE)×
※廣田が初防衛に成功。
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