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DREAM オフィシャル ルール

第1条
選手は本大会当日の試合前、会場にてドクターチェックを受ける。
第2条
リングは7m四方の正方形でプロモーターが認定したものを使用する。
第3条
選手は、プロモーターが用意したオープンフィンガーグローブを着用して試合を行うものとする。
第4条
試合形式は、5分×3Rで、インターバルは60秒とする。
第5条
選手の選択により、ニーパッド、シンガード、エルボーパッド、テーピング、アンクルサポーター、道衣、を使用してもよい。 ただし、レフェリーのチェックを必ず受けるものとする。マウスピース、ファウルカップは必ず着用する。拳へのバンテージについては、数回程度の巻きは使用してよいものとし、それを固定する範囲でのテーピングの使用は認められる。ただしテーピングで拳を固めることは禁止とし、バンテージを使用する場合は、試合前なるべく早い時間にバンテージチェックルームにてバンテージ巻き、チェックを必ず受けるものとする。
第6条
上記のバンテージ及びテーピングはプロモーターから支給されたもの以外は一切の使用を禁止する。
但し各選手が、ルール会議で競技役員に認証されたものは使用してもよい。
第7条
選手は身体部分にはいかなる物も(ワセリン,オイル,痛み止め、いかなるタイプのクリーム、整髪料、足の裏への滑り止め等)試合前及び試合中に一切塗布してはならない。塗布している事が確認された場合は、試合放棄とみなされる場合もある。当行為はコスチュームやグローブ等試合中の装備品においても同様のものとする。
シューズの着用は、レフェリー・ジャッジによるチェックを受け、危険性が無いと承認を得られた場合のみ認められる。シューズのチェックはルールミーティング時に必ず受けるものとし、下記の項目に該当するシューズの試合での着用は禁止する。
・シューズの足首部分から甲部分に、靴紐を覆うカバー類が装着されたもの。
・いかなる部分であっても、金具・ジッパーが装着されたもの。

また試合で装着するコスチューム、道衣、サポーター類も同様にチェックを受けるものとし、下記の項目に該当する製品の試合での着用は禁止する。
・いかなる部分であっても、金属製の部品が使用されているもの。
・コスチュームのずれを防ぐための紐がウェスト部分に装着されていないもの。
・ポケット又はそれに類するものがコスチュームの表側に付いているもの。
・表面に何かが縫い付けてあるもの、或いは接着してあるもの。(※但し、明らかに危険性がなく、競技上支障がないと審判団に認められたものはこの限りではない。また、塗料等で直接プリントされたものも使用することが出来る。)

上記の項目をクリアしていても、審判団が競技上明らかに支障があると判断されたものは着用を禁ずる場合がある。
第8条
試合の勝敗は下記の結果で決定する。
●一本勝ち、KO勝ち
ギブアップ、戦意喪失の意思表示は、口頭で行うかマットまたは相手の体を3回以上叩いた場合とする。
KOの定義は打撃攻撃により意識の喪失が見られレフェリーが試合をストップした場合とする。

●テクニカルノックアウト
・レフェリーストップ
選手の一方が著しく優勢で、劣勢の選手が危険な状態とレフェリーが判断した場合。
・ドクターストップ
相手選手の正当な攻撃を受けて、けがを負った場合、リングドクターが診断し、試合続行不可能と診断したとき、その選手は敗者となる。
但し、反則攻撃によるけがの場合は反則を犯したものが敗者となる。
尚、リングドクターによるドクターチェックの際は、サブレフェリーがチーフセコンドをニュートラルコーナーまで導き、ドクターの診断及び指示を伝達する。
診断の結果、ドクターストップになった場合は、ストップと判断した診断の内容をサブレフェリーよりチーフセコンドに説明をする。
・試合放棄
試合進行中、セコンドがタオルをリングに投入した場合。レフェリーがこれに気付かない場合には、サブレフェリー、ジャッジが試合終了の合図をさせることができる。

●ノーコンテスト(無効試合)
選手双方がルール違反を犯した場合、偶発性の事故により審判団及びプロモーターが試合続行不可能と判断した場合。
また、1ラウンド中に偶発性の事故により一方もしくは双方の選手が試合を続行出来なくなった場合、その試合はノーコンテストとなる。ただし、2ラウンド目以降に偶発性の事故により一方もしくは双方の選手が試合を続行できなくなった場合は、事故が起こるまでの判定により試合を決するものとする。

●失格
悪質な反則をした場合や故意に反則を繰り返す場合は、レフェリーの判断により即失格(レッドカード)となる。

●判定 ・判定は3名のジャッジにより、以下の判定基準に基づき行うものとする。
1.KO、一本を狙う姿勢
2.相手に与えたダメージ
3.打撃のコンビネーション&グランドコントロール
4.テイクダウン&ディフェンス
5.アグレッシブ
この基準の優先順位は上記の順とし、ポイント制ではなくどちらかの選手が有利だったかを示す。
勝敗は本戦3ラウンド終了時点で必ず各ジャッジが優劣を判定するマストシステムにて勝敗を決するものとする(ドロー裁定はない)。
第9条
下記の行為が故意または明らかな過失によって行われた場合レフェリーに『反則』を宣告され、判定の判断材料となる。
また、反則1回につきファイトマネーの10%の罰金をプロモーターに支払なければならない。
ただし、レフェリーが偶発性のものであると判断した場合に限り『口頭注意』が与えられる。
尚、悪質な反則をした場合や故意に反則を繰り返す場合は、レフェリーの判断により即失格となる場合もある。
1.頭突き。
2.目、鼻、口内など粘膜部への直接的な攻撃。
3.金的攻撃。
4.かみつき。
5.手指を用いて気管を押しつぶす・喉をつかむなど喉へ対する直接的な攻撃。
6.後頭部・延髄・脊髄への打撃攻撃。(後頭部とは、頭の真後ろのことをいい、側面、耳の周りは後頭部とみなさない)
7.頭髪を引っ張る行為。
8.頭部・顔面への肘打ち。
9.故意にロープ、コーナーポストを掴む行為、また故意にロープに手、足など肢体部分及び道着等コスチュームを引っ掛けるあるいは巻きつける行為。上腕部分をロープに引っ掛ける行為は即、注意とする。
10.相手のコスチューム、グローブ等の装備品を掴む行為。ただし、道衣は含まれない。
11.故意にリングの外へ出る、意図的に相手をリングの外へ投げる行為。
12.試合中、試合以外を問わず、選手による非人道的な行為。
13.一方の選手がスタンドポジション、一方の選手がグランドポジション状態においてスタンド状態にある選手による膝から下の足部(膝での攻撃は含まれない)での頭部、顔面への攻撃。
両者グランドポジションでの足による頭部、顔面への攻撃は有効とする。
但し、両者の体重差が階級を問わず15kg以上ある場合はグランドポジション状態での上記の攻撃を一切禁止する。
(グランドポジションとは足の裏以外が一点でもリングに接地した状態をさすものとする)
14.試合中、相手に対しダメージを与えると認められない無気力な攻撃、及び膠着を誘発する動き。
15.イベント中(試合中及び試合の前後)においてレフェリーを含む競技役員は絶対の権限を持つもとし、これを尊守出来ない選手及びセコンドの行動及び言動。
16.道衣を着用した場合においてでの帯を使用する行為。及び道衣を半周以上巻いて相手を固定する行為。
第10条
試合に出場する選手及びチーフセコンドは全員ルールミーティングに参加し、プロモーターに定められた計量を試合前日に行うものとする。公式計量時に指定体重をクリアできなかった場合は罰金としてファイトマネーの20%をプロモーターに支払うものとする。
第11条
反則攻撃により反則を受けた選手が甚大なダメージを被った場合、レフェリーとリングドクターの判断により、十分に回復を待って試合再開となる。
但し、第8条に準じ、リングドクターが試合続行不可能と判断した場合のみ、反則攻撃を行った選手を失格とする。
第12条
試合中においてレフェリーは下記のコールを発するものとする。
コールに対し選手及びセコンドは速やかにその指示に従うものとする。
「アクション」「インプルーブ ユア ポジション」
・第9条14項に抵触する行為が行われている場合に発せられる。
「ワーク トゥ フィニッシュ」
・一方が有利なポジションであるにもかかわらず、試合を動かそうとしない場合に発せられる。
上記のコールが発せられ、尚且つ改善が見られない場合には第9条14項に抵触する反則行為とみなされイエローカードが発せられる場合がある。
第13条
選手がリング外に出た場合は速やかにリング内に戻り、リング中央にてスタンドポジションから試合を再開する。
第14条
選手がリングから落ちそうになった場合、あるいはロープやコーナーが攻防の妨げになっているとレフェリーが判断した場合に「ストップ・ドント・ムーブ」とコールが発せられる。このコールが発せられた場合、選手は即刻動きを止め、自らすみやかにレフェリーの指示に従って攻防に支障のない位置に移動し、動きを止める直前の状態からレフェリーの合図で試合再開となる。
第15条
下記の状態において、レフェリーの判断でブレイクを命じる場合が有る。
・両者がスタンドポジションで有効な攻防が見られず、膠着状態が続いたとき。
・一方がグランドポジション(仰向け)で一方がスタンドポジションで有効な攻防が見られず、膠着状態が続いたとき。 ・第8条13項に抵触する「反則」行為が行われたとき。
第16条
選手およびセコンドは、レフェリーの判定及び指示に絶対的に服従する。選手あるいはセコンドがレフェリーの判定に異議を申し立てる場合は、試合終了後2週間以内に文書の形で行うものとする。また、選手・セコンド以外の第三者がレフェリー及びジャッジの判定に一切介入してはならない。なお、この条項が遵守されない場合、ペナルティーと してファイトマネーの10%の罰金をプロモーターに支払わなければならない。
第17条
選手に付き添うセコンドは3名までとし、試合中は自コーナーを離れてはならない。また、試合中の選手に対してセコンドは、いかなる場合でも直接接触してはならない。万一、それに違反した場合はペナルティーとしてファイトマネーの10%の罰金をプロモーターに支払わなければならない。