OLYMPIA DREAM.6 ミドル級グランプリ2008 決勝戦
試合前
船木誠勝vsミノワマン、元パンクラスの師弟対決がDREAMマットで実現する。この一戦を“運命の巻”と題したように、ミノワマンは一度は引退した大先輩との闘いに複雑な心境を隠さない。対照的に船木は「感傷的な試合にはならない」と非情に徹する構え。攻防や勝敗だけでなく、リング上には様々な感情が渦巻くことになりそうだ。
試合結果詳細
ミノワマンは原点ともいえる赤のコスチュームで登場。1R、船木はミドルキックからバックキックの連続攻撃。これにタックルを合わせてテイクダウンしたミノワマンは、すぐさま足を取りにいく。だが船木も足を取り返し、ヒールホールド。ミノワマンも切り返し、足関節合戦へ。ここでさらに船木がヒールホールドを極め、ミノワマンは痛みで絶叫。劇的な一本で復帰後初勝利を挙げた船木は、笑顔を見せるとそのままミノワマンに抱きつく。船木は声を詰まらせながら「ありがとうございました! やっと復活できました。これからも、身体が使えなくなるまで、自分にできることならなんでもやって、格闘技を支えていきたいと思います」とマイク。秒殺決着ながらエモーショナルな闘いとなった。