OLYMPIA DREAM.9 フェザー級グランプリ2009 2ndROUND

第7試合/フェザー級GP2回戦

VS1R 9:40
TKO

試合前

GP2回戦で早くも日本人対決が実現。しかもお互い打撃を得意とするだけに、激しい打ち合いが展開されそうだ。会見では欠席した高谷を前田が挑発、それに対し高谷が公開練習で「こんなにムカついた状態で試合をするのは初めて」と返すなど遺恨も生まれた。試合前からハイテンションな両者、試合後に立っているのは……!?

試合結果詳細

オーソドックスの高谷に対し、前田はサウスポースタイル。軽い打撃の交換の後、高谷のハイキックをキャッチした前田がテイクダウン。立ち上がろうとする高谷に、ヒザ蹴りを放つ前田。スタンドに戻ると、お互い一歩も引かずパンチ、ハイキックを繰り出していく。前田は飛びヒザ蹴りを放ち、これがかわされるとすかさず組みついてテイクダウンに成功、しっかり抑え込んでいく。前田は高谷をコーナーに押し込んだ状態でヒザを連打。立ち上がった高谷は左右のフックで圧力をかけるが、前田もヒザ蹴りで応戦。さらにテイクダウンするとマウントを奪う。ここでレフェリーが高谷の出血を見てドクターチェックを要求する。

再開後、マウントから細かくパンチを打っていく前田。高谷はガードに戻すが、前田は上を譲らない。ここでレフェリーが膠着ブレイク、高谷にはイエローカードが提示される。スタンドで再開すると、高谷は前進してパンチ。さらにカウンターで右フックがヒットすると前田は崩れ落ち、追撃のパウンド連打でレフェリーストップ。鮮やかな逆転で、高谷が準決勝進出を決めた。高谷はマイクを握ると「フェザー級唯一の日本人対決、楽しんでいただけたでしょうか。前田選手とはいろいろあったんですけど、凄く強くて、危なかったです」と試合を振り返った。

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