OLYMPIA DREAM.9 フェザー級グランプリ2009 2ndROUND
試合前
フェザー級GP1回戦でDJ taikiに敗れた所だが、DJの負傷欠場によって繰り上がりの2回戦出場が決定。「僕は一度死んで終わっている身」と、不退転の決意で試合に臨む。対するは1回戦で西浦“ウィッキー”聡生を判定に下したエイブル・カラム。KOTCのタイトルも持つ実力者だけに、所にとってはまたしても厳しい闘いとなりそうだ。
試合結果詳細
出直しを図る所は、頭を丸めた姿で登場。リングサイドでは友人のバナナマン・日村も見守る。試合が始まると、パンチ、ローで前進してくるカラムに所もパンチ、蹴り。テイクダウンされる場面もあったが、すぐに立ち上がってみせる。さらに所は右ミドルから押しつぶすようにのしかかると、三角絞めへ。長時間絞め続けていたが、カラムは脱出、ヒザ蹴りを連打していく。必死で体勢を入れ替えた所はバックへ。だがカラムはさらに体勢を変えて上に。だが所も立ち上がってみせる。スタンドでは両者パンチの打ち合い。カラムはタックルでテイクダウンし、パウンドを打ち込んでいくが所はオモプラッタで返す。これに対しカラムは足を取ってアンクルホールド。目まぐるしく攻守が入れ替わる展開に観客も大歓声。
再びタックルを仕掛けたカラムは、大きくリフトしてからテイクダウン。ハーフからパウンドへ。所はもぐって上になるが、いったん離れてヒザを放ったところでまたもカラムが上に。
2R、左ミドルに合わせてカラムがタックルを放つが、所は倒されながらアームロック。さらにサイドからのヒザ。そのまま上をキープするとチョークへ。これがガッチリ食い込んでカラムはタップ。崖っぷちから会心の勝利を挙げた所は「今日も心が折れそうになったんですけど、応援してくれたみなさん、練習つきあってくれたみんな、ありがとうございます。次、ベスト4に残ったんですけど、捨て身で精一杯頑張ります」と震える声で語った。