DREAM.17
試合前
川尻達也、フェザー級転向初戦!! 昨日64.9キロで計量をパスした川尻のコンディションはいかに!? 対するは、5月に石田光洋を破り、一試合毎にフェザー級への適応を見せるヨアキム・ハンセン。両者は06年2月の修斗で激突。そのときはハンセンのローブローで川尻が反則勝ちを収めている。5年の歳月が流れ、舞台をDREAMに、階級をフェザー級に変え、再戦が実現。今後のDREAMフェザー級戦線を左右する注目のフェザー級ワンマッチだ!!
試合結果詳細
1R、積極的に左右のフックを繰り出す川尻だが、まずはそれを迎撃するハンセンのフックがヒット。川尻が後退すると、さらにハンセンは飛びヒザ蹴りに。しかし、これを正面からキャッチした川尻はそのままテイクダウンに成功。上を取った川尻は、自ら立ち上がりスタンド勝負に出ると、左フックを2発ヒットさせる。さらに組みつきから左腕を取りながらハンセンをテイクダウンさせると、そのままアームロックの態勢へ。このアームロックが極まりかけたかに見えたが、なんとかロックを解いたハンセンがマウントを奪取。しかし、ここで1R終了のゴング。
2R、ハンセンの右ローキックでスタート。さらに片足タックルで川尻をテイクダウンしに行くが、これは川尻が態勢をうまく入れ替えて上のポジションを取る。そしてあっさりとパスガードに成功、サイドポジションを奪取した川尻は、一度ガードに戻してマウントポジションを取りにいく。ガードを死守したいハンセンだが、ふたたび川尻はサイドを取ると、ハンセンの首を固めにいく。グラウンドでは川尻が完全に試合をコントロールするが、ハンセンも懸命にガードし、2R終了。
3R、ハンセンの左ミドルがヒットするが、川尻は組みつきからハンセンをテイクダウンさせると肩固めに。これががっちりと極まりハンセンはタップアウト。川尻が一本勝ちをおさめた。試合後、川尻は「今日はご来場ありがとうございました。初のフェザー戦、ハンセンという強豪に勝てて嬉しいです。とにかくリングの上で自分の持ってるものを全部出そうと思ってリングに上がりました。まだまだ全部は出せていないのですが、これがフェザー第一戦。いつか皆さんに世界一と呼ばれるよう頑張りますので、よろしくお願いします」とマイクでアピールし、大歓声を浴びた。