FieLDS presents FIGHT FOR JAPAN『元気ですか!! 大晦日!! 2011』

第14試合/IGFルール/IGFvsDREAM対抗戦

澤田敦士&鈴川真一
SAWADA ATSUSHI & SUZUKAWA SHINITCHI
澤田敦士&鈴川真一

 
VS13:46
レフェリーストップ
桜庭和志&柴田勝頼
SAKURABA KAZUSHI & SHIABATA KATSUYORI
桜庭和志&柴田勝頼

 

試合前

戦前から激しい舌戦を繰り広げてきた両タッグ。澤田&鈴川が「桜庭は片足を棺桶に突っ込んでいる。柴田は負け犬」と罵れば、柴田は「僕はあの人達をプロレスラーとは思っていません。喋ったこともないのにこんなこと言うのは申し訳ないですけど、顔に緊張感がない」と返答。きな臭さ漂う一戦。いったいどんな試合になるのか……?

DREAM軍の桜庭&柴田組はかつてのロード・ウォリアーズの入場テーマ曲『アイアンマン』、そして本家ばりにトゲトゲの甲冑を着ての入場だ。一方のIGF勢は一人ずつの入場。澤田は白いアリクイの不可思議なマスクを被りリングイン。いきなり、桜庭に近づき、血気盛んな様子を見せる。続いて鈴川はマスクを被った練マザファッカーと思われる軍団を引き連れて入場してきた。

試合結果詳細

ゴングと同時に、先発の鈴川と柴田はリングの中央に向かって突進! いきなり掌底とキックによる凄まじい打撃の攻防を展開する。ここで先手を奪ったのは柴田。掌底の連打で鈴川をコーナーに追い詰める。そして、ここで桜庭にタッチするが、澤田がすかさずドロップキックでカットに入ってくる。ちょっとイラッとした表情を見せる桜庭。一旦レフェリーがブレイクすると、鈴川と桜庭の攻防だ。桜庭はすぐさま得意の低空タックルでテイクダウン。たまらず、ロープに逃げる鈴川。IGF組は澤田に交代だ。タッチを受けた澤田は桜庭を挑発するが、コーナーに追い詰められ、柴田と桜庭の両者からダブルのストンピング攻撃を受ける。そこに鈴川も入ってきたが、ここは柴田の担当だ。鈴川を桜庭から遠ざけ、掌底合戦を繰り広げる。早くもカオス状態になる中、なんとか落ち着くと、今度は柴田と澤田のマッチアップ。手四つから澤田がヘッドバット。たまらず柴田はコーナーに追い込まれると、今度は桜庭がタッチ。桜庭は澤田をテイクダウンすると、足を掴んでパンチを叩き込む。そしてアキレス腱固めに移行。しかし、ロープが近くてブレイクとなってしまった。桜庭は再び澤田を掴んで倒したが、鈴川が強引にタッチ。無理矢理鈴川が攻撃に移ろうとすると、桜庭はすかすように、柴田にタッチした。そして、またも柴田と鈴川が張り手合戦! 鈴川のマーダービンタが炸裂し、思わず柴田もヒザをついてしまった。柴田も引き下がらなかったが、鈴川は澤田にタッチ。その澤田は凄まじい頭突きを柴田に連打。怒りの柴田は張り手の連打から、ヒザ蹴りを叩きこんでいく。しかし、焦る柴田をなだめるように桜庭がタッチ。タックルでグラウンドに持ち込むと、腕十字を仕掛けてみせるが、ロープに逃げられてしまう。そして、鈴川が登場。なかなか接触しない鈴川と桜庭。結局、牽制し合って、鈴川は澤田にタッチした。その澤田のバックを奪った桜庭はグラウンドに持ち込み、マウントを奪う。しかし、ロープに逃げられ試合を決められない。ここで澤田がモンゴリアンチョップ! 一方の桜庭はハイキックを澤田の顔面にぶち込む。これは効いた。コーナーに倒れた澤田を見て、桜庭は柴田にタッチ。IGF組も鈴川に交代するが、柴田はその隙にドロップキックを発射だ。これにエキサイトした鈴川が、柴田とロックアップ。ここは柴田に自軍のコーナーに追い込まれたものの、そのまま澤田に交代だ。その澤田に柴田はローキック、張り手を打ち込むが、効いた素振りを見せない。ならばと柴田はローリングソバット! 悶絶する澤田を捕まえた柴田は、フロントネックチャンスリードロップからヒザ蹴りを連打。澤田を桜庭に捕まえさせておくと、柴田はエルボーを一発叩き込み、コーナーから出てきた鈴川にはフロントハイキックを食らわして、場外に追いやってしまう。そして、フラフラの澤田に柴田が打点の高いドロップキック! 顔面を打ちぬかれ、さすがの澤田もダウン。しかし、柴田も受け身を誤り、左手を負傷してしまったようだ。しかし、タッチを受けた桜庭が虫の息の澤田を捕まえフェイスロック! 鈴川もカットに入ってくるが、桜庭は澤田を離さない。遂にレフェリーも試合を止め、DREAM軍が勝利を飾った。

試合後、納得のいかないIGF軍が襲いかかり、リング上は大混乱! このカオス状態の中、桜庭はリングの四方に向かって勝利をアピールだ。そして、花道を引き上げ際に、マイクを持つと、「皆さん、本当に来年は……」と言いかけたところに、なんと澤田がイスを持って襲撃! 桜庭はなんとかかわして、「ありがとうございました」と挨拶すると、大混乱の会場から引き上げていったのだった。