FieLDS presents FIGHT FOR JAPAN『元気ですか!! 大晦日!! 2011』
アントニオ猪木ゼネラルプロデューサーが登場!!
第三部開始前、十字架に磔になったアントニオ猪木ゼネラルプロデューサーが登場! 場内に『炎のファイター』が流れると、十字架から解き放たれた猪木プロデューサーはリングに上がり、「幸」と筆で書き上げる。マイクを握ると、「元気ですかー!! 元気があれば! なんでもできる。元気があれば! 幸せにもなれる。もう一つ。元気があれば! キリストさんのようにもなれる。世の中が乱れ、混乱した時は俺の出番ということで、本当に大変な時代を迎えました。今年は3・11で多くの人が亡くなり、また、被災された方に対して、改めて、お悔やみとお見舞いを申し上げます」と挨拶。そして、「来年に向けて元気を発信しようと思います。11月にブータンの国王が来日しました。国王より、やっぱり大王(製紙)がいいかな。金がもっと使える(笑)。全然ウケなかった。国王が残していった言葉で“幸せ感”。戦後、日本が置き忘れてしまったことだと思います。経済成長のために必死になって闘って、その中で置き忘れてしまった“心”という部分。“幸せ感”。それが猪木感じ(寛至)」と舌好調だ。
しかし、ここで『サーベルタイガー』が流れ、息子のアリ・シンに故・上田馬之助さんの遺影を抱かせ、サーベルを手にしたタイガー・ジェット・シンが登場。シン親子はリングに上がると、今月21日にお亡くなりになった上田さんの遺影に向け合掌した。かつてのライバルであるシンの登場に警戒する猪木プロデューサーだが、シンはサーベルを置き、友好関係を強調。しかし、なんとアリが竹刀で猪木プロデューサーを殴打だ! 血気盛んなアリに対し、猪木プロデューサーはジャケットを脱ぎ戦闘態勢に入るも、ここは父であるシンがアリを諌め退場した。事無きを得たリング上で猪木プロデューサーは「一年の締めくくりは、嫌なことはすべて忘れてしまいましょう。そして、いいことだけを集めて元気を取り戻して、来年“は”じゃなくて、来年“も”いい年でありますように」と祈りを込め、最後は「1、2、3、ダーッ!」で締めた。