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■金泰泳「日本の空手という素晴らしい武道を披露したい」

「コンディションはもうばっちり。4月の頭から10分1Rを、110Rくらいこなしてきたので万全ですわ。ミノワマン戦の対策は立てにくいけど決めていることがあるんですよ。それはね、肉のカーテンに百歩神拳を叩き込む!!（笑）。ハッハハハハ!!　パンチぶち込んで、肉のカーテンをぶち壊すだけ!!　マジで!!　あのね、グランプリに出場することは嬉しく思っているんです。DREAM、FEG、正道会館、仲間、家族、いろいろな協力あっての出場に感謝しています。その感謝の気持ちをミノワマン選手にぶつけたいと思います。（空手の実力を見せつけたいと思いますか？）空手は元々は護身術であり、相手を殺傷する能力もある技術として存在しています。ですが、そう言ったところで、情報がこれだけある社会ですからね、ごまかしはきかないんですよ。インターネットとか情報がたくさんある中で、妄想とか、“たら、れば”とか、ファンの方も一般の方も興味ないでしょう？　ならば、それを実証するためにやってみましょうと。あくまで私は総合格闘家になりたいというのはないですよ。空手家が総合のルールに合わせているだけです。私は空手が一番カッコイイと思うし、それしかできない。ハッキリ言ってプレッシャーありますけど、その空手を若手や子供たちに教えているわけですからね。（今までいろんな選手とやってきてミノワマン選手というタイプは？）理解しようと思ってやっています（笑）。厳しく楽しく試合したいと思います。目指せ、ミノワマンとキャッチボール！（笑）。そういう気持ちで挑んだほうがいいと思う（笑）。ただ、お互いに譲れない部分はあるでしょう。（DREAMのお客さんにどんなところを見せたいですか？）『DREAM.1』を見たときに感じたんですけど、チャラチャラしていないというか、本物を見る目があると思ったんです。そういうファンの見る場で、ジャンルの違う自分でも居場所見つけて、自分という存在を認められたいと思います。日本の空手という素晴らしい武道を披露したい。互いのバックボーンのぶつけ合うのがDREAM。そういう場があるというのは素晴らしいと思います。（ミノワマン選手に一言お願いします！）始めまして、空手家の金泰泳です。肉のカーテンをぶち壊すだけです。いい試合をしましょう。（ファンへ一言お願いします！）Kの国から来ました金泰泳です。皆さんには“空手”を見ていただきたいと思っています。本当にやりがいがあります。よろしくお願いします」

■大山峻護「最高の自分を見せられる気がしています」

「いいコンディションを作れたんで、今は自然体でいます。ここまでいい練習ができましたし、気負いはまったくないですね。今までやってきたことがやっと花を咲かそうとしているような感じで、とにかく今回のトーナメントは自信があります。総合を始めて8年目なんですけど、怪我したり負けたりしてきたことが逆にプラスになっている感じがしますね。自分は他の選手よりももがいてきたと感じてて、それでも前に進めんで、こんなチャンスももらえた。自分のやってきたことは間違いでなかったなと思います。このトーナメントを迎えるに当たって、すごくワクワクしてますね。最高の自分を見せられる気がしています。相手のユン選手も柔道からこの世界に入って、お互いもがいてきた経緯が似ていると思うんです。そういう意味でも楽しみ。柔道家としても総合格闘家としても尊敬しています。ユン選手は柔道の良さをグッと追求して他のものを一切切り捨てて、ボクは打撃だったり他のことをどんどん取り入れてここまできたので、入り口が違うんですけどね。試合では相当駆け引きがあると思います。ポジションの取り合いだと思うんで、集中した試合になると思いますね。トーナメントに関しては、よくこれまでのトップファイターが揃ったなと思います。誰と当たっても強豪。毎試合が決勝戦だと思って、集中してやりたいです。とにかく今回は完成系の大山峻護がお見せできると思います。本当に打撃も寝技も自信があるし、チャンスがあればいつでも一本を取りにいく、そんなアグレッシブな試合を見せたい。そして桜庭さんと決勝戦で闘えたら……、こんなドラマチックなことないですからね。それを夢見て頑張ります。それとマヌーフとも絶対にもう一回やんなきゃ」

■ユン・ドンシク「こんなチャンスはもう二度と訪れないかもしれません」

「コンディションは非常にいいです。トーナメントですが先のことは考えず、1試合1試合決勝のつもりで全力で闘いたいと思います。ひょっとしたら今回は、ファンの皆さんにとっては面白みに欠ける試合になるかもしれません。大山選手とは同じ柔道出身で、同じスタイルだと思うんです。逆に、私にとっては非常にやりづらい相手だと言えるでしょう。（そんな中、勝負を決めるポイントはどこでしょう？）リング上では、頭で考えて動くというよりも、本能で体を動かすことが多いですから、どうなるかは分かりません。しかし、今回は打撃を重点的に練習してきました。ひょっとするとここがポイントになるかもしれません。（ここ1年の好調の要因は？）デビュー当初は練習が不足している状況でしたが、練習、試合をして経験を積むうちに、総合格闘技という競技を理解してきたんです。それがここ1年の好調の要因といえるでしょう。ですから、このタイミングでトーナメントに参加できるということは、私にとって非常に大きなチャンスなのです。こんなチャンスはもう二度と訪れないかもしれません。そのくらいの気持ちでいます。（勝ち上がっていけば、今ではともにトレーニングする仲の桜庭選手と再戦する可能性もありますが？）桜庭選手に関してはノーコメントでお願いします。（大山選手に一言お願いします！）特に言いたいことはないですが、お互いベストを尽くしましょう。（ファンへ一言お願いします！）まだ日本には私のファンは少ないと思いますので、今回いい成績を残してもっとファンを作りたいと思います（笑）。応援よろしくお願いします」

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