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毎年恒例となった大晦日イベントが今年も開催！　DREAM、K-1のスター選手が一堂に会し、さいたまスーパーアリーナで開催されることが決定した!!　大会名は『FieLDS Dynamite!!』。だが、この大会名には今後、大会のコンセプトを表すような言葉がサブタイトルとして付く予定だ。もちろん、大会当日は全国ネットTBS系列にてゴールデンタイム放送されることも決定。K-1イベント・プロデューサーでもある谷川貞治FEG代表は、「DREAM、K-1、K-1 MAX、K-1甲子園に出場する全選手が参加予定選手です。今日から大晦日への出場権を懸けたイス取りゲームが始まります。今まで大晦日はいろいろな仕掛けをしてきましたが、今年も大きな仕掛けを考えています。格闘技界が一致団結して、全精力を傾け、全身全霊頑張りたいと思います！」と大会開催に向け力強く挨拶。笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーも、「3月に産声を上げたDREAMですが、今年の大晦日は総決算となります。格闘技の醍醐味、ヒリヒリとした勝負論を伝えていきたいと思います。大晦日なので夢のカードを組んでいきたいです。階級を超えた闘いを含め、総合の選手と立ち技の選手が交わってもいいと思いますし、大晦日らしいカードを組んでいきたいと思います」と夢のカード実現をファンの前で誓った。

会見には出場予定選手も登壇。登壇したファイターは、田村潔司、武蔵、青木真也、佐藤嘉洋、ヨアキム・ハンセン、城戸康裕、桜井“マッハ”速人、川尻達也、石田光洋、山崎剛、山本篤、弘中邦佳、今成正和、池本誠知、中西裕一、ミノワマン、桜庭和志の18名（※会見での紹介順）。『FieLDS Dynamite!!』に向けての意気込みを語った。中でも注目を集めたのは、スーツ着用で登場する選手が多い中、一人だけTシャツ＆短パンにヘルメット、そしてどこか見覚えのあるサングラスを身に付け登場した桜庭だ。今年6月のメルヴィン・マヌーフ戦で負った左腕の骨折の回復具合が気に掛かるが、桜庭本人は「（大晦日に）間に合えば誰とでもやりたいです」と大晦日出場に意欲。そして、総合格闘技に興味を示している北京五輪柔道金メダリストの石井慧について記者から質問を受けると、「柔道の選手なので、総合格闘技も結構強いと思いますので、出たら面白いと思います。今、大学生なんですよね？　もし、ボクと闘ってくれれば単位を5単位……あっ、ボクもうトシなんで4単位をあげたいなと思います（笑）」と仰天発言まで飛び出した。これにはすかさず笹原EPが割って入り、「石井選手に関してですが、先だって会見をされて学業を優先することを発表していますので、こちらとしては交渉等していないので、改めて誤解のなきよう」と苦笑いを浮かべる場面もあった。だが、桜庭の勢いは止まらず、いきなり「吉田先輩、ボク後輩じゃないですけど、試合してくれないかなぁ……」と秋山成勲のモノマネ。すると桜庭の隣に座る青木真也までもが、「秋山先輩、ボクと闘ってくれますよねぇ？」とこれまた秋山のモノマネを披露し、会見場は笑いの渦に包まれたのだった。

この日の会見には18名の選手が登壇したが、谷川代表は「今日は魔裟斗選手、（山本“）KID（”徳郁）選手、宇野（薫）選手、所（英男）選手、船木（誠勝）選手など、都合により主立った選手が欠席となってしまいましたが、出場予定選手です。一つ一つの試合にテーマを込めてカードを組んでいきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」と、改めてDREAM、K-1の全選手が出場予定選手であることを強調した。日本の大晦日は格闘技！　果たして、どんな夢のカードが実現するのか!? 『FieLDS Dynamite!!』に注目だ!!

以下、会見中の全選手コメント及び、会見終了後に行なわれた桜庭和志、谷川代表＆笹原EPの囲み会見の模様。

■山本篤
「この場に呼ばれて感謝しています。次の試合は誰が相手でもぶっ倒します」

■山崎剛
「こんなビッグイベントの会見に呼んでいただいて光栄に思います。DREAM2戦とも直前オファーでしか出ていないんですけど、もし出られるなら直前オファーでもなんでもぜひ出していただきたいと思っています」

■ミノワマン
「ファンの皆様の期待に応えるような試合をして、来てくれた皆様に、観てくれた皆様に、2009年のいい夢、いい目標が持てるような試合をしたいと思います。それで、もし可能であれば、第1試合を希望したいと思います。来年につながる幕を自分の手で開きたいと思います」

■田村潔司
「一応、参戦予定選手ということで、改めてオファーが来れば喜んで参戦したいと思います。参戦が決まりましたら、応援のほどよろしくお願いいたします」

■佐藤嘉洋
「試合が終わって2週間、日に日に悔しさが込み上げてきています。負けは負けなんですけど、このままでは終われないし、このまま終わらすつもりもさらさらありません。谷川さん、総合が盛り上がってますけど、大晦日、もう一度やりませんか？　魔裟斗選手。佐藤嘉洋は負けません！　K-1 MAXも負けません！　以上!!」

■城戸康裕
「試合の相手も決まってないというか、出るかどうかも分からないので、モチベーションをどこに持っていったらいいのか全然分からないんですけど（笑）、今日、この『FieLDS Dynamite!!』の記者会見に来ちゃったので（試合に）使ってもらわないと収まりが付きません。生活費もそうですけど、早めに言ってもらわないとみんないろいろあるんでよろしくお願いします（笑）」

■弘中邦佳
「ボクはウェルター級なんですけど、ライト級もミドル級どっちもジョイントできるので、チャンピオンとやらせてもらいたいなと思います」

■池本誠知
「ちょっと前に（DEEPの）チャンピオンになったばかりで、こういう大舞台は初めてなんですけど、自分の階級にはマッハ選手という素晴らしい強い選手がいるので、対戦できるようにどんどんアピールしていきたいと思います全国区にアピールできるように頑張ります」

■今成正和
「大晦日にぜひ自分の階級で一番強い選手と試合がしたいと思っています」

■石田光洋
「自分のことなんですけど、アメリカでこの間、勝つことができて、日本での復帰戦に向けてのいい弾みができたと思います。本当の復帰戦は日本だと思っていますので、また大晦日の舞台に出れるようにアピールしていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。（闘いたい相手は？）周りの人が見て『このカード面白いな』と言ってもらえるような、そういう強い選手とやれたらいいなと思っています」

■川尻達也
「大晦日というのは格闘家にとって特別な日であって、そしてたくさんの人に格闘技を触れてもらえるチャンスがある日だと思っていますので、それに相応しいような、格闘技界が盛り上がるようなカード、お客さんがワクワクするようなカードを組んでいただいて、それにボクが力になれるのであれば、相手を問わず、階級を問わず、誰とでも闘って、ドキドキするような試合をしたいと思いますので、ぜひ皆さん、会場でもテレビでも格闘技に触れてもっともっと好きになってください。（闘いたい相手は？）ボクはもう誰でも掛かってこいって感じで、誰が相手だろうと思いっきり殴りに行きます」

■青木真也
「大晦日！　世界、そして世間にアピールできるものにしていきたいと思います。相手のほうは……よろしくお願いします！（闘いたい相手は？）ボクの場合は、ただ一人、決まってます！」

■ヨアキム・ハンセン
「大晦日の『FieLDS Dynamite!!』で試合ができることを光栄に思います。たくさん練習して全力を尽くして、いい試合にしたいと思います。今回、日本には私のスパーリングパートナーであるシメオン・ソーレセンと来ています。10月23日のDEEPに参戦するので、ぜひ皆さん、見に来てください。（闘いたい相手は？）特に闘いたい相手というのはいないので、誰でも目の前に出てくる選手と試合をします」

■中西裕一
「多分、というか絶対に自分は大晦日には出ないと思うんですけど来ました（笑）。今日は名前だけでも覚えていってください（笑）」

■桜井“マッハ”速人
「今年はふがいない試合というか、ボクのつもりでは頑張ったんですけど、結果はなかなか、あまりいい試合ではなかったので、大晦日は頑張りたいと思います」

■武蔵
「あのぉ、個人的なことなんですけど、ボク、昨日が誕生日で誕生祝いをやってもらってたんですけど、そうしたら今日来るなり『めちゃくちゃ二日酔いしてるねぇ』と言われたんですけど、二日酔いじゃないです。まだ酔ってます（笑）。頑張ります!!（笑）」

■桜庭和志
「こないだ骨折したところもだいぶ良くなって、ショッカーの一員として今、改造中なので、改造が間に合えば、大晦日試合をしたいと思います。これ以上言うと組織に消されてしまうので、よろしくお願いします。（闘いたい相手は？）間に合えば誰とでもやりたいですね。（北京五輪柔道金メダリストの石井慧選手が総合に転向するしないという報道がありましたが、石井選手についてはどのような印象をお持ちでしょうか？）柔道の選手なので、総合格闘技も結構強いと思いますので、出たら面白いと思います。今、大学生なんですよね？　もし、ボクと闘ってくれれば単位を5単位……あっ、ボクもうトシなんで4単位をあげたいなと思います（笑）。柔道の選手ですごい強いので、試合を見てみたいと思います。」

【桜庭和志の囲み会見】
──怪我の状況は？
桜庭　ギプスが外れて、まだ衝撃は気を付けないといけないんですけど、振ったりとかは大丈夫です。通常どおり練習はしています。
──『DREAM.6』で「田村さん、そろそろ」ということをおっしゃっていましたけど、その気持ちは？
桜庭　そうですね。あっ、さっき言ったほうがよかったですかねぇ？　ちゃっと外したなぁ（笑）。なら、この場で。もうそろそろやったほうがいいと思います。

【谷川貞治FEG代表と笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーの囲み会見】
──K-1とDREAMの試合数の割合は？
谷川　DREAMのほうが試合数は多くなります。大体、DREAMが10試合前後で、K-1がK-1甲子園も併せて6試合くらい。大会は3部構成くらいになると思います。
──山本“KID”徳郁選手の怪我の具合は？
谷川　KID選手はまさに今日、神戸の病院に行って検診をしています。結果はまだ聞いてないんですけど。
笹原　KID選手とか魔裟斗選手とか、今日来ていない選手をまたもう一度呼んで会見をして、そこでカード発表ができればなと思っています。
──KID選手は出る方向？
谷川　体調が良ければ。
笹原　ぜひ出ていただきたいですね！
──秋山成勲選手に関しては？
谷川　秋山選手も交渉中です。
──エメリヤーエンコ・ヒョードル選手は？
笹原　ヒョードルも交渉中ですね。本人はずっと日本で年末は年越しをしているんで出たいという気持ちはあるんですけど、当然、対戦相手だったり条件も含めて話をしている最中です。
──DREAMのタイトルマッチの予定は？
笹原　あり得ます。ミドル、ライト含めて、組めれば組みたいです。そこは勝負熱が付けられるカードだと思いますので。
──桜庭選手の口から吉田選手の名前が挙がりましたが？
谷川　見たいですよね。戦極さんとは特別仲が悪いってことはないですから、もしチャンスがあれば話もしたいと思います。戦極さんは1月4日とかにあるみたいなんで、どうなるかは分からないですけど、全然話し合うことはできる関係だと思っています。
──桜庭vs田村については？
谷川　見たいですね。DREAMチームに頑張ってもらいます（笑）。
笹原　そこは年末恒例ですからね（笑）。
谷川　何年やっているのぉ？
笹原　5～6年はやっていると思います（笑）。年末は登戸へ。粘り強くやります。
──今日の出場予定選手を見ると、例年よりも日本人対決が多くなる？
谷川　それは分からないです。K-1でもバダ・ハリとかジェロムとかシュルトとかホンマンとか、DREAMでもミルコとかハントとかハンセンとかカルバンとかエディとかいますからね。総力を挙げてやりますので、外国人選手もたくさん出そうと思っています。
笹原　DREAMにもK-1にもMAXにも出ている選手は、すべて出場予定選手としてお考えいただければと思います。

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