- 2008年10月23日
今度は大学講師に挑戦!
川尻達也が法政大学で『The CRUSHER Project #2』を開催!!- 10月23日(木)、都内・法政大学市ヶ谷キャンパスにて、『川尻達也 The CRUSHER Project #2』が開催。川尻が法政大学在学生を相手に講義を行った。
川尻達也がその実体験から得たものを基に一般への総合格闘技の認知・イメージ向上などを目的としたプロジェクト『川尻達也 The CRUSHER Project』。今月13日に開催された第1回目は一般女性を対象として行われたが、第2回目となる今回の対象はなんと大学生! 法政大学在学生に講義と実技の指導を行った。
川尻が特別講師として臨んだのは、この日の二時限目、『スポーツ産業論2』の講義。受講者の大半はスポーツ推薦を経て入学してきた現役バリバリの大学生アスリートということで、川尻はプロ格闘家として、壁にぶち当たったときの対処やプロ選手としての自覚、引退後のキャリアについてなどを語った。最後は受講者からの質問に答えるコーナー。「プロとして生きていくために必要なことは?」という問いには、「覚悟ですね。引退後のことは何も考えていないこともそうなんですけど、退路を断つことで、その覚悟がいい結果になると思います。自分の場合、ご飯を食べる、友達と遊ぶなどといった行動は、すべて格闘技のためです」と返答。また、「プロ格闘家になっていなかったら、何になっていたと思いますか?」という質問には、「間違いなく公務員になっていたでしょう(笑)。自分の両親は二人とも公務員だったので」と意外な答えを返していた。その他にも減量法をレクチャーするなど、大学生アスリートたちにとっては非常に興味深い講義となったようだ。最後に川尻は「皆さんはまだ若いので可能性はいくらでもあります。好きでスポーツをやっているのなら、諦めないで納得いくまでやったほうがいいと思います。頑張ってください!」と挨拶し、講義を終了した。
三時限目は『スポーツ総合』。いわゆる、体育の実技授業だ。二時限目の講義とは違い、今回の受講者は一般の男子学生。準備運動を経て行われたのは、なんとグラップリング講座! 腕ひしぎ十字固め、三角絞め、チョークスリーパーのやり方からさらには腕十字をディフェンスする手の切り方までもが授業の一コマとして行われるという、異様な光景(?)が繰り広げられた。最後は志願者と川尻がスパーリング。プロ格闘家との実技授業に、受講者も一様に楽しげな表情を浮かべていた。
計3時間に及ぶ講義を終えた川尻は、「大変でした! 実技はノビノビできたんですけど、講義で教壇に立つというのは本当に緊張しました(笑)。ボク自身、格闘技に関しては誰かに教わったという経験がないので、感覚で覚えたことを伝えるというのは本当に難しい。改めて、学校の先生ってすごいんだなと思いました」と感想。また、「二十歳前後の人と触れ合うことは少ないので、とても新鮮でした。もうオジサンなんだなと感じた次第です(笑)」とジェネレーションギャップを感じたことも報告した。
そんな川尻は、次戦を12・31『FieLDS Dynamite!!』に定め、すでにトレーニングを開始。「追い込みとまではいかないですけど、それに近いくらいのメニューをしています。もし負けて、これ(『The CRUSHER Project』)のせいだとか言われたくないですからね」と気合いも十分。「大晦日は世間にアピールするチャンスなので、いい試合をするのは当たり前。たくさんの人に見てもらいたい」と意欲を語っていた。
なお、今回で2回目となった『川尻達也 The CRUSHER Project』だが、3回目は大晦日後の川尻のコンディションを見て、来年早々には行われる予定とのこと。これまで一般女性、大学生を対象に行ってきたが、果たして次の対象となるのは……!?
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