- 2009年5月24日
弘中圧勝!! 五輪コンビは時間切れドローに
『ZST.20』試合結果- 5月24日(日)、都内・ディファ有明にて『ZST.20』が開催。DREAM出場経験のある弘中邦佳、永田克彦、宮田和幸が出場した。
ともにシドニー五輪レスリング日本代表として活躍した永田と宮田が“五輪コンビ”を結成。ライト級タッグマッチで奥出雅之&山田哲也の“チームZST”と激突した。ZSTタッグマッチルールに長けた奥出&山田は、自陣コーナー近くで闘いスピーディに交代を行うなど、五輪コンビにペースを許さず。しかし、山田のバックを奪った宮田が豪快にジャーマンスープレックスを決めると、エンジン全開! 宮田が奥出にもジャーマンを決めれば、永田は果敢に打撃戦を挑み、会場を沸かせた。結果は両軍15分を闘い抜きドロー。結果に満足のいかない表情を見せる両軍だが、会場からは目まぐるしい攻防を見せた両軍に大きな拍手が送られていた。
試合後、永田は「難しいです……」とタッグマッチの奥深さを口にすると、五輪コンビについて「『この相手!』というのがいれば、そのときは闘って今度こそ勝ちたいですね」と感想。一方の宮田も、タッグマッチルールの不慣れについて語ると、今後の自身の展望について「DREAMのフェザー級に上がっている選手とやりたいですね」と語っていた。
また、弘中はセミファイナルで“ZSTのエース”小谷直之と72キロ契約で対戦。これまではウェルター級で闘ってきた弘中だが、今後は一つ階級を落としライト級で闘うことを公言しており、その初陣として注目が集まった。そんな弘中は1Rから小谷をグラウンドで圧倒。2Rになると小谷のタックルを潰し、ネルソンに捕らえると、そのまま絞めあげ一本勝ちを収めた。
勝利した弘中は、「小谷選手というZSTのエースとして活躍する選手とやらせていただいて、凄い気合いが入りました。階級を落として初めての挑戦でこのような結果が出せて、自信になりました」とマイクアピール。試合後のコメントブースでは、「次はキッチリ70(キロ)でやりたいと思います。結果が出せていったら、ライト級のほうが自分には合っていることだと思います」と、本格的にライト級で闘っていくことを明かしていた。
【『ZST.20』試合結果】
■第1試合/ミドル級シングルマッチ(5分2R)
○渋谷修身(フリー)[1R 2分37秒、腕ひしぎ十字固め]小島一朗(ZFC)×
■第2試合/ライト級シングルマッチ(5分2R)
○伊藤健一(ALLIANCE)[2R1分42秒、反則 ※イエローカード3枚]矢野卓見(骨法烏合会矢野卓見道場)×
■第3試合/勝村周一朗デビュー10周年特別試合フェザー級シングルマッチ(5分2R)
○勝村周一朗(リバーサルジム横浜グランドスラム)[1R2分54秒、ツイスター]山城裕之(しんわトータルコンバット)
■第4試合/ライト級タッグマッチ(15分3本勝負)
△奥出雅之(チーム09)&山田哲也(しんわトータルコンバット)[時間切れ引き分け]永田克彦(NEW JAPAN FACTORY)&宮田和幸(Brave)△
■第5試合/ウェルター級(72キロ契約)シングルマッチ(5分2R)
○弘中邦佳(アカデミアAz)[2R1分43秒、変形ネックロック]小谷直之(ロデオスタイル)×
■第6試合/初代ZSTバンタム級王者決定戦(5分無制限R)
○藤原敬典(秋本道場Revo龍tion)[2R4分37秒、TKO]裕希斗(U-FILE CAMP.com)×
mixiチェック Tweet