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■メルカ・バラクーダ「次は65キロでチャンスをいただければと思います」

──ビッグプロモーションでの試合は初めてだと思うのですが、DREAMのリングはどうでしたか？
メルカ　実は、K-1でも何回か試合をしていて、『DREAM.9』のときにもスパーリングパートナーをして来日したりしているんで、DREAMのリングもそれなりに慣れていますし、まったく経験がなかったというわけではありません。ただ、自分の試合自体には満足してるわけはありませんので、次は65キロでDREAMからチャンスをいただければと思っています。
──最初にラッシュを仕掛けていきましたが、狙ってたんでしょうか？
メルカ　日本人選手から「川尻はグラウンド志向で強い」と聞いていたので、私はスタンドで仕掛けていこうと思っていました。ただ、川尻選手のほうからジャブを出してきて、私もスタンド状態を保とうと思ったのですが、グラウンドに引きずられて、彼も強さを発揮して、なんとかドローに持ち込もうと思っていたのですが、こういう形になってしまいました。私としては出だしのラッシュで攻めて、スタンド状態をキープしようと思ってました。

■桜庭和志「大阪？　とりあえずひと仕事を終えたってことにさせてください（笑）」

──ひさびさの試合でしたが、アッサリ終わったような印象もあるのですが。
桜庭　試合時間は何分ですか？　約3分ぐらいですね（※2分53秒）。自分では6、7分ぐらいやってるような感じでしたね。グラウンドはそんなに怖くなかったんですけど、立ちで一回ローキックを受けたときに構えをちょっと変えられて、「こいつ狙ってるな」っていう感覚があって長く感じましたね。
──最初は蹴りから入っていきました。
桜庭　パンチで行っても絶対に負けるので。それと身長も高いし、リーチもあるので、いくら僕の足が短くても、足は届くだろうなっていう感じでいちおう狙ってました。
──相手からパンチを打ってくる場面がなかったと思うんですけど、それでも脅威に感じましたか？
桜庭　そうですね。プレッシャーがすごくあって、パンチはあまり出さなかったんですけど、ここで手を出したら喰らっちゃうなと思ったんで、あまり手は出さないようにしました。
──ひさびさのDREAMはいかがでしたか？
桜庭　いいと思います。スタッフもDREAM（イベント）の作り方が上手いと思いますし、オープニングも、お客さんもそうですけど、選手も盛り上がってくるので、やっぱりDREAMはいいですね。
──ひさしぶりの勝利の味、そして40歳の味というのは？
桜庭　40とか言われるんですけど、正直、自分の中では誕生日だったり、40とか数字（年齢）はあまり気にしてないんで。ただ、体力的に練習をした後の回復が遅くなったりとかそういうのはあるんですけど、精神的にズルくなってきているんで、いい意味で。だから、特に40歳だからとかそういうのは何もないですね。
──前回の勝利からもだいぶ間が空きましたが。
桜庭　それも特に気にしてないので。前のことはすぐに忘れちゃうんで、ものすごい嬉しいとか、ものすごくショックとか、そういうのはあまり感じませんね。これが終わった時点でまた次に試合を組んでもらえれば、またできるように自分の身体を作っていかなければなって思ってますし、そういうのしか考えてませんね。
──大阪で金網（『DREAM.12』出場）というのは？
桜庭　痛みっていうのは、今は興奮してるのですぐには出てこないんですよ。明日になったらどっかに痛みが出てくるかもしれないので、明日になってみないとわかりません。
──お父さんがVに出演されてましたが、ご存知でしたか？
桜庭　家に撮りに行くっていうのは聞いてたんですけど、ああいうコメントとかがあるとは聞いてませんでした。「帰って来い！」と言われても、家には子供もいますし、学校を転校したりとかそういう問題も出てくるので（笑）。まあ、将来的には、やっぱり僕も田舎者なので、都会よりは田舎のほうに行きたいなっていうのは少しありますけど、まだわかんないです。
──VTRでは年金をもらうまで闘い続けたいとおっしゃっていましたが。
桜庭　希望は100歳って言ってたんですけど、どう考えても無理ですし、年金までっていうのも厳しいと思うんですけど、僕の目標は、合気道の小さな先生で大きい外国人を飛ばすような、ああいうふうになりたいです。
──腕のサポーターが気になったのですが、まだ痛みというのは？
桜庭　痛みというのはないんですけど、いちおう念のためというか。骨が太くなってるので、ここに衝撃があると、筋を痛めやすくなるのでサポーターをしてるだけです。
──大阪への参戦は前向きに検討ということで？
桜庭　いや、明日になってみないとわかりませんね。
──ケージで試合したいという気持ちは？
桜庭　今のところは、とりあえずひと仕事を終えたってことにさせてください（笑）。
──9ヶ月ぶりの試合ということでブランクは感じましたか？
桜庭　過去に調整で失敗したこともあったんですけど、今日は上手くいったのでそんなには感じなかったです。2、3年あれば感じると思うんですけど。
──前日会見で、桜庭さんの発言を受けて、笹原さんが『DREAM.12』の参戦について検討しますということをおっしゃっていたのですが。
桜庭　笹原さんも結構いい加減なので、僕はあまり気にしません（笑）。でも、冗談も半分入ってますけど、自分の中では試合の数が減ってくると思うので、できるときにできればいいかなって思います。試合前の緊張感とかでも疲れますし、なんかごちゃごちゃで迷ってる感じです。
──今後の具体的な目標は？
桜庭　特にはないですね。僕はベルトとかもあまり興味がないんで。誰とっていうのも特にないし、自分からはっていうよりは、宿題を出されたほうがいいので。

■ルビン“Mr.ハリウッド”ウィリアムズ「あんな無様な姿を見せたことは恥ずかしい」

──試合を終えて、いかがでしたか？
ウィリアムズ　実はKO勝ちを確信してたんですけど、桜庭選手のキックが強くて、あのキックだけは耐えかねるものがありました。
──ジムではボクシング以外にも総合の練習を積んでいるということでしたが、その成果は出せましたか？
ウィリアムズ　上手く発揮できなかったと思います。やっていたのはレスリングだけだったので、キックなどはやってませんでした。なので、キックがあれだけ強かったとは思ってもいませんでした。
──次にボクシングの試合を控えているということでしたが。
ウィリアムズ　どういう状態で桜庭選手が腕を固めたのか、自分ではよくわからなかったんですけど、腕が折れるんじゃないかと思って、タップしてしまいました。でも、今は問題ないです。総合に関しては、これからも練習を積んでいきたいと思います。私はファイターであり、一線級のワールドクラスの選手だという自負もあります。これまで実績をあげてきたファイターとしては、あんな無様な姿を見せたことは恥ずかしい。スタンドの展開になれば、誰のパンチも喰らわないと思っているので、総合の技術をしっかりと作り上げて戻ってきたいと思います。

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