- 2010年4月27日
緊急決定!! 5・29『DREAM.14』はケージで開催!!
ネットライブ会見で笹原EPがファンからの質問に回答- 4月27日(火)、5・29『DREAM.14』(さいたまスーパーアリーナ)重大発表記者会見がDREAMオフィシャルサイト上にて実施。『DREAM.14』をケージにて行うことが発表された。
27日14時より当サイトでライブ中継された会見には、笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーが出席した。笹原EPは、『DREAM.14』を、通常DREAMが使用するリングではなく、DREAMのホワイトケージで開催することを発表。さらに、これを受けたファンからの質問に答えていった。
『DREAM.14』をケージで行うことのキッカケとなったのは、同大会でストライクフォースウェルター級王者ニック・ディアスと対戦する桜井“マッハ”速人からの直訴だ。笹原EPは「青木選手がストライクフォースで敗れた試合というのも一つのキッカケとなっていると思うんですけど、今回のニック・ディアス戦を受けてマッハ選手から『ケージでニックと闘いたい』という直訴を受けました。ニック選手は当然、ケージでいつも闘っていますので、ニック選手にとってはホームグラウンドだと思うんですけど、『敢えてそこで闘わせてほしい』というマッハ選手からの直訴がありまして、今回『DREAM.14』をケージでの開催で行うことを決めました」と、同大会をケージで行うことに至った経緯を説明。マッハ、ディアス以外の出場選手もケージでの開催について「二つ返事で快諾をいただいております」(笹原EP)とのことで、DREAMとしては関東圏で初となるケージでの開催が正式決定となった。
『DREAM.14』をケージで行うことについて笹原EPは、「今回、DREAMとしてこのタイミングでケージをやることは、一つの“問題提起”と考えています。今大会以降、DREAMがケージになるというわけではないのですが、当然リングが中心なんですけど、ケージというリングとは違う見せ方があったりだとか、ルールのこともそうですし、日本のMMAがどこに向かっているかも含めて、今回の『DREAM.14』をケージでやることによって、皆さんにいろいろ考えていただいたり議論していただくキッカケになればいいと思っています」とコメント。「ケージをやることもルールもそうですが、正直な気持ちを申し上げると、この先、DREAMをどうしていくか思い悩んでいるところです。ケージでやること、ルールを変えることがいいことなのか、『DREAM.14』をケージでやることによって、皆さんからご意見をいただいて、我々DREAMの進む道を見つけていきたいと思います。今回のルールは『DREAM.12』(※昨年10月に開催されたDREAM初のケージイベント)と同じになると思いますが、そこにヒジ打ち、踏みつけを入れたほうがいいのかなど、皆さんのご意見を聞いていきたいと思います」と、その意図を語った。
この会見の1時間前に届いたというビデオメッセージでマッハは、「やるだけですね。もちろん、次の対戦相手がすごくいい選手だというのは百人中百人が思うことだと思うんですけど、彼に勝って、“日本最弱”というふうにまたなりそうですけど、それを止めたいです。15年前かな? “日本最弱”というキャッチフレーズがあって、今もまさにそういう感じだと思うんですけど、一生懸命トレーニングしているので、自分を信じて結果を出したい。彼はケージのチャンピオンですけど、僕は敢えてケージのチャンピオンに挑戦します。そのことを日本のファンに伝えたいです」と、その心境を告白。“日本最弱”のレッテルに待ったを掛けるべく、ストライクフォースの現役チャンピオンと敢えてケージで勝負する決意を表していた。
この正式決定を受け、笹原EPはTwitterで受け付けたファンからの質問に回答。以下、その主なやりとり。
■DREAMのケージは耐久性に問題があると聞いているが?
「『DREAM.12』で使用したケージをさらに補強します。『DREAM.14』ではバージョンアップしたホワイトケージになります」
■再度、DREAMのホワイトケージはどんな形状なのか説明してください。
「他のケージと比較して、DREAMのホワイトケージは広いです。そして、金網ではなく、マトリックスという素材を使用しています。選手からは『闘いやすい』、ファンの皆さんからは『見やすい』とお褒めの言葉をいただいております」
■ルールにヒジ打ちは入れないのか?
「それが本当にいいのかどうか、今回の『DREAM.14』をキッカケに、いろいろなご意見を聞かせていただければと思います。これは簡単に決められることではないんです。ヒジ打ちがあるとカットがあるので(流血があると)地上波放送では難しい。逆に、ヒジ打ちがあることによって、試合の展開が広がるという見方もあります。私たちが気付かないところをサディスチョンしてください」
■ケージは定期的に行われるのか?
「これも今後の皆さんのご意見をいただければと思います。“ケージイベントは一年に一回”が規定路線ではありますが、年一回でいいのか、ずっとケージなのか、ずっとリングなのか、ご意見をいただければと思います」
■『DREAM.14』でDREAMライトヘビー級GPは行われるのか?
「ファンの皆さんにお届けしているダイレクトメールでは、ライトヘビー級GPが行われることをお伝えしていますが、急遽ケージでやることを受けてどうするか、正式に決まっておりません。その件に関しては、なるべく早いタイミングでお答えできればと思います」
■外国人同士の試合はあるか?
「もちろんあります。外国人vs外国人だけでなく、日本人vs外国人も発表していきます」
■『DREAM.14』全カードはいつ頃、決まるのか?
「ゴールデンウィークに入る前に何カードか発表し、ゴールデンウィークが明けたら全カード発表できればと考えています」
■地方興行は行わないのか?
「今のイメージでは年に一回の地方興行というイメージがありますが、大阪、名古屋、福岡、北海道、海外での開催も含め、開催していきたい気持ちはあります」
■青木選手の敗因については?
「正直、分からないです。これについては青木選手がこの後、いろいろなところで発言していくと思いますので、そこで意見を聞いていただければと思います」
■青木選手は『DREAM.14』に出るのか?
「メレンデス戦のダメージもあるので、本人とお話をしてから答えさせてください。可能性はゼロではありません」
■長南亮選手のASTRAでの敗戦についてどう思うか?
「ラッキーパンチだったと思いますが、凄く残念です。勝負なのでしょうがないところがあります」
■桜庭和志選手は『DREAM.14』に出るのか?
「先日の記者会見でもお答えしましたが、5月(『DREAM.14』)か夏頃と考えています」
■今後、ストライクフォースからどの選手がDREAMに出るのか?
「ストライクフォースの選手ならどの選手も可能性があります。ストライクフォースの選手はDREAMに興味を持っていただいております。大晦日も含めて、いろいろな選手が出てくると思います」
■今後もこのような場を設けてください。
「このような会見を今日、初めてやらせていただきましたが、今後もこういう機会を設けていきたいと考えています。またやりたいです」
【『DREAM.14』既報対戦カード】
■DREAMウェルター級ワンマッチ
桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)vsニック・ディアス(アメリカ/シーザー・グレイシー柔術)
■DREAMフェザー級ワンマッチ
高谷裕之(日本/高谷軍団)vsヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー)
■DREAMフェザー級ワンマッチ
所英男(日本/チームZST)vs西浦“ウィッキー”聡生(日本/STGY)
■DREAMフェザー級ワンマッチ
宮田和幸(日本/Brave)vs大塚隆史(日本/AACC)
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