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2011年1月1日

『FieLDS Dynamite!!~勇気のチカラ2010~』さいたまSA大会
出場ファイターの試合後のコメント PART.9

熱戦が続いた12・31『FieLDS Dynamite!!~勇気のチカラ2010~』(さいたまスーパーアリーナ)。激闘を終えたファイター達の試合後のコメントをお届けする。
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■桜井“マッハ”速人「彼よりゴールに近づく道をたどっていたと思います」

──試合の感想からお願いします。
桜井 どう思いました? 
──頑張ったと思うんですけど。
桜井 どうでした? 自分はやっていたほうなんで、一生懸命やってました。それは確かです。
──ジェイソン・ハイ選手の印象は?
桜井 もちろん強かったですよ。凄くいい選手でしたし。でも、難しかったですね。ボク的には的確にダメージを与えて、ゴールに近づく道をたどっていたと思うんですけど、彼よりは。
──ヒザを相手に入れる場面もありましたけど、効かせられましたか?
桜井 全部そうです。効かせるために攻撃しているんで。下からも上からも。ボクはどっちかっていうと、KOしたいタイプなんで。
──ハイ選手がロープ掴んだのは?
桜井 気づかないですよ、一生懸命やっていたから。一瞬ですか?
──田村選手や桜庭選手と闘うという構想をVTRの中で話されていましたけど?
桜井 いや、誰が相手だろうとオファーがあればやるのがボクらの仕事なんで。相手が誰だとか同じウェルター級の中で闘うだけですね。
──ライト級という階級もおっしゃっていましたけど。
桜井 まあ、一応、そういう願望もあったんですけど、桜庭さんがライト級にメチャクチャに下げるって言ってたんで、ボクもつられて言っちゃったんですけど、桜庭さんよりはボクのほうが可能性があると思うし、体重的にね。いま、この試合が終わったばかりなので、階級のことは考えられないですね。

■川尻達也「KOか一本で勝つことしか考えていなかったので残念です」

──見事な勝利でしたけど、現在の心境は?
川尻 いや、KOか一本で勝つことしか考えていなかったので残念ですね。自分にがっかりです。  
──闘ってみてのジョシュ・トムソン選手の印象は?
川尻 いい選手でしたね。でも、想定内というか、びっくりするような攻撃はなかったですね。 
──タイトルマッチ以来の試合ですが、足の状態は?
川尻 足はもう足関節とか取られなかったりすれば大丈夫なんで、問題ないですね。
──どういう作戦だったんですか?
川尻 スタンドでKOと、寝技ではマウントまでいけると思っていたので肩固めを狙っていたんですけど、上手くディフェンスされましたね。
──VTRではトムソン選手に勝ったらアメリカに行くと言っていましたが? 実際に時期は考えているんですか?
川尻 いや、いいオファーがあればいつでも行きますけど。
──それはストライクフォース以外でも行くということか?
川尻 いや、ストライクフォースじゃないですかね? トムソンに勝ったんでね。
──ちょうどいまトムソン選手がやってきて、海外でホームじゃないところで試合をすることを話していました。時差や環境の違いなど。それに対応するために事前に何かを準備をする計画はありますか? 例えば早めにアメリカに行くとか。
川尻 試合が決まってみて必要とあれば。ただ、そういうことに動じないファイターでいたいというか、言い訳にしたくないので、そういうの関係なくアメリカでも強い自分で行きたいですね。それがファイター。ヴァンダレイ(・シウバ)とかもブラジルから来て、日本で凄いファイトをしていたから。そういうファイターになりたいです。
──青木選手がああいうルールでああいう結果に終わったことを、試合前に観てどう感じましたか? そしていまはどう思いますか?
川尻 試合前はああいうこともあるんだなっていう。1R、ちょっとおちゃらけている感があったんで。青木くんは真剣なんでしょうけど、ああいうことをやるとそういうことになっちゃうんだなと。いまはケガが心配ですね。

■ジョシュ・トムソン「自分は自分の戦略を実行してこういう結果になった」

──試合を終えた感想をお願いします。
トムソン 戦略としては距離を取って打撃をする。そしてアウトサイドをキープしようとしたのですが、なぜか試合が始まったらそれができませんでした。ただ、クリンチの中でパンチを打つということはできたのですが、やはり川尻選手は強かったです。3Rの最後でパンチを効かせてクリンチをして決められそうなところがあったんですけど、決めることができませんでした。ですので、こういう結果になりましたけど、このなかから自分は多くのことを学んで、さらに強くなっていけると思います。
──川尻選手がバックから固めていたように見えますが、そのままの体勢でも変えられないと思って特に対応しなかったのか、それとも川尻選手の固めるテクニックが上手かったのか、どちらですか?
トムソン そういうふうには思いません。テイクダウンを取って打撃ができないこともあったと思うんですけど、彼は作戦に基づいて自分の試合をしたのだと思います。最終的にそれを自分が対応できなかったから勝てなかった。相手が合わせるべきとかそういうことではなく、自分がどうするべきなのか、どうして試合に勝つことができなかったのかということが大事ですので、川尻選手は自分の戦略をし、自分は自分の戦略を実行してこういう結果になったということです。
──日本での試合は難しいと思いますか?
トムソン 川尻選手はアメリカでもすばらしい活躍ができると思います。ただ、ケージは広いのでレスラーは苦戦するとも言われています。自分はリングのほうがレスラーにはいいと思います。今日は非常にいい試合だったと思います。ただ、今日は試合時間が夜の9時か10時だったと思うんですけど、アメリカでは朝の5時くらいですね。ですので、1週間前に日本にやってきてはいますが、そういう時差ボケのようなこともあったかもしれません。あと、試合の12時間前に会場に入るというのも初めての経験でした。それと提供された食べ物も、いつも試合前に食べるものではありませんでした。でも、そういうことを言い訳にはしたくないです。