ホーム>

ニュース


2011年1月1日

『FieLDS Dynamite!!~勇気のチカラ2010~』さいたまSA大会
出場ファイターの試合後のコメント PART.10

熱戦が続いた『FieLDS Dynamite!!〜勇気のチカラ2010〜』(さいたまスーパーアリーナ)。激闘を終えたファイター達の試合後のコメント、そして笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーの大会総括をお届けする。
動画で見る

■高谷裕之「もう最高です」

──チャンピオンになられた心境は?
高谷 いや、もう最高です。 
──ビビアーノ選手の印象は?
高谷 前回やった時より打撃も上手くなっていて、タックルも力強かったですね。やっぱり強かったです。 
──作戦は?
高谷 もうちょい打撃を当てられるっていうのもあったし、テイクダウンもやってみたかったんですけど、思ったより速かったので倒せなかったですね。
──最後はパウンドを落としていましたが、手応えは?
高谷 当たっていたけど、ちゃんときっちりと倒して勝ちたかったですね。
──お父さんも見に来られていましたが?
高谷 勝てたから良かったと思います(笑)。
──試合後に話はしましたか?
高谷 「獲ったよ」みたいな。あんまり会話するタイプじゃないんで。
──この一戦に勝った選手がフェザー級かバンタム級を選んで、その階級のチャンピオンになるということですが、高谷選手はどっちの階級を選択しますか?
高谷 今日やってみて、63だと力の出具合いも良くなかったので、65がベストだと思っています。
──3Rに相手が引き込んだ時はどう思いましたか?
高谷 相手が疲れていることもわかったので、チャンスだと思いました。
──ベルトの重みや感触は実際に持ってみていかがか?
高谷 実際に重いです。

■ビビアーノ・フェルナンデス「高谷選手を祝福したいと思います」

──残念な結果となりましたが試合を終えた感想をお願いします。
ビビアーノ 高谷選手を祝福したいと思います。おめでとうと言いたいです。今度は彼が新しいチャンピオンということですね。私は次のファイトに向けてがんばっていきたいと思っています。
──判定には納得されていますか?
ビビアーノ 正直言うと、3Rまとめて考えれば勝ったと思っています。ただ、最後に自分がミスを犯して、そこに敗因があったのではないかと。3Rはやはり負けたのではないか、そこで印象が大きく変わってしまって、審判がジャッジしたのだと思います。いずれにしても高谷選手にはおめでとうと言いたいです。
──前回の対戦と比べて、高谷選手はどういう点で進化していましたか?
ビビアーノ 特に進化は感じませんでしたが、非常に頭を使ってたという印象があります。ただ、自分では自分自身に負けたのだと理解していて、勝ったときもチャンピオンとして勝ったと思っていますし、負けたときもチャンピオンとして負けたと思っています。
──3Rにミスがあったのは引き込みでしょうか? だとしたら、なぜあそこで引き込みに行ったのでしょうか?
ビビアーノ なんと説明していいかわからないですけど、柔術の本能が私をそうさせたんだと思います。後からミスをしたという自覚なんですけど、こういうことが格闘家の人生のなかであることなんだと思います。私はMMAで9試合しかやってませんし、歳もまだ若いですし、そういうなかでチャンピオンにもなれました。今日もまた学習できたということで、また新しい闘いに進めていきたいと思っています。最後に一言、皆さんにハッピーニューイヤーと伝えたいです。そして私は次の試合に向けて考えていますので、また来年皆さんにお会いしたいと思います。

■笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーの総括

笹原 あけましておめでとうごうざいます。総括をさせていただきます。見どころある試合はたくさんあったと思います。10年目の大晦日格闘技ということで、10年間を締め括るような、そしてこの先の10年に向かうような大会をやってみたんですが、改めて格闘技は難しいな、と。こちらの思ったようにも進まないですし、もっと努力しなきゃいけないこともありましたし、反省点が多かった大会だなと思います。ただ、リングに上がってくれた皆さん、格闘技が元気のない状況の中で、俺が変えてやるんだという思いを持って闘ってくれたと思います。それは勝った選手も負けた選手も。それを僕らが大きな力にして、結果として変えていかなきゃいけないと思います。お客さんにも来ていただいて、数字も獲って、スポンサーさんにも付いていただいてって、ファイターの方達がリング上に集中できる環境を作らなきゃいけないと感じました。 
──戦死喪失して欠場したサップ選手にはどういった対応をするのでしょうか?
笹原 直前になって、やりたくないと。ドタキャンなんですけど、今回、15試合やるんで30人出るはずだったんですけど、漏れている選手、出たくても出られない選手がいるんですよ。そういう選手にしてみれば、あってはならないこと。サップ選手と話をしていないので、わからないですけど、言い分があるのかもしれないんですが、直前にドタキャンすることはいただけないことなので、マネージャーさんを通じてか直接かはわからないですけど、一回話をしたいと思います。
──なぜこうなったのでしょうか?
笹原 ちょっと細かい経緯が理解出来ていないんですけど、昨日も会見に出て、メディカルチェックも終わって、出る準備は出来ていたんですよ。でも、ホテルを出る前に行きたくないとなったみたいで。マネージャーさんが説得して会場まで来たんですけど、控え室に入ったら、試合したくないという話になって、閉じこもってやりたくないって話になったと聞いています。説得したんですけど、本人がやらないってことでキャンセルしたということです。
──その後は誰も接触することなくホテルに戻ったのでしょうか?
笹原 ボクは理解してないですけど、多分ホテルに戻ってるんだと思います。
──桜庭選手の耳の状態は?
笹原 病院に行っています。治療しているんですが、明日また経緯をお話しします。イベント的な流れを考えると、桜庭選手があそこで一発やってくれるかなと思って観ていたんですけど、本人もあの階級で思った以上に体が動けていたなと思ったんですけど、発揮する前にアクシデントでああなってしまったという感じですね。
──アメリカの放送を観ていた人によると、HDネットの放送でクルーが言っていたらしいのですが、ぎりぎりになってサップが契約交渉をしたがったと。契約交渉ができなかったから出なかったということを言っていたらしいのですが?
笹原 ちょっとわからないですね。それはサップ選手の主張だと思うんですけど。ちょっとこの後確認して、また明日説明したいと思います。ドタキャンしたサップ選手が悪いと言いましたけど、そこを含めて我々主催者の責任だと思っているので、明日きちんと説明したいと思います。
──アリスター選手のタイトルは暫定のタイトルでしょうか?
笹原 暫定ですね。
──なぜ暫定なのでしょうか?
笹原 ダフィー選手は直前だったので彼にはワンマッチでオファーしていて、ワンマッチは5分3R。タイトルマッチは10分・5分・5分なんですね。それをやるには、条件が違うので、できないと。本来ならワンマッチでもいいんですけど、我々は逆にダフィー選手に期待していましたし、アリスター選手もタイトルを欲しがっていたので、暫定でどうかと両者に話したところ、納得いただいて、組んだということです。
──次のアリスター選手の試合はどう組むのでしょうか?
笹原 次はずばりタイトルマッチをやりたいですね。
──DREAM王者としての青木の試合内容については? 1Rの立ち技ルールでロープを掴んだりドロップキックをやったりしていましたが?
笹原 そうですね。ロープを掴むということ自体は反則ですよね。ドロップキックは反則じゃないという認識ですので、ルールの中でやることに関してはそういう戦術でやるのであれば、全然ありだと思いますけど。