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ウィッキーはこの日の第8試合に登場。SB日本スーパーフェザー級1位の鈴木博昭とSBエキスパートクラス特別ルール、65キロ契約で対戦した。1R、ローから切り崩しに掛かる鈴木に対し、ウィッキーはいつものように豪快な左右のフック、アッパーを繰り出していくが、これは鈴木のガードの上。2Rも鈴木のローをくらい出鼻をくじかれると、ストレートで前に出たところに鈴木の左フックをもらいダウンを喫する。3Rになると鈴木の左ミドル、前蹴り、かかと落としといった多彩な蹴り技の前にウィッキーの攻撃は封じられ試合終了。3-0の判定負けを喫してしまった。

そしてセミファイナルに登場したリオンは、SB東洋太平洋ウェルター級王者の宍戸大樹とSBエキスパートクラス特別ルール、67キロ契約で激突した。1R、前へ出てプレッシャーを掛けていくリオンに対し、宍戸は左のロー、ミドル。リオンも右ローを返し、組み付いてから投げを狙うもシュートポイント獲得には至らず。2Rになると今度は宍戸が前へ出て左ミドルを連打。リオンも右ストレートを返し、さらにローで宍戸を転倒させる。そして、五分の展開のまま迎えた3R。リオンは右ストレートをヒットさせ前に出ると、ロープ際でパンチを連打する。宍戸は左ストレートを返すも、リオンは組み付き宍戸の頭を脇に抱えると豪快な首投げを決めシュートポイントを獲得。これが決め手となり、リオンが2-0の判定勝ちを収めた。勝ったリオンは、「宍戸選手、めちゃくちゃ強かったです。ありがとうございました」と宍戸を称えると、「格闘技界は今、あまり元気がないので、自分が格闘技界を盛り上げていきたいと思います。大晦日も応援してください」とマイクアピールした。

試合後、リオンは「厳しい試合になると思ったんですけど、やっぱり厳しい試合になりましたね。体の強さというか、総合の選手と打撃系の選手の筋力差が出たと思います。テクニックは向こうのほうが上ですから、それはやる前から分かっていて、勝負するならそのフィジカルの部分だと思っていたので、その差でなんとか勝てました。スピートとテクニックは負けますけど、パワーとパンチ力で相殺できるかなと思っていたので、予想通りです。疲れました」と安堵の表情。そして、「大晦日ですか？　もちろん出るつもりです。今年はこれで4連勝ですから、大きなアピールになったと思います。DREAMフェザー級の試合で僕が出なかったら、みんな『えっ!?』って思っちゃうんじゃないですか。相手ですか？　できれば高谷選手か川尻選手がいいですけど、お客さんが見たい相手なら誰でもいいです」と語り、12月31日（土）に開催されるFieLDS presents FIGHT FOR JAPAN『元気ですか!! 大晦日!! 2011』（さいたまスーパーアリーナ）参戦をアピールした。

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