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2012年1月1日

『元気ですか!! 大晦日!! 2011』さいたまSA大会
出場ファイターの試合後のコメント PART.9

熱戦が続いたFieLDS presents FIGHT FOR JAPAN『元気ですか!! 大晦日!! 2011』(さいたまスーパーアリーナ)。激闘を終えたファイター達の試合後のコメントをお届けする。
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■リオン武「思っていた以上にプレッシャーが強かったです」

──試合の感想を教えてください。
リオン 高谷選手、強かったです。プレッシャーが強いのはわかっていたんですけど、思っていた以上に強かったです。
──勝敗を分けたのは、その高谷選手のプレッシャーですか?
リオン プレッシャーが強い中でもカウンターでジャブを当てていこうと思っていたんですけど、当たりませんでした。それが敗因ですかね。
──ダメージはありますか?
リオン 4ラウンドに前蹴りがみぞおちに入って倒れそうになったんですけど、なんとか堪えました。あれが一番効きました。パンチはけっこう大丈夫でした。
──ローキックは大丈夫でしたか?
リオン 試合中は大丈夫でした。今すごく痛いです(苦笑)。
──今後の目標は?
リオン 今年は駆け抜けてきて、そのままベルト取りたかったんですけど、まだ足りなかったみたいです。今後のことはまだ決まってないんですけど、ひとつ一つ頑張っていきたいです。

■青木真也「虚しさもあるし、残念な気持ちもあります」

──試合を振り返ってみていかがでしたか?
青木 う~ん、どうですかね。最後までいききれなかった部分はありますけど、自分がレベルアップしたのは感じ取れましたし、コーチであるナムサックノーイのおかげかなと思いますね。Evolveの一員とナムサックノーイに感謝したいですね。
──ヒザ蹴りであったり打撃が結構出ていましたが、そこのレベルアップが試合を通して感じ取れましたか?
青木 そうですね。ストライキングのレベルアップは感じ取れましたし、MMAファイターとしてよりコンプリートファイターになっているなという実感はありますね。
──新年を迎えて2012年の抱負は?
青木 正直、北岡戦というのはすごく日本でも何かと異議を唱えるいいカードだと思うんですけど、虚しさもあるし、残念な気持ちもありますね。
──中井先生からは、先ほどの言葉にあった成長というところで何かお言葉はありましたか?
青木 中井さんからは「いいゲームだった。よくやりぬいた」と言ってくれましたね。「チームに感謝しろ」とも言ってくれましたし、また一つひとつ仕事を頑張っていこうかってことですね。
──長島☆自演乙☆雄一郎選手が2012年から70キロでMMAファイターとしてやっていきたいという発言をされていたんですが、それについて思うことは?
青木 なんか僕に他意があるのですか? その質問は。MMAをやったことがない人がそんなことを言っても。いきなり彼が僕とやる権利はないと思うので。

■北岡悟「まだまだ勝負は続いていくっす」

──試合を振り返ってみていかがでしたか?
北岡 そうですね……まあ、やられましたよね。勝ち負けを競っているものなので、いまは終わった安堵感があるんですけど、後でどんどん悔しくなってくるんだろうなと思います。
──戦前から青木選手に対する想いというのはあったと思うんですけど、闘う前と試合を終えての気持ちの部分で何か変化はありましたか?
北岡 いや、いろんな想いっていうのは、みんなが思っているほど、みんなすごい仰々しく言ってくれたんですけど、単純に強い選手と闘うということでの覚悟の話だったんですけど、それをみんな曲解していたと思うんですよね。僕は本当に彼の強さを知っているから、僕にとってはビッグチャレンジだったんですよね。だから、誤解されていたんですよね。僕はそういうつもりで記者会見をやったわけじゃないんですけど。これは俺にとって大変な試合なんだよっていうのを、みんな感情的な部分の話をし始めちゃったから。そうなっちゃうのはわかるんですけど、僕はそういうつもりでやったわけじゃないんですけどね。でも、それは受け取り方だから仕方がないかなとは思うんですけど。彼は日本のこのジャンルで、他にも岡見くんや日沖くんなどいい選手はいるんですけど、やっぱり僕の中では彼がこの競技でナンバーワンだと思うので、その選手と闘うということは大きなことでしたからね。たまたま、それが彼は近い存在だったから、その部分を掘り下げて知っていて、思い入れが強くなったというのはあるんですけど、そのせいで何かどうっていうのは本当にないですからね。そんなんでやってないですから。単純に強い選手と闘って、チャレンジであって、それに負けたと、そういうことなんですよね。
──試合前の花道で青木選手が握手をしようと手を差し伸べていたと思うんですけど、そのときはどう感じましたか? 握手はされなかったと思うんですけど。
北岡 あれは握手に応じると彼のペースだなと思ったからしなかっただけです。川尻さんと青木がやったときに、オープニングセレモニーで川尻さんが応じていたのを覚えているので、応じないほうがいいかなと思っただけです。まあ、彼も人間だっていうのはすごくわかっていますから。
──5ラウンドで極められることはありませんでしたけど、ご自身の中で考えていたことはどれくらいできましたか?
北岡 コンディションニングという意味では、新しい取り組みができて、過去最高ぐらいに、シェイプという意味で向上してきているというのを自分自身で感じているので、そこの手ごたえはあります。それを今後どう活かしていくのかというのはありますし。それは捨てたもんじゃないと思っています。これで終わりじゃないっていう思いはあります。まあ、それも戦前から思っていたことですけどね。煽りで言っていたんですけど、終着駅だと思ってましたが、今は違いますから。パンクラスを辞めるときは「これが終着駅かな」と思ったんですけど。その後にフリーとして社会的なことをいろいろ経験して、地震もあったし、アメリカにも行ったし、いろんな経験をしたからこれで終わるつもりはないです。2011年の大晦日に北岡悟は青木真也に負けたけど、まだまだ勝負は続いていくっす。大きな意味での。諦めないですよ。
──どういう戦略で挑もうと思われましたか?
北岡 殴ろうと思っていましたね。あとはグラウンドの際でいろいろ殴ったり、蹴ったりしようという感じでしたけど。まあ、相手もよくわかっていましたよね。僕なりに作ってきた打撃の技術というイメージで考えていましたし、途中からよりテイクダウンの、2ラウンドからこっちのほうが手堅くいけるっていうことで相手もきたでしょうし。ヒザとミドルも一回ずついいのを喰らいましたし。DREAMの判定だと全体で見るからあれですけど、各ラウンドを付ければ50-45だったと思いますし。
──セコンドの声は聞こえていましたか?
北岡 はい、聞こえていましたよ。ありがたかったですね。彼は「仕事」という表現をすごく使っていましたけど、そこに関してはいろいろ考えましたね。僕は彼が言うように、彼より甘いかもしれないですけど、でもそれが自分の良さかなとも思うので。自分はそんなに変えられないし。もしかしたら、進化なのか偏見なのか変わっていくかもしれないですけど。いまの自分はそんなに嫌いじゃないなっていう感じがしますし。変化しなければいけない部分は変化しなければいけなくて。成長もしたいし。これはこれで味かなとも思っていますし、それに甘えず頑張っていこうと思っています。ポジティブな話になった(笑)。まだまだ頑張るので、これからもよろしくお願いします。ありがとうございました。